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平成28年所沢市議会第1回定例会施政方針・提案説明要旨(平成28年2月24日)

更新日:2016年2月24日

はじめに

 本日ここに、平成28年所沢市議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参集賜り、新年度予算をはじめ市政における重要案件につきましてご審議いただきますことに、厚く御礼申し上げます。
 「動け!所沢 紡ごう!絆」を合言葉に、東日本大震災の経験を原点とし、未来の子どもたちにどんな社会を伝え、残していくのか、常に意識しながら、市政に携わって4年が経ちました。
そして、昨年の市長選挙において、多くの皆様の応援、激励をいただき、再び市長の職につかせていただくことができました。
 今回、2期目、初年度の予算編成にあたりまして、これまで以上に、身の引き締まる思いで臨んだところでございます。
 それでは、第1回定例会の開会にあたり、平成28年度当初予算をはじめ諸議案のご審議をお願いするに先立ち、私の市政運営に関します基本的な考え方と、予算並びに条例その他の議案につきまして、その概要を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。
(昨年の振り返り)
 まず、昨年を振り返りますと、強く印象に残った出来事として、ラグビーワールドカップで日本代表チームが強豪・南アフリカを破るという快挙がありました。2019年日本でのワールドカップ開催に大きな弾みとなる、夢と希望を与えてくれた歴史的勝利でした。
 また、大村教授がノーベル医学・生理学賞を、梶田教授が物理学賞を受賞され、前年に引き続き日本人が2人もノーベル賞を受賞しました。
 これらはスポーツ・学問、文武の双方で、日本の底力を世界にアピールした出来事であったと思います。
 さて、本市での出来事を振り返りますと、まさに選挙の年でありました。4月12日の埼玉県議会議員一般選挙を皮切りに、所沢市議会議員一般選挙では、議員定数削減後の初めての選挙がありました。そして8月に埼玉県知事選挙、10月に所沢市長選挙を私たち所沢市民は迎えてきたのでありました。
 大きな動きとしては、まず、COOL JAPAN FOREST構想が提起されたことが挙げられましょう。株式会社KADOKAWAによる旧所沢浄化センター跡地への文化コンプレックスを核とした、一つの街づくりにも匹敵する壮大な構想を、市と同社が共同で進めるもの。みどり溢れる所沢にクールジャパンの先端走る文化の力で人を呼び、市域を超えてマチがつながり、人がつながる、夢にあふれた構想です。
 一方、所沢の玄関口である駅周辺も、変わろうとしております。
 所沢駅西口地区では、土地区画整理事業の事業計画決定と再開発事業の都市計画決定を行い、また、日東地区では市街地再開発の組合設立認可・事業計画認可が為された年でありました。
 また、街づくりのルールを定めた街づくり協定も市と所沢ネオポリス街づくり協定協議会との間で締結いたしましたし、土地活用としては、新たな産業用地の創出に向けた取組も始めた年でありました。
 まちの賑わいにも力を入れました。ところざわプレミアム付商品券の発行を支援し、950以上の商店にもご参加いただき、市内消費の拡大と地域経済の活性化を図らせてもいただきました。
 観光コンシェルジュが街をガイドすることや、親子で里芋の作付・収穫、いちご摘みなどを体験する所沢農産物PR事業も好評でした。こうやって“所沢ファン”を増やすことで、現在進行中の宿泊施設の立地可能性調査の結果に寄与などすれば幸いです。
 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会へ向け、職員の中でプロジェクトチームを結成し、選手の応援や競技種目の体験会等も実施しました。直近のリオデジャネイロ大会にもゴールボールやウィルチェアラグビーと所沢在住の選手たちが活躍してくれる予感です。
 また、教育においては、公約の筆頭に掲げた、新たな3学期制がついに実施されましたし、トイレの洋式化とバリアフリー化の工事にも着手することができました。
ティームティーチングの助手としてではなく独立して授業を行う、学力向上支援講師も市として初めて採用いたしましたし、小学校には引き続き学校司書の増員もいたしたところでございます。
 また、「所沢市いじめ問題対策委員会」を条例設置し、組織としての体制をきちんと整理いたしましたし、教育問題に詳しい弁護士からアドバイスを受け、様々な問題の解決につなげる事業も開始させていただきました。
 そのほか、事務負担の軽減のため、小・中学校の教育ネットワークコンピュータに校務支援システムを導入、試行運用し、平成28年4月から全校で活用してまいります。
 このような取組は、すべて先生方が子どもたちと一緒にいられる時間を増やし、先生と子どもたちがじっくり向き合う環境を作りたい、との願いからの施策でした。
 環境の分野では「マチごとエコタウン所沢構想」策定から2年、様々な取組に励みました。
屋根貸しによる太陽光発電設備の導入を引き続き進め、市内27の小・中学校に設置しました。
 また、マチごとエコタウン推進基金を活用した『実践!創エネ・省エネ』スマートエネルギー推進補助事業では、補助対象を企業や団体に広げましたし、道路照明灯8,602基を一括でLED化する県内最大規模の事業も手がけたところでございます。
 なお、これら事業が思い切りできるのも、浄化センター跡地の売却益33億円を基金に積んだわけですが、その存在が大きかったと思っています。
 一方、埼玉県とも連携して取組を進めました。すなわち、埼玉エコタウンプロジェクトの重点地区に松が丘地区を指定してもらい、地区内の公園8か所35灯のLEDにすることができたのであります。
 また、4月にはマチエコ大使を新たに委嘱し、各種イベント等で『マチエコ』の普及をしていただいております。
 また、『実践!省エネ』エコファミリー大賞の活動も、約2,000人もの市民にご参加いただきました。
 そのほか、有機系太陽電池技術研究組合(RATO)と協定を締結するなど、新たな試みにも取組をさせていただいております。
 みどりの保全に関する取組も積極的に行ってまいりました。
 北野南二丁目、菩提樹池周辺のみどりに引き続き三ケ島二丁目に残るまとまったみどりを里山保全地域に指定するとともに、北中ふるさとの緑の景観地の一部を公有地化いたしました。 歴代市長の目標「個人市民税の1%」を優に越え、平成27年度も個人市民税の1.4%を充当して公有地化してまいりました
 また、森林伐採を伴いがちな墓地の開発に一定の歯止めをかけるため、「所沢市墓地等の経営の許可等に関する条例」の一部を改正もいたしました。これは、総量規制に踏み込んだもので、全国的にも先進的な取組であります。
 さらに、「一般廃棄物処理基本計画」を改訂し、ごみの減量・資源化を進めるとともに、東部クリーンセンターにつきましては、長期包括管理運営委託の導入等を決定させていただきました。これにより運営費用を縮減してまいります。
 福祉の分野につきましては、成年後見制度のさらなる周知とともに、後見人育成の取組を実施しました。
 また、地域包括ケアシステムの一翼を担う地域包括支援センターでは、人員配置を強化し、充実を図りました。さらに、障害のある方が、地域で自立した生活を送るために、適性に応じた就労に向けた支援や、就職後の定着支援を引き続き実施いたしました。
 そして、満を持しての取組、精神障害者アウトリーチ支援事業を平成27年10月に始めることができました。これは、住み慣れた地域で生活していくことが困難な、精神に重い障害のある方に、医療・保健・福祉のスタッフが包括的に関わり、医療面、生活面を支援するというもので、市町村単独としては全国初の試みでした。
 松原学園では、子どもの育ちや発達についての相談会や支援者に向けたスキルアップ事業として有識者を招いた講座を開催することにより、地域で暮らす障害のある子どもとその家族への支援の充実を図りました。
 子育てに関しては、市立富岡保育園が、木のぬくもりや地中熱を利用した換気設備など、自然を生かした施設として4月に生まれ変わります。これも自然エネルギーを存分に利用した挑戦的な試みでした。
 また、「所沢市子ども子育て支援事業計画」に基づき、新たに認可保育園2園で200人分の受け入れ増を図り、待機児童の減少に努めたところでございます。
そして何より、「育児休業を取得する人が安心して子育てできる制度」を実施させていただきました。導入にあたっては「二人の子を同時にみるには不安が…」などの声もいただきました。元の園からお声がけを絶やさず、しっかり親子を励まし、支えて、「この施策でよかった」と言っていただけるよう、市として努めてまいります。
 また、子どもたちの放課後対策も進めました。放課後児童健全育成事業の利用料を一万円に統一させていただきましたし、学校・地域が協力し、“児童クラブ”と“ほうかごところ”を一体運営する事業を中富小学校で実現させてもいただきました。
保健・医療の分野については、救急医療を担う社会医療法人 至仁会 圏央所沢病院に対して、「公的病院等運営費補助事業」を新たに開始したほか、小児の救急医療では、所沢地区(所沢市、狭山市、入間市)内の病院の協力を得て、すべての曜日で小児の第2次救急医療が受けられるよう体制整備もしたところです。
 また、所沢市歯科医師会の協力を得て、心身障害者の歯科診療を、これまでの木曜日に加え日曜日にも4月から実施することといたしました。
また、市民医療センターでは、改革プランの運用により、公的医療機関としての役割を果たすべく、経営状況の改善を図りました。
 また、自治の分野におきましては、「地域づくり協議会」の設立へ向け支援を行い、平成27年度は2つの協議会が設立されましたし、「所沢市地域がつながる元気な自治会等応援条例」の施行を機に、市職員が積極的に地域の行事に参加する「自治会・町内会応援団」も結成し、自治会の皆様から歓迎の言葉をいただいているところです。
農業分野では、引き続き「農地サポート事業」を行い、平成27年度は5件約1haの農地を耕作地として復活させました。
安心・安全への取組では、大鐘橋(上山口)を始め4か所の橋りょうの予防保全修繕を行い延命化を図りましたし、南小学校には、100トンの耐震性貯水槽を設置し、市内東西南北、中央の5か所の整備をこれで完了いたしました。
 もちろん、上下水道においては、施設の耐震化・老朽化対策を計画的に行い、災害に強いライフラインの構築を進めました。
 また、“基地全面返還は市民の願い”。悲願に向けた取組の中で、30年振りに一部返還の目処がつき、東西連絡道路の詳細設計を進めているところでもございます。
 このように昨年も所沢市として様々な事業に果敢に挑んだ、そんな1年であったように思われます。

市政運営と予算編成の基本的な考え方

 さて、それでは、平成28年度における、私の「市政運営の基本的な考え方」につきまして、述べさせていただきます。
 私が市長を志した、その原点は東日本大震災と原発事故でありました。その教訓を忘れることなく、震災を経験した私達大人の使命は『継承』-伝えること-にこそあるのだ、と覚悟して、今が良ければそれで良い、ではなく、未来の子どもたちに何を残し伝えるのか、そのために今何をすべきなのか、を意識して4年間市政に取り組んでまいりました。
 継承すべきは、人と人が絆で支え合い、一人ひとりが人間力を発揮する社会、そして、人は自然の一部にすぎないのだと弁え、人と自然が共生する社会であります。
 そんな社会を創りあげるために、『思うより、批評するより、自ら動く実践者になろう!!』の信念で、これからも取り組んでまいります。
 なお、この4年間それぞれの立場の人がそれぞれの力を発揮してきたことで、例えていえば「大きな岩がゴロリと動き始めた」そんな感じがしております。
 だから本年も、市民の皆様、議員各位、2,100有余の市職員と心と力をあい合わせ、良い意見はどんどん取り入れチャレンジし、市民の新たな幸せ実現のため力を尽くしてまいります。
 なお、具体的な政策につきましては、「教育・子ども」「環境」「福祉・自治」「文化・ブランド」「行政」の各分野に対する「5つの思い」に、今回新たに「+(プラス)1 健幸長寿」を加えたものを市政運営の柱とし、着実に取り組んでまいります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、「予算編成の基本的な考え方」についてであります。
 日本経済は、緩やかな回復基調が続いており、雇用情勢や企業収益も改善していると言われております。こうした状況を受け、国では、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を実現していくことを目指し、一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策や地方創生の本格展開を含めた補正予算など、各種の政策を打ち出しているところであります。
 市の状況をみてみますと、歳入の根幹である市税収入につきましては、税制度の改正など減る要因もあるものの、景気の回復に伴って若干の伸びが見込まれます。しかしながら、歳出面におきましては、社会保障費の継続的な伸びに加え、古くなった公共施設の改修・修繕に要する費用も年々増加しており、依然厳しい状況です。
 だからといって漫然とすごしていてはなりません。教育も環境も福祉も、しっかり維持充実し続けていくためのしかけ、つまり投資的な事業も、新年度は始めさせていただきましたし、福祉分野のさらなる充実にも、新たな一歩を踏み出させていただきました。
 ゆえに、歳出としては、過去最大の989億5,000万円、昨年度に比べ62億円の拡大となりましたが、一つひとつの事業については、自ら掲げた公約も例外とせず、将来のために「今」やらねばならぬものは何か、そこに絞って、苦渋の選択の中で予算編成をいたしました。歳入としては、投資的事業の多い中、市債発行76億円、昨年度に比べ27億円の増額をして、これに対処させていただいたのであります。
 以上、平成28年度当初予算は、一つひとつの事業は厳しく見直し、取捨選択をしながらも、私の6つの公約や第5次総合計画基本構想に掲げた将来都市像「所沢発 みどりと笑顔にあふれる自立都市」を持続可能とするための投資的積極予算、名付けて「人にも街にもあつい『ハート&ハード』未来に向けた積極予算」とさせていただきました。

平成28年度予算の概要

 それでは平成28年度予算の概要を申し上げます。
 一般会計では今申し上げましたとおり、総額989億5,000万円となり、前年度比約62億円、6.7%の増、また、特別会計・事業会計を加えた全会計の合計は、1,852億1,152万5千円となり、前年度比約58億円、3.2%の増となりました。
 つぎに、議案第12号から第21号までの総予算につきまして、はじめに「所沢発 みどりと笑顔にあふれる自立都市」の実現を目指す「5つの思い+(プラス)1」に沿って主な施策をご説明申し上げ、続けて、所沢の成長に向けた施策についてご説明いたします。

1 「教育・子ども」 日本一、子どもを大切にするマチ 所沢

 「5つの思い」の1番目は、「教育・子ども 日本一、子どもを大切にするマチ 所沢」であります。
 「子どもを大切にする」とは、子どもの発達に応じてしっかり抱きしめ、見守り、独り立ちする力をつけてやること。伝えるべきことを逃げないで大人として伝えていくこと、ではないかと感じております。
(教育力の質向上)
 まず、子どもに対する教育の中心機関、学校教育につきましては、「学び創造プラン」学力向上推進事業に取り組み、「学力向上に向けた3つの目標」を踏まえた取組を推進し、地域総がかりで児童生徒の学ぶ力の向上を図ります。授業研究もこれを進め、教職員の資質向上、小・中学校の連携を進めてまいります。家庭においては、社会教育の分野と連携した取組の充実、テレビやパソコン等をつけない「ノーメディア・チャレンジ」等による生活習慣の見直しをもうひと工夫したり、家庭における読書活動「家読(うちどく)」の推奨を引き続き行ってまいります。地域においては、あいさつ運動の実施、児童生徒の地域行事への参加促進を図ります。
教育現場への人的支援といたしましては、原則として教員資格を有する人材を小・中学校に学習支援員として配置するなど可能な限りの充実を図りました。
 また、平成27年度より開始した学力向上支援講師を増員し、授業の範を示していただいたり、また、教員が子どもたちと向き合う時間を少しでも確保してまいります。
 学校図書館の管理・運営につきましては、より一層の充実を図るため、図書館担当教員補助として、学校司書を増員してまいります。
 さらに、市立幼稚園や小・中学校が創意工夫を凝らし、地域の特性を生かすための特色ある学校づくり支援事業を続けるとともに、学校応援団や各種ボランティアの活用も推進してまいります。
(教育環境の充実)
 安心・安全な教育環境の充実につきましては、所沢市学校施設耐震化推進計画に基づき、平成25年度をもってすべての小・中学校の構造部材(柱や梁など)の耐震工事が完了しましたことから、引き続き非構造部材(体育館の天井・バスケットゴールなど)の耐震工事や学校トイレの洋式化、バリアフリーの工事と設計を進めます。
 また、継続的に安心・安全な学校給食を提供するため、衛生管理の徹底、給食施設の計画的な整備や改修を行うとともに、引き続き「親子料理教室」や「食育フォーラム」等を開催し、給食を通した食育につきましても推進してまいります。
 また、住民投票の結果を真摯に受け止め、狭山ケ丘中学校の復温・除湿工事を平成28年度から2か年で行い、北中小学校は平成29年度から設計に着手してまいります。
 地域での子ども・子育て支援の充実につきましては、急速な少子化の進行、都市化の進展や核家族化の進行、子育てと就労の両立の必要性などによって、子ども・子育ての環境が大きく変わりつつあります。そうした環境の変化に対応するため、子ども・子育て支援事業計画に基づき、ところっこ子育てサポート事業や地域子育て支援事業など、一人ひとりの子どもが健やかに成長することができるための事業を着実に展開してまいります。
 保育環境の充実につきましては、市長就任から13園の保育園の新設と2園の定員増を行うことにより、合わせて840人の定員の増を行ったところであり、一時保育や病児・病後児保育、延長保育につきましても、県内トップクラスの受け入れ数を確保するなどの拡充を図ってまいりました。
 平成28年度につきましても、一時保育と延長保育は2園、病児保育は病後児保育実施園から転換する1園が新たに事業を開始し、その受入数の拡大を図るなど、引き続き充実を図ります。
 市立保育園における給食調理業務につきましては、安定的に安心で安全な給食を提供し、かつ、保育の一環である食育の推進を図るため、新所沢保育園と小手指保育園で民間に委託します。
 その際、保護者や園児への栄養相談や食育活動を拡充してまいります。そうやって、総体として、市立保育園の保育の質の向上を図ります。
 また、狭隘化が著しい児童クラブへの対策は懸案事項の一つであり、学校教育との調整を待つところでありますが、平成28年度におきましては、主に和田小学校・牛沼小学校・東所沢小学校区を対象とした民設民営児童クラブを1か所開設いたします。
 子どもの健やかな成長には、家庭教育も大切です。子育て世代の親の教育力の向上と、生涯学習の視点に立った親の学びを提供する場として、市内小・中学校47校に家庭教育学級を引き続き開設しその充実を図ります。
 また、妊娠期から子育て期に至るまでの母子保健や育児に関する様々な相談に円滑に対応するため、妊娠・出産つづけてサポート事業をこれは新たに開始します。この事業は、保健センターに専門相談窓口を設置し、妊娠届出時から妊産婦等を支える体制を整え、母乳に関する相談も新たに開始するものです。保健師も増員してスタートさせていただきます。
 図書館運営につきましては、世間的には民営化の動きもあり、公的使命が問われているところでありますが、どっこい公共図書館のその役割を果たすべく創意工夫をこらしながら、機能を十分に発揮できる種類と量の資料整備を継続して進めます。
 さらに、その用地買収が求められている北中運動場につきましては、市民が屋外で体を動かす環境を維持していくため、平成27年度に引き続き取得をしてまいります。

2 「環境」 エネルギーの自立、マチごとエコタウン 所沢

 2つ目の私の思いは、「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン 所沢」であります。
私たちは、大震災と原発事故を経験し、自然に対する畏敬の念と自然とともに生きる事の大切さを強く感じました。所沢に残る豊かな自然環境は、所沢の魅力であり宝です。ミヤコタナゴが泳ぎホタルが舞う、そんな自然を取り戻したい。柳瀬川や東川など市内の各地で活動する方々を見るにつけ、そんな自然を回復するのも夢ではないと感じています。「マチごとエコタウン所沢構想 」に基づき、自然エネルギーの普及やみどりの保全、ごみの減量・資源化などに取り組んでいくことで、次世代を担う子どもたちに、「ふるさと所沢」の素晴らしい環境を創造し継承してまいります。
(スマートエネルギーの推進)
 エネルギーの自立を図る取組では、これまでも、メガソーラー所沢の設置を皮切りに、市域への再生可能エネルギーの大幅な導入を進めてきました。今後は、県と連携実施している「埼玉エコタウンプロジェクト」を更に推進し、全国的にも事例が少ないフロート式太陽光発電設備を松が丘調整池に設置するとともに、新たな再生可能エネルギーの利用として、東部浄水場での小水力発電設備の整備に向けて設計業務を進めます。
 また、公共施設としては、こどもと福祉の未来館や西部クリーンセンターに太陽光発電設備等を整備するとともに、引き続き自治会が所有する防犯灯のLED化も進めます。
 さらに、市民への創エネ・省エネ機器等の普及のため、『実践!創エネ・省エネ』スマートエネルギー推進補助事業を引き続き実施するとともに、市民が太陽光発電設備等を安心して安価に購入できるよう、市内工事事業者やメーカーで組織する「マチエコ応援隊」による低価格な施工プランの提示や積極的なPR活動を展開し、一気にその普及を図ります。
 このほか、環境意識の向上やライフスタイルの転換をより進めるため、マチごとエコタウン所沢構想の普及を目的としたマチエコ動画をコンテスト方式で作成し、これまでの取組等を広く市民に周知したり、自然に寄り添った暮らしを提案してまいります。
(みどりのまちづくり)
 市の魅力であるみどりを守り、未来の子どもたちに伝えていく取組も進めます。
 市内に残された貴重な緑地を保全するため、旧鎌倉街道周辺緑地の里山保全地域等の指定を進めるとともに、消失のおそれがある北中ふるさとの緑の景観地、北野南二丁目里山保全地域、上山口堀口天満天神社周辺緑地内の土地の公有地化を行います。
 また、みどりあふれる狭山湖周辺の魅力を充分に満喫していただき、地域住民や散策者や観光客の安全を確保するため、三ケ島、小手指、山口をむすぶ人道橋の概略設計を進めます。
 市民活動の推進につきましては、「みどりのパートナー」として登録した個人や団体に対し、必要な講座の開催や活動助成金の交付等を通じた育成・支援を引き続き行います。
 また、草花や木で彩られた自宅などの玄関先やお庭を公開する「とことこガーデン」の登録数も100件を超え、市民による主体的な活動が広がっておりますことから、引き続き景観まちづくりモデル事業や景観市民活動クラブへの支援等を実施し、みどりをより身近なものにしていく取組を展開してまいります。
 さらに、公共施設の緑化としては、県の事業『あの手この手で木陰づくりプロジェクト』 の苗木植樹を利用し、保育園や学校の園庭・校庭に潤いのある木陰づくりを進めます。
 このほか、武蔵野の景観をそのまま残し、自然の中で笑顔あふれる公園を目指す、所沢カルチャーパークにつきましては、かまどや洗い場などの施設を備えるキャンプ場を夏休み中には使えるように整備します。
(一般廃棄物の減量と適切な処理)
 ところで『捨てればごみ 分ければ資源』といわれる一般廃棄物でありますが、やはり「もったいないの心」でごみにしない行動こそが重要です。
 財政面から申し上げても、市民が毎日1人10グラムずつごみを減らせば、1年間で約8,400万円の経費節減にもなるようです。平成26年度の市のごみ処理に要する経費は、
 約64億9,000万円。やはり、ごみを出さない発生抑制こそが最も大切なのです。
 このため、食品ロスゼロのための協力的普及や家庭での取組、集団資源回収への支援の充実を図るとともに、各集積所における古着・古布の分別収集を新たに開始し、市民サービスの向上とごみ減量・資源化に一層取り組んでまいります。また、学校給食においてもモデル的に行っていた牛乳パックのリサイクルを本格導入していきます。
 また、現在稼働しているクリーンセンターの長寿命化を図るため、引き続き西部クリーンセンター長寿命化工事に取り組むほか、東部クリーンセンターにつきましても、平成29年度からの長寿命化工事に向けた準備を進めてまいります。 なお、自区内処理の原則で、市民の出したごみは市内のどこかに埋め立てせねばなりません。現在、柳瀬地区の皆様に(仮称)第2一般廃棄物最終処分場の設置のお願いをさせていただいているところですが、引き続き地元の皆様に丁寧な説明を行っていくとともに、本年度は基本計画策定などの準備をさせていただければ、と考えているところです。

3 「福祉・自治」 人と人の絆を実感できるマチ 所沢

 私の思いの3つ目は、「福祉・自治 人と人の絆を実感できるマチ 所沢」であります。
(支え合う福祉の充実)
 まず「福祉」でありますが、福祉に関わる市民の念願でありました「(仮称)所沢市こどもと福祉の未来館」を、平成29年1月の開設に向け、現在準備を進めております。
 施設の1階には、「地域福祉センター」を設置し、福祉の様々な相談に対応する「福祉の相談窓口」やボランティアの活動を支援するなど地域福祉の拠点といたします。
 また、2階には、総合的な子育て支援の拠点「こども支援センター」を設置し、乳幼児の親子が集う広場を提供するなど、子育て支援と発達障害の相談や支援を行う発達支援を開始します。
 なお、発達支援事業につきましては、高い専門性が求められますので、国立精神・神経医療研究センターと連携し、同研究所の知見を生かした支援を展開いたします。
 生活福祉の取組といたしましては、利用者の家計管理の意欲を引き出すことを目的とした家計相談支援事業を新たに実施いたします。
高齢者福祉への取組につきましては、第6期高齢者福祉計画・介護保険事業計画を確実に推進するとともに、引き続き事業所の実地指導やケアプランチェックなど介護給付の適正化に取り組むことにより、介護保険事業の健全な運営に努めます。
 また、高齢化の進展に伴い認知症の方も増加傾向で、成年後見制度の必要性が高まっております。引き続き制度の周知を図るとともに、市民後見人候補者養成事業を推進します。
障害者支援への取組につきましては、すべての市民が互いに尊重し合いながらともに生きる地域社会を実現するため、障害者差別解消条例の制定に向け準備を進めてまいります。
 さらに、社会福祉法人の指導監査につきましても、適正な法人運営と提供される福祉サービスの質を確保するため、監査体制の整備を行い機能の強化を図ります。
(健康と医療)
 続いて、市民の健康を守る取組です。
 市民のさらなる健康増進と健康保持、そして、必要な時に必要な医療が受けられる医療提供体制を実現するための取組を進めます。
 平成28年度から始まる所沢市保健医療計画でありますが、
「(仮称)所沢市保健医療計画推進委員会」を設置し、計画の進行管理を行ってまいります。
がん検診といたしましては、新たに前立腺がん検診を始めます。自覚症状のないときからの検診が大切とのことなので、50歳以上80歳までの男性で5歳刻みの年齢を対象者とし、希望者に検診を実施します。また、国民健康保険加入者の生活習慣病重症化予防対策事業も、引き続き実施します。
 また、市民医療センターにおきましては、関係機関との連携を進め、365日すべての時間帯での小児初期救急診療体制を維持するとともに、在宅で医療を受けている高齢者が必要に応じて入院ができるよう受け入れ態勢や診療設備を整備するなど、引き続き地域医療体制支援事業を推進します。
(人と人の絆を育む)
 次に「自治」についてであります。地域のことは、地域で決める。そして汗をかく。そういう実践があってこそ、マチがよくなる。幸せになる。そう信じて今まで施策を進めてまいりました。
 具体的に地域づくり協議会につきましては、交付金を通じて活動を支援するとともに、全11行政区での設立を目指します。また、自治会・町内会等が管理・運営する地域集会施設はコミュニティの活動拠点であります。維持管理費の補助につきましては、民間から借りている場合、市有地を借りている場合、また、施設を持たずその都度会場を借りて使用している場合のすべてに対し、公平性に配慮しながら支援の充実を図ります。
 また、「新聞、雑誌・雑がみ、段ボール」の集団資源回収の報償金単価を1円増額することにより活動の一助としていただくとともに、新たな実施団体の確保と回収率の向上を図ります。
 さらに、三世代同居を推進するための施策でありますが、今までも住宅の改修工事の費用補助やそのための資金を勤労者が金融機関から借りた場合の支払い利子の補給をしてきたところでありますが、新たに、体験農場申込の優先などを加え、家族の絆をより一層大切にする取組を進めてまいります。

4 「文化・ブランド」 文化の風 薫るマチ 所沢

 続きまして、「文化・ブランド 文化の風 薫るマチ 所沢」であります。
 所沢の誇れるものの一つに「みどり」と、そして「文化」が挙げられると思います。ふるさと所沢のもつ文化、市民のもつ文化的素養、そうしたものが相俟って、所沢って文化のマチだね、そう言われるような誇りあるまちづくりを目指し、取組を進めます。
(所沢ブランドの推進)
 「所沢ブランドの推進」につきましては、所沢の持つすべての利点を活かしきり、産学官も一体となって、柔らかな発想と好機を逃さぬ行動力で、その創出と発信に努めます。
 具体的な事例としては農業者、商工業者の連携の場づくりを行う農商工連携推進事業を既に行っているところですが、それによって作られた商品をふるさと応援寄付御礼品に採用するなど、引き続き推進してまいります。
 また、所沢の魅力を発信するうえで、映画やテレビ番組などメディアに取り上げられることは、極めて効果的であります。ロケーション・サービス事業につきましては、市内でのロケーション実施件数が、平成26年度が1年間で53件だったのに、平成27年度はこの1月末時点でも既に83件と努力が実りつつあります。今後も市内で円滑な撮影が可能となるように様々な支援を行ってまいります。
 また、2020年の東京オリンピック・パラリンピック。これを大きなチャンスととらえ、所沢市の魅力発信や市の活性化につなげる取組を進めるとともに、平成28年8月には、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが開催され、所沢市在住の選手の出場が見込まれますことから、選手の応援イベントの開催や大会情報の発信などを行ってまいります。
 さらに、市内には、市民体育館や国立障害者リハビリテーションセンター、早稲田大学所沢キャンパスなど優良な体育施設が存在していることから、国や県などの協力を得ながら、様々なキャンプ地等の誘致活動を進めます。
(文化芸術のあふれるマチづくり)
 ところで、所沢市では平成27年度より文化芸術振興課を設置し、その振興を図ってきたところであります。平成28年度は目指すべき方向をしっかりと示すために「所沢市文化芸術振興ビジョン」の策定に取り組んでまいります。
 「音楽のあるまちづくり」につきましては、音楽を演奏する機会、聴く機会を常に身近なものとして定着させ、ステキなまちにするため、プロ、アマを問わず市内の音楽団体や個人の活動に対する情報発信や音まちマップ掲載店との相互連携など進め、音楽を通じた交流や音楽環境の活性化を図ります。
 なお、平成28年度では、平成27年「みんなのアイデアコンテスト」優秀賞の提案を踏まえ、地元企業などと連携しながら「音楽のあるまちづくり推進事業」の核となる事業として「(仮称)空飛ぶ音楽祭」の開催に向けた具体的な検討を進めます。
 また、市の歴史や自然、文化などの資料の収集、保存、調査、研究を進め、展示会や体験学習会などを開催するなど、ふるさと研究活動事業を引き続き推進します。所沢市文化財展では、指定文化財等を展示・紹介することで、多くの市民に「ふるさと所沢」の郷土への愛着を一層深めていただくよう努めます。
(農のあるまちづくりの推進)
 首都近郊という有利な立地条件と地域の農資源を生かしながら、誰もが土に親しみ、農と身近に触れ合うことができる「農のあるまちづくり」でありますが、所沢農産物をPRする「とことこ市事業」を新たに展開するとともに、地元農業への理解や安心・安全な農畜産物のイメージアップの取組を行うなど、地域内の流通の充実を図りながら、地産地消を推進します。
 さらに、東京農工大学との包括的連携協定に基づき、大学構内での所沢農産物のPR、体験農場圃場コンテスト等への講師の派遣など様々な連携を進めてきましたが、引き続き大学の知的資源を農業振興策に取り入れながら、学官連携の取組を進めます。

5 「行政」 超親切な市役所 所沢

 私の思いの5つ目は、「行政 超親切な市役所 所沢」です。
 市のまちづくりにとって、これからの数年間は今までの数年間と比較して、市のやるべきこと、ものが同時並行的にそれぞれ一気に動きだすことから、まさに市役所にとっての踏ん張り時であります。
 「公務員は市民のためにある」のプライドで120%の力を発揮しながら「新たな市民の幸せのため」、連携し、チームワークをもって市政に取り組んでまいります。
(市民の利便性の向上)
 この1月からマイナンバーカードの交付が始まりました。窓口にお越しになった市民の質問や意見を踏まえ、安全かつ効率的なマイナンバー制度の運用を進めます。また、このマイナンバーカードに標準搭載された本人認証を利用し、市民がコンビニエンスストアで住民票の写しなどの各種証明書を取得できるサービスを開始します。
 納税手続きにつきましては、「ペイジー収納サービス」の導入準備を進めます。ペイジーとは、「pay easy」のことなのだそうでありますが、まずは市税の口座振替納税の申込み手続きが専用の受付端末を使ってできる「ペイジー口座振替受付サービス」を平成28年4月から開始します。
 また、自宅のパソコンやスマートフォンなどから、住民票・印鑑証明などの交付申請、水道の開始・中止の届け出、粗大ごみの収集依頼やがん検診の申し込みなど、様々な手続きがより分かりやすく行えるように、県及び県内の参加市町村と共同で電子申請共同システムを更新いたします。
 さらに、平成28年7月からパスポートセンターを設置します。
まずは、暫定的に所沢市役所内に、平成29年度には、通勤通学の便も考慮して、これからできる所沢駅東口商業ビル内に移設します。これにより、平日は毎日、パスポートの申請と交付の手続きができ、第2第4土曜日の午前中も、交付の手続きが可能となります。
(健全な財政運営)
 平成27年12月にリニューアルしたふるさと納税制度は産業振興と歳入を増やすという点で功を奏しました。新年度は吟味を重ねてまいります。
 また、国の示す統一的な基準を踏まえ、財務会計システムの改修を行います。このようにして、新地方公会計制度への対応を進め、明確な財務状況の把握と健全な財政運営に努めます。
(総合計画の策定)
 総合計画につきましては、これは、市の市政運営の羅針盤となるものであります。そこで平成31年度から計画期間が始まる第6次総合計画づくりに平成28年度より取りかかります。
また、新たな行政課題に機敏に対応するため、市役所の組織機構の見直しを行います。
 経営企画部には、「所沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略」及び「COOL JAPAN FOREST構想」を集中的に推進していくため、「総合戦略推進室」を設置します。
 総務部には、複雑多様化する現代、公務をきちんと推進していくため、法曹資格を有する職員を任期付職員として配属する「法務推進室」を設置します。
 街づくり計画部には、土地利用転換等をより強く進めていくため、「土地利用推進室」を設置します。
 また、NTT所沢支局の一部を借りて、駐車場を増やすとともに5階にあった産業経済部をそこへ移動し、その立地を生かして市の産業をどんどんアピールしてまいります。
 その他、職員が連携し、チームワークをもって業務にあたるために必要に応じた、組織の見直しを進めます。
 と同時に、これまで同様、「一人一改善」や「職員提案制度」そして、チームで行う「有言実行発表会」など改革改善に活き活きと取り組んでまいります。
 また、まちづくりと環境分野で国や県の職員を招き、市の職員として配置することで、そのノウハウを十分取り入れるとともに、市からも国・県に職員を派遣して、能力向上と連携強化を図ります。そしてそれともう一つ、忘れてはいけないこと。引き続き2名の職員を岩手県は大槌町へ派遣して所沢市は被災地支援を続けていきます。
 (投票率の向上)
 最後に今年は7月に参議院議員通常選挙が予定されています。適正かつ公平・公正に管理執行するとともに、本選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられることから、引き続き選挙の重要性を啓発してまいります。

6 「健幸長寿」 思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢

 そして、これまで施策を進めてまいりました5つの思いに加え、新たに「健幸長寿 思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢」に取り組んでまいります。
 ケンコウのコウは、敢えて「幸せ」という字を充てました。長寿と健康は相俟って幸せと考えるからです。
 市民が健康を実感しながら、地域で安心して生き生きとした生活を送ることができる「健幸長寿のマチ所沢」を目指し、健康寿命男女とも県内1位を目指して、産学官で連携を図り、取組を進めます。
(思わず歩きたくなるステキなマチ)
 具体的には、歩くことと健康には密接な関係があるそうなので、まずは「歩く」ことに焦点をあて、「思わず歩きたくなるステキなマチづくり」を進めます。名付けて「トコろん健幸マイレージ」制度、歩数等を測定するための活動量計を貸し出し、「歩くこと」でポイントをためて商品などに交換できるようにすることで、健康への関心が低い方にも参加を促し、健康づくりに継続して取り組むものです。日本光電工業株式会社、早稲田大学人間科学学術院そして市の、産学官で協定を結んで進めるやり方は県内初。その結果は学術的に検証されて、健康施策にさらに広く応用されていくことでしょう。
(ジェネリック医薬品の利用の促進)
 最後にジェネリック医薬品の利用率を向上させます。国民健康保険における平成27年3月診療分の利用率は57.2%でありますが、平成29年3月診療分の利用率を数量ベースで65%、平成30年3月には70%と目標に定め、利用促進シールの配布など周知・啓発活動を進め、医療機関とも連携を取りながら、利用率達成を図ります。

7 「成長作戦」 動き出した街づくりを成功させます!

 以上「5つの思い+(プラス)1」に従って申し上げたところですが、これらの施策を着実に実現するためには、その前提として先立つもの、つまりマチを活性化させ成長させていくことが必要です。
(地方創生)
 そのため、人口の急激な減少の抑制と地方創生に対応して、「所沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定を現在進めているところです。
 具体的には「まちの魅力をUP」「産業の力をUP」「みんなの安心をUP」「暮らしやすさをUP」の 4つの戦略方針を掲げ施策を進めておりまして、特に「COOL JAPAN FOREST構想の推進」「産業用地創出による産業振興」「所沢駅周辺の開発とまちの活性化」「水とみどりがつくるネットワークの構築」につきましては、「重点プロジェクト」として優先的に実行してまいります。
(交通政策の推進)
 また、交通施策の面から申せば、まず西所沢駅西口整備と米軍所沢基地の東西連絡道路整備が挙げられます。
 具体的に西所沢駅西口整備につきましては、平成27年度に策定した「西所沢駅西口開設整備計画」に基づき、関係権利者のご了解をいただきながら、用地の取得等に取り組んでまいります。
 また、米軍所沢通信基地は一部返還まで遂にこぎつけましたので、返還される用地の工事に着手して平成31年度中の供用開始を目指します。
(産業の振興)
 また、4年前より産業経済部を設置し、市内産業の振興に力を注いできた本市でありましたが、平成28年度におきましては、その方向性を示すべく「所沢市産業振興ビジョン」を作るため、その準備を始めます。もちろん、企業誘致の推進にも、新たな産業用地を創出するための、関係機関や地域住民との協議も進めてまいりますし、魅力ある商店街づくりにも力を入れてまいります。例えば商店街が行うイベントや街路灯、防犯カメラ等にかかる経費に補助金を交付したり、市内事業者の新たな商品開発や販路開拓の支援なども引き続きしていきます。
(魅力と活力あるまちづくり)
 また、区画整理事業などにつきましては、所沢駅西口地区として、市の表玄関にふさわしい、魅力と活力あるまちを創出するため特別会計を用意、所沢駅西口区画整理事務所を設置し、土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的な施行によるまちづくりを進めていきます。
 北秋津及び上安松地区につきましても所沢駅近接地区にふさわしいまちとして、時代の潮流や立地条件に即した面整備を進めます。
 また、日東地区につきましては、市街地再開発事業にかかる関係機関協議や組合に対する支援等を行うとともに、ファルマン通りの交差点改良事業につきましても併せて推進し、交差点でのスムーズな交通と歩行者の安全を図ります。
 さらに、定住人口及び交流人口の増加や地域経済の活性化を図るため、「所沢市街づくり基本方針」等による市内5か所の土地利用転換等につきまして、あらゆる分野からアプローチして、必要となる都市計画の見直しを進めます。
 また、旧市役所庁舎及び旧文化会館跡地につきましても、平成
27年度に実施した活用調査の報告を参考にしながら、中心市街地にふさわしい活用方法を検討してまいります。
(安心・安全なまちづくりの実現と都市基盤の整備)
 安心・安全なまちづくり、そして、都市基盤の整備につきましても、しっかり取り組んでまいります。
 災害時の備えとしては、指定避難場所等に72基設置している防災倉庫を、劣化状況等に応じて順次更新していくとともに、消防団の救助活動用資機材や防火衣などの装備の配備も引き続き進めます。
また、避難行動要支援者名簿を整備するためシステム化を図り、災害時における自治会への名簿の提供など、避難支援関係者への速やかな情報提供ができるよう環境整備を進めます。
また、防犯対策としては、自主防犯団体への防犯パトロール用品の貸し出しや防犯講座の開催、街頭キャンペーンによる啓発など、犯罪を起こさせにくい環境を、行政と地域が一体となって引き続き進めていきます。
 また、災害に強いライフラインを構築していくため、上水道につきましては、震度6強程度の大地震にも耐えられるように浄水場の配水池等の耐震化を順次進めてまいります。
 さらに、老朽化した水道管の布設替えを行うとともに、渇水時や災害時などの水源としても活用できるように、自己水源である取水施設の保全に引き続き取り組んでまいります。
 下水道につきましても、引き続き施設の耐震化を進めるとともに、第3期市街化調整区域下水道整備事業(これは平成27年度から
31年度までの5年間で事業対象区域約126haへ汚水管を布設するものですが)これを引き続き進めます。
 また、既存の管渠につきましても、施設の長寿命化とライフサイクルコストの縮減に取り組んで  まいります。
 続いて道路についてでありますが、市内中心部の慢性的な交通渋滞の解消に向けた幹線道路網の整備や市民生活に密着した生活道路、歩道の整備をこれからも進めてまいります。
 北野下富線道路築造事業につきましては、市街地全体の外郭をなす外環道路の一部として、重点的に整備を進めてきましたが、小手指陸橋北交差点から市道3-575号線までの延長260mの区間につきましては、(島忠のあるところですが)用地取得が完了しますので、工事を施工し、平成29年3月の供用開始を目指します。
 松葉道北岩岡線道路築造事業につきましては、北所沢町交差点から北野下富線までの延長736mの区間の整備を進めておりますが、平成28年度におきましては、周辺道路を拡幅し歩行者等の安全を図るための工事を実施します。
 小手指駅北口から国道463号までを結ぶ市道4-245号線(ハナミズキ通り)につきましては、電線地中化の工事が終了し、地域の景観や安全性、快適性、防災機能が向上します。平成28年度は、歩道と車道の段差を解消するための整備を行い、本事業を完了いたします
市道4-1366号線、入間市と連携して整備する道路でありますが、これにつきましては、入間市上藤沢中学校南付近から林地区の浅間山通りまでの、所沢市分約460mの区間を平成29年度工事着手を目指し、引き続き用地取得を進めていきます。
 県道久米所沢線歩道整備事業につきましては、東住吉交差点から北へ向かう、延長140mの区間につきまして、歩行者の安全のため歩道を整備するものでありますが、平成28年度から用地取得に入ります。
下安松の清流苑地区におきましては、災害時の避難路等の確保のため、第二の橋の整備に向けて、詳細設計を行った後に、橋りょう設置箇所の用地取得を進めます。

 以上、平成28年度の主な施策につきましてご説明いたしました。引き続き歳入予算の主なものにつきましてご説明いたします。
 まず、一般会計についてです。
 市税につきましては、景気の動向等を踏まえて推計し、511億5,808万円を計上いたしました。
 地方交付税につきましてはこれまでの実績や収入額などの見込みを踏まえ、普通交付税15億円、特別交付税1億4,800万円、合わせて16億4,800万円を計上いたしました。
 国・県支出金につきましては、補助制度の活用を積極的に進め、国庫支出金169億7,162万9千円、県支出金59億8,778万円を計上いたしました。
 そのほか、市債につきましては、起債対象事業等を十分に勘案して、各種事業債を51億900万円、臨時財政対策債を25億円、合わせて76億900万円を計上いたしました。
 また、歳入歳出の差引きに伴う財源不足額を財政調整基金からの繰入れで補ったところであります。
 なお、特別会計及び事業会計につきましても、それぞれの事業に応じた事業収入、国・県支出金、繰入金などの収入について、実績を勘案のうえ計上しております。

その他の案件

 次に、ご提案申し上げております平成27年度3月補正予算の概要につきまして、ご説明申し上げます。
 はじめに、議案第1号「平成27年度所沢市一般会計補正予算(第7号)」につきましては、トコろん健幸マイレージ事業など国の補正予算による「地方創生加速化交付金」を活用する事業、同じく国の補正予算に伴う年金生活者等支援臨時福祉給付金などにつきまして、事業費の追加と繰越明許費をお願いするものであります。
 また、障害者支援費や児童福祉運営費などの不足する事業費の追加、併せて、国・県などの補助事業の確定によるものや、事業実施に基づく各費目の執行不用額などを調整するための減額につきましても計上いたしました。
 この結果、補正額は、10億3,388万5千円の増額となり、補正後の予算額は、1,006億5,977万4千円となるものでございます。
 なお、補正予算の財源につきましては、主に国庫支出金を追加いたしますとともに、事業費の確定等に伴いまして、県支出金、繰入金、市債などの減額もさせていただいております。
 また、予算第2条で繰越明許費、第3条で債務負担行為の補正、第4条で地方債の補正につきまして、それぞれお願いしております。
 次に、議案第2号から議案第6号につきましては、それぞれの特別会計における、国庫補助金等の決定や事業費の確定等に伴う補正を、議案第7号につきましては、病院事業会計における債務負担行為の補正を行うものであります。
続きまして条例その他の議案につきまして、ご説明申し上げます。
 初めに、条例関係についてご説明いたします。
 まず、新規制定といたしまして、「所沢市こどもと福祉の未来館条例」など、議案第22号から議案第28号までの7件を提案しております。
 次に、一部改正といたしまして、「所沢市常勤の特別職の職員の給与等に関する条例」など、議案第8号から議案第10号まで、及び議案第29号から議案第45号までの20件を提案しております。
 次に、その他の議案でありますが、議案第11号は「埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更について」を、議案第46号は新座市が柳瀬川をまたいで市内坂之下地区へ橋を架けることに伴うもので、「新座市道を区域内に認定することを承諾することについて」。議案第47号から議案第49号までは「市道路線の認定及び廃止」をそれぞれお願いするものです。
 また、諮問第1号は「産業廃棄物処理業計画書・収集運搬業に係る意見を求めることについて」『ダイオキシンを少なくし所沢にきれいな空気を取り戻すための条例』の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 なお、提案理由等につきましては、それぞれに記載したとおりであります。

むすび

 以上、平成28年度における市政運営の基本方針と、提出いたしました諸議案につきまして、その概要を申し上げました。
 私は、これまで「動け!所沢 紡ごう!絆」を合言葉に、市政運営に取り組んでまいりました。
私はこれからも、市民の皆様、市職員とともに、産学官すべての力を結集し、力を尽くしてまいります。平成28年度、市として取り組む仕事の量は格段に増えることとなりますが、「公務員は市民のためにある」のプライドとチームワークの和をもって力を尽くしてまいります。
 そうやって、“善きふるさと所沢”を未来の子どもたちに継承していこうではありませんか。大人としての矜持を持って、一緒に汗してまいりましょう。
 議員各位におかれましては、慎重ご審議のうえ、ご議決賜りますようお願い申し上げ、平成28年度の施政方針演説並びに提案理由とさせていただきます。
 ご清聴まことにありがとうございました。

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