【所沢市がん検診総合ページ】がん検診を受けましょう!
更新日:2022年6月29日
がんは日本人の国民病!誰もがかかる可能性のある病気です。
生涯のうちにがんにかかるリスクは男女ともに高く、日本人の約2人に1人ががんにかかる可能性があると推測されています。日本人にとって国民病といって過言ではない状況です。
しかし、がんは不治の病ではありません!早期発見・早期治療で生存率は高まり、からだへのダメージや治療費の負担を軽減することができます。
下の表は主ながんの5年相対生存率(がんと診断された場合に、治療でどの程度の生命を救えるかを示す指標)を示しています。早期に発見できた場合(1期)と進行してがんが発見された場合(4期)では、生存率にかなりの差があることがわかります。
「自覚症状がないから」「がんと診断されるとこわいから」「痛いから」は、がん検診を受けない理由にはなりません。
自身のため、そして愛する家族のためにもがん検診を受けましょう。
病期 | ||||
---|---|---|---|---|
部位 | 1期 | 2期 | 3期 | 4期 |
胃 | 98.7% | 66.5% | 46.9% | 6.2% |
大腸 | 98.8% | 90.9% | 85.8% | 23.3% |
肺 | 85.6% | 52.7% | 27.2% | 7.3% |
乳 | 100.0% | 95.9% | 80.4% | 38.8% |
子宮頸部 | 93.6% | 82.2% | 67.9% | 26.5% |
前立腺 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 65.6% |
5年相対生存率とは、がんと診断された場合の5年後における生存率を、同年代・性別の生存者数に対する割合で表したもので、治療によりどの程度の生命を救えるかを示しています。1期が早期がん、数字が上がるにつれて、がんが進行した状態です。
診断と治療の進歩により、一部のがんでは、早期発見、そして早期治療が可能となってきました。がん検診は、こうした医療技術に基づき、がんの死亡率を減少させることができる確実な方法です。
受診を控えず、必要な検診を受けましょう
過度な受診控えは健康リスクを高めます
新型コロナウイルスの影響により必要な検診の受診を控えた結果、がんの早期発見・早期治療につなげられなくなる状況が懸念されています。
受診を控えることなく検診を受けましょう!
実施機関では、感染症予防対策を行っています
保健センターや市内協力医療機関では、換気や消毒等、感染予防対策を徹底していますので安心して受診していただけます。
受診の際は、マスクの着用など、感染拡大防止にご協力をお願いいたします。
厚生労働省リーフレット「もしかして、控えてませんか?」(PDF:5,032KB)
がん検診
がん検診の目的
がん検診の目的は、がんを早期に発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。
単に多くのがんを見つけることががん検診の目的ではありません。
がん検診の対象は自覚症状の無い方です。
自覚症状の無いうちにがんを早期に発見し治療することが大切です。
自覚症状のある方は、早めに専門医療機関を受診することをお勧めします。
がん検診の限界
検診ですべてのがんが見つかるわけではありません。
自覚症状の無いうちに「がん」を早期に発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡率を減少させることががん検診の目的ですが、検診でがんがすべて見つかるわけではないことを十分にご理解いただいて受診してください。
がんは、発生した時点から、一定の大きさになるまで検査で発見することはできません。その可能性は、がんの種類や検査の精度によって異なります。さらに、がんそのものが見つけにくい形であったり、見つけにくい場所に出たりする場合もあります。
市で実施しているがん検診
市では、厚生労働省の「がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針」に基づく胃・肺・大腸・乳・子宮頸がん検診のほか、独自に前立腺がん検診を実施しています。
胃がん検診(内視鏡検査)と乳がん検診は2年度に1回、前立腺がん検診は5年度に1回(50歳から80歳まで)、その他の検診は1年度に1回受診できます。
胃がん検診
バリウム検査
40歳以上の方が対象で、胃部X線検査(バリウム検査)を行います。
- 保健センターで受診できます。
内視鏡検査
50歳以上の方が対象で、胃部内視鏡検査を行います。
- 市内協力医療機関で受診できます。
肺がん検診
40歳以上の方が対象で、胸部X線検査は全員行いますが、喀痰検査は喫煙習慣が一定以上ある方等が対象となります。喀痰検査だけでの検診はできません。
- 保健センターで受診できます。
大腸がん検診
便潜血検査(便2日法)で実施します。40歳以上の方が対象です。
- 保健センターまたは市内協力医療機関に検体を提出します。
乳がん検診
視触診と乳房X線検査(マンモグラフィ撮影)を行います。集団検診(バス検診)と個別検診(協力医療機関で実施)があります。40歳以上の女性が対象です。
- バス検診(保健センターロータリー)または市内協力医療機関で受診できます。
子宮頸がん検診
子宮頸部の細胞診検査です。20歳以上の女性が対象です。
- 市内協力医療機関で受診できます。
前立腺がん検診
採血で腫瘍マーカー(PSA)の値を測定します。50歳、55歳、60歳、65歳、70歳、75歳、80歳の男性が対象です。
- 市内協力医療機関で受診できます。
検診バスで実施するがん検診
まちづくりセンター、市役所の方が近くて便利という方、平日の受診が難しい方に胃がん、肺がん、乳がん検診を実施します。
検診バスで実施するがん検診についてはこちら
がん検診の申し込み及び受診をご遠慮いただく方
- 勤務先等の健康診断や人間ドック等でがん検診を受診する機会がある方
- 1年以内に医療機関で同等以上の検査を受けた方
- 胃・大腸・肺・乳房・子宮・前立腺に関する自覚症状がある方
- 胃・大腸・肺・乳房・子宮・前立腺のいずれかのがんになった方
- 希望するがん検診に関することで、医師より経過観察(病院での検査中など)と言われている方・治療中の方
- がん検診の結果、たびたび精密検査の対象となる方
- 前年度の結果が要精密検査となった方で、まだ精密検査を受けていない方
- 今年度中に市民医療センターでの人間ドックオプションで、胃がん検診、肺がん検診・乳がん検診・子宮がん検診、前立腺がん検診を受診する方
- 妊娠中の方、妊娠している可能性がある方(大腸がん検診のみ可能)
がんリスクチェック(国立がん研究センター)
国立がん研究センターのウェブページでは、がん等のリスクをチェックすることができます。
あなたの生活習慣を振り返り、がん予防に役立てましょう。
がんリスクチェックはこちら(外部サイト)(外部サイト)
日本人のためのがん予防法(国立がん研究センター)
喫煙
たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
飲酒
飲むなら、節度のある飲酒をする。
食事
偏らずバランスよくとる。
- 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。
- 野菜や果物不足にならない。
- 飲食物を熱い状態でとらない。
身体活動
日常生活を活動的に過ごす。
体型
適正体重を維持する。(太り過ぎない、やせ過ぎない)
感染
- 肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合は加療する。
- 機会があればピロリ菌検査を。
1年に1回の検診(乳がん検診と胃がん内視鏡検診は2年に1回)と生活習慣の見直しで、がんの予防と早期発見・早期治療に結びつけましょう。
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お問い合わせ
所沢市 健康推進部 保健センター健康管理課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1811
FAX:04-2995-1178
