このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらし
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 施設あんない
  • 市政を身近に
サイトメニューここまで

本文ここから

知(し)って得(とく)する自然(しぜん)のはなし 第5回

更新日:2008年10月14日

西洋(せいよう)のミツバチ・日本のミツバチ

 ハチの世界(せかい)にも日本に帰化(きか)し定着(ていちゃく)したものがいくつかありますが、明治維新(めいじいしん)の頃(ころ)まで養蜂(ようほう)の中心になって飼育(しいく)されていたニホンミツバチは、明治政府(せいふ)が1877年、アメリカから導入(どうにゅう)し、大型(おおがた)で蜜(みつ)を集(あつ)める能力(のうりょく)などがニホンミツバチより高いヨウシュミツバチにその座(ざ)を奪(うば)われ、現在(げんざい)では野生化(やせいか)したものがたまに見られる程度(ていど)になってしまっています。

 ミツバチ類(るい)の最大(さいだい)の天敵(てんてき)は、世界最大級(せかいさいだいきゅう)のオオスズメバチとキイロスズメバチで、巣箱(すばこ)を襲撃(しゅうげき)して、親(おや)バチを全滅(ぜんめつ)させた後(あと)、幼虫(ようちゅう)を巣に運(はこ)んで自分(じぶん)たちの食料(しょくりょう)にします。この天敵への対処法(たいしょほう)が、ヨウシュミツバチとニホンミツバチではまるで違(ちが)います。
 
 ヨウシュミツバチは、原産地(げんさんち)での天敵が日本のそれより小型(こがた)のスズメバチなので、侵入者(しんにゅうしゃ)に一匹(いっぴき)ずつ戦(たたか)いをいどんでいく性質(せいしつ)を持(も)っています。このため、日本でも原産地と同様(どうよう)に一匹ずつ戦いをいどみ、最後(さいご)には全滅させられてしまいます。
 これに対(たい)し、ニホンミツバチは集団(しゅうだん)で戦います。直径(ちょっけい) 5センチメートルくらいの蜂球(ほうきゅう)といわれるボール状(じょう)にスズメバチを隙間(すきま)なく囲(かこ)んで、自分自身(じぶんじしん)の体(からだ)を摂氏(せっし)46度前後(ぜんご)まで発熱(はつねつ)させ、その熱によって殺(ころ)してしまうのです。

 このように、ニホンミツバチは天敵への対処法があったため、ヨウシュミツバチに養蜂業(ようほうぎょう)の中心から追(お)われても、スズメバチの生活環境(せいかつかんきょう)でもある日本の山野(さんや)で野生化(やせいか)が可能(かのう)でした。
 しかし、ヨウシュミツバチは天敵への対処法が無(な)いため、日本では人の手によって守(まも)られ飼育(しいく)という生活形態(けいたい)しかとることができません。
 このため、ヨウシュミツバチが野生化したとしても、生活できる環境は天敵であるスズメバチのいない、都市(とし)環境の一部(いちぶ)に限定(げんてい)されてしまうことになります。
 
 自然(しぜん)の中で、自分より数倍(すうばい)大きなスズメバチたちと戦いながら、力強(ちからづよ)く生きていくニホンミツバチ。天敵への対処法が無いため、人の生活と密接(みっせつ)な関係(かんけい)を持ちながら生きていくヨウシュミツバチ。この先(さき)、どちらが勝者(しょうしゃ)となるのでしょうか。

【参考文献:小西正泰著『虫の博物誌』】

お問い合わせ

所沢市 経営企画部 広報課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟3階
電話:04-2998-9024
FAX:04-2994-0706

a9024@city.tokorozawa.lg.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

知って得する自然のはなし

情報が見つからないときは

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。

所沢市役所

〒359-8501 埼玉県所沢市並木一丁目1番地の1 電話:04-2998-1111(代表)市役所へのアクセス各課の連絡先と業務

開庁時間

月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分(祝休日・年末年始〔12月29日から1月3日〕を除く)開庁時間以外の窓口

Copyright © Tokorozawa City,All Rights Reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る