ダニ媒介感染症にかかる注意について

更新日:2023年5月23日

ダニ媒介感染症とは?

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによっておこる感染症です。
人が野外作業やレジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

主なダニ媒介感染症は?

マダニに咬まれないように注意しましょう

特にダニの活動が盛んな春から秋にかけては咬まれる危険性が高まりますので、屋外活動の際には次の点に注意しましょう。

  1. 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を少なくする。(長袖や手袋、首にタオルを巻く、など)
  2. 服は、明るい色のものがお勧めです。
  3. 肌が露出している部分には、防虫スプレーを噴射する。
  4. 屋外活動終了後にはすぐ入浴し、マダニに咬まれていないか確認する。(特に、わきの下、足の付け根、手首、頭部(髪の毛の中)など)

マダニに咬まれたら

マダニは人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気付かない場合も多いと言われています。


 吸血中のマダニに気が付いた際、体部をつまんで引っ張ると口器がちぎれて皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがありますので、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらってください。


 すべてのマダニが病原体を保有しているわけではありませんが、咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱、食欲低下、嘔吐、下痢等の症状が認められた場合は医療機関(内科等)で診察を受けてください。


受診の際は、マダニにいつどこで咬まれたか、またはその可能性(山に行った等)を医師に伝えてください。

動物からの感染を予防しましょう

動物と接触する際は次の点に注意しましょう。

  • 動物を飼育している場合
  1. 過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝ることなど)は控えてください。
  2. 動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。
  3. 動物のマダニは適切に駆除しましょう。動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診してください。

なお、飼育ネコ・イヌを介した感染はまれであり、特に屋内飼育ネコについては、リスクがないとされています。

  • 野生動物との接触について

野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。
体調不良を感じた際には、医療機関を受診し、動物との接触歴についても伝えるようにしてください。

関連リンク

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健医療課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 低層棟1階
電話:04-2998-9385
FAX:04-2998-9061

a9385@city.tokorozawa.lg.jp

本文ここまで