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平成26年所沢市議会第1回定例会施政方針・提案説明要旨(平成26年2月24日)

更新日:2014年2月24日

はじめに

 本日ここに、平成26年所沢市議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参集を賜り、新年度予算をはじめ市政における重要案件につきましてご審議いただきますことに、厚く御礼申し上げます。
 さて、私が市長に就任して2年3か月あまりが経過いたしました。
 この間、「動け所沢!紡ごう!絆」を合言葉に、「未来(あす)を見つめ、今を動く」という気概で市政に携わってまいりました。そして、少しずつではありますが、「確かに所沢が動き出している」と実感しております。
 そして、新たな年度を迎え、さらに思いを強くし、自ら動く実践者として行動し続けてまいりたいと考えております。
 それでは、第1回定例会の開会にあたり、平成26年度当初予算をはじめ諸議案の審議をいただくに先立ち、私の市政運営に関します基本的な考え方と、予算並びに条例その他の議案につきまして、その概要を申し述べ、議員の皆様並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

昨年の振り返り

 まずは昨年を振り返りますと、長く続いたデフレ不況から抜け出す糸口がつかめるとともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定したこともあり、明るい兆しが見えてきた年であったように感じております。
 本市においても、ライオンズを守れ、鉄道を守れ。西武鉄道の路線維持と西武ライオンズの存続を求める署名に、18万筆を超える署名が集まり、ゆるキャラグランプリでのトコろんの躍進と併せ、郷土を愛する市民の「動く」パワーを感じることができました。
 市政においても、そうでした。
 4月には、組合消防としては全国一の規模となる埼玉西部消防組合が発足しましたし、市の上下水道を一手に担う上下水道部や所沢市の保健・医療を担う健康推進部も創設いたしました。また、小児科医を新たに雇って、市民医療センターを拠点に1年365日、全ての時間帯で「小児初期救急医療」が受けられる体制も整えました。
 第2回目となった「『所沢を動かす!』みんなのアイデアコンテスト」では、多くの市民から提案をいただきました。また、旧所沢浄化センター跡地の有効活用に向けて、確かな一歩を踏み出しましたし、農業分野では、農地の有効利用を進めるため、「農地サポート事業」を行い、これまでに合計50件、面積約13万平方メートルの農地の貸借・売買につなげたところでもあります。
 一方、「未来(あす)を見つめ、今を動く」という思いを込めた事業も実施いたしました。
 例えば「マチごとエコタウン構想」。「もったいないの心」を大切に、これまでの生き方・ライフスタイルを見直し、持続可能な社会、ふるさと所沢を子どもたちに継承していくための施策でありますが、これを策定し、この3月には公表します。また、構想の先駆けとして包括リース方式では県内初となるメガソーラー(大規模太陽光発電)施設を、北野一般廃棄物最終処分場に設置。本年3月より売電も開始します。これにより年間500トンのCO2削減、事業期間全体で約1億3,000万円の収入も見込みます。
 さらに、国民健康保険において所沢市だけでも最大5億円の医療費が節約できると試算されるジェネリック医薬品への転換を、市民ほかのご協力をいただいて、目に見えるまでに進めてきております。具体的には、平成24年度28%であったジェネリック利用率が、平成25年11月現在では31%。その時点でも昨年度比4,000万円以上削減、さらに上昇中です。
 同じく経費の抑制という点では、福祉総合システムや財務会計システムなど、システムごとに別々にあったサーバを集約、いわゆる仮想化して、約5,000万円の費用削減を図りました。
 また、子どもたちや地域住民の安全のため、学校施設の耐震化については計画の前倒しを図り、この2月末には全小中学校の耐震化が完了する予定です。同じく、道路橋についても早めの修繕と計画的な架替えを進めるため、「橋梁長寿命化修繕計画」を策定しました。
 また、公約の一つであります「超親切な市役所」に向けましては、東部クリーンセンターに加え、平成25年度からは西部クリーンセンターでも家庭ごみの第一土曜日受け入れを開始したほか、本庁の市民課、国保年金課に加えて、まちづくりセンターでも第2、第4土曜日開庁を試みに始めました。また、常に最先端の施策、情報を市職員に見聞させ、これを市政に反映してもらうべく、職員による先進地視察体制を充実させもいたしました。
 さて、こうして振り返ってみますと、やはり昨年は、少しずつであるかもしれませんが、きっと所沢が動き始める、その準備が出来た一年であったと思うのでありますが、どうでありましょう?

市政運営と予算編成の基本的な考え方

 それでは、「市政運営の基本的な考え方」について、述べさせていただきます。
 私は、昨年より「思うより自ら動く実践者となろう」「実践者を大切にする所沢市で行こう」と、市職員に伝えるようになりました。 被災地での活動から、これからは動く者の時代だ、と感じてはいました。それはある意味、思ったら動け、の身軽な動き、でありました。しかし、市政に携わるなか、もっと身近にもっと地道にじっくりと、他人のために汗を流しておられる人々がいることを知るにつけ、「背中で語る」ではないですが、そういう「徳」を大切にしなければいけない、と強く感じるようになりました。傍で文句は言えるものです。でも、やり続けるってすごいことなのではないでしょうか、それも人のために。
 幸せとは何か、とも考えるようになりました。
 どんなに物質的に豊かになっても、家族が、近所同士が仲悪かったりすると、もう幸せではありません。そう考えてみると、絆があって、つながりを感じられて(即ち居場所があって)、健康で、そして、自分も誰かの役に立っている、必要とされているという実感が持てることが大切なのではないか、とも考えるようになりました。そういった観点もこれからのまちづくり、人づくり、すなわち、幸せづくりの要素にしていかなければならない、と考えております。
 そして、大震災です。すでにあれから3年近くが経過しましたが、所沢市政は、あの時、を原点に、前へ進んでまいります。
 大震災を経て、日本は新たなステージ、震災後「災後」の時代に入りました。私たち大人は未来の子どもたちにどんな日本を残すのか、継承を意識して、「今」を歩み、実践していきましょう。
 「Think the future ,take your action.=未来(あす)を見つめ、今を動こう!」を昨年同様キーワードとし、「人と人」「人と自然のあり方」をもう一度紡いでいこう、見直していこう、そして、批評するより、自ら動く実践者となろう、実践者を大切にする日本で行こう、の信念で、2,100有余の市職員とともに市民の幸せのため、力を尽くしてまいります。
 なお、具体的な政策につきましては、「第5次所沢市総合計画」における将来都市像「所沢発 みどりと笑顔にあふれる自立都市」を基調として、公約に掲げた「文教都市 所沢」の実現を目指すための「5つの思い」を重ね合わせ、「教育」「環境」「福祉・自治」「文化・ブランド」「行政」の各分野について取り組んでまいります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 続きまして、「予算編成の基本的な考え方」について申し上げます。
 日本経済におきましては、国の金融政策、財政政策、成長戦略により、デフレ脱却への期待や景気回復の動きが見られ始めようとしています。
 こうした経済状況の中、本市の平成26年度予算編成にあたっても、歳入の根幹である市税収入につきまして、若干の増加を見込みました。が、かといって財政状況が好転したわけではありません。歳出においては、生活保護費や障害者支援費、児童福祉費などの社会保障費が依然として増加傾向にあることに加え、4月からの消費税率引き上げに伴う歳出の増加が見込まれております。
 そのような状況の中でも、市民福祉の向上を図るためには、新規事業も必要となり、そのための財源も確保していかなければなりません。「未来(あす)を見つめ、今を動く」という思いのもと、市は今何をすべきなのか、何をすれば市民の幸せに近づけるのかを見極めて、「機を見て敏に」今必要な事業を積極的に実行していく、そのような心構えで予算編成を行ったところであります。

平成26年度予算の概要

 それでは、平成26年度予算の概要を申し上げます。
 まず一般会計では総額918億2,600万円、前年度比3.2%の増、また、特別会計・事業会計を加えた全会計の合計は1,740億2,051万7千円、前年度比5.5%の増といたしました。
 つぎに、議案第9号から第17号までの総予算について、はじめに「文教都市 所沢」の実現を目指す「5つの思い」に沿って主な施策をご説明申し上げ、続けて、所沢の成長に向けた施策につきましてご説明いたします。

1 「教育」 日本一、子どもを大切にするマチ 所沢

 「5つの思い」の1番目は、「教育 日本一、子どもを大切にするマチ 所沢」であります。
 私は、子どもたちと先生方が一緒になって汗をかき、涙を流せる、厳しいけれど力がつく、真の意味であったかい学校を作りたいと考えております。保護者や子どもたちが先生を信頼し、先生方がそれに応えるという気概にあふれた学校環境を作りたい、そのための施策を堅実に進めてまいります。
(公約の実現に向けて)
 まず、公約に関して、私は、市長に立候補するに当たり、教育関係の項目を筆頭に掲げました。先生と子どもがもっとじっくりとゆったりとがっちりと、取り組んでいけるよう掲げた二つの公約、まず第一に「3学期制の復活」につきましては、教育委員会にご尽力いただき、3学期制の実現に向けて取り組んでいくことが示されたところです。今後は、外部の委員を含めた検討を進め、2学期制の良さを活かした、新たな3学期制の構築を目指します。また、第2の公約、隔週土曜日の学校開校につきましても、その実現に向けた取り組みを進めてまいります。
 切磋琢磨で教育力とブランド力のアップを目指した、私立学校の誘致につきましても、「第5次所沢市総合計画前期基本計画」を改定して、「教育環境の整備を進めるために私立学校を誘致する」趣旨を明記いたしました。今後関係機関との調整などを、さらに進めてまいります。
(学びの環境の向上)
 次に学びの環境向上についてですが、市内児童生徒の学力向上を目指し、学校・家庭・地域それぞれが、「学力向上に向けた3つの目標」を踏まえた取り組みを推進します。学校においては、目立たぬようでも、これが日本の教師力のレベルを支えている特長であります、授業研究を中心に、教職員の資質向上、小・中連携の推進を図ります。家庭では、社会教育の分野と連携した取り組みの充実、ノーメディア・チャレンジ等による生活習慣の見直しを引き続き図っていきます。地域では、あいさつ運動の実施、児童・生徒の地域行事への参加促進を行います。
 いじめ、不登校、非行問題行動などの課題に対しては、「生徒指導・いじめ問題対策員」や「心のふれあい相談員」を配置し、いじめ根絶等に向けた取り組みをさらに充実させます。
 教育現場への人的な支援にも引き続き取り組みます。
 原則として教員資格を有する人材を市立小・中学校に「学習支援員」として配置し、少人数指導など個に応じた指導の充実を図ります。また、特別支援教育に関する知識や意欲のある人材を市立小・中学校に「特別支援教育支援員」として配置し、様々な障害のある児童・生徒の学校生活を支援します。
 「学校運営マルチサポーター」につきましても、市内6校に配置し、校務全般にわたる様々な支援により、学校運営充実の一助とします。また、中学校図書館司書補助員15名に加え、「小学校図書館司書補助員」につきましては、既存の2校に加え、新たに南小学校、上新井小学校、若狭小学校の学校図書館に司書補助員を配置します。さらに、障害のある児童生徒及び園児に対応するため、小・中学校、幼稚園に心身障害児介助員を配置し、学校、幼稚園の円滑な運営を図ります。そのほかにも小中学校連携のための学習支援員、AETに加えて小学校の外国語支援員など所沢市として計234人、予算規模では3億3,500万円余を当てて教育現場への直接的な人的支援を行います。
(教職員への支援)
 教育現場の先生方に思いっきり頑張っていただくための施策にも取り組んでまいります。
 子どもたちの豊かな心の育成のため、各研修会や各種研修事業を通して教職員の資質向上を支援することはもちろん、学校で起こる児童・生徒やその保護者、近隣住民等との様々な問題の解決に向け、教育問題に詳しい弁護士を置いて、法的側面からの助言を得て、早期の解決を図ります。
 また、校務の負担軽減をはかるために、教師用コンピュータを中学校全先生方の机上に配備します。
 特別な支援を必要とする児童生徒への理解と支援につきましては、子どもたち一人ひとりの実態把握と日常の教育指導のあり方についての研修を引き続き行います。
(教育環境の充実に向けて)
 次に教育施設についてです。学校施設の多くは、昭和40年代から50年代に建設されたものであり、老朽化に合わせた対応が求められています。平成26年度は、洋式化やバリアフリー対策など、懸案であったトイレの改修を始めます。具体的には設計費を南小・清進小・明峰小・富岡小・西富小・三ケ島小・小手指中・山口中・三ケ島中の計9校分計上しました。また、北秋津小ほか4小学校、中央中学校ほか1中学校において計画に基づいた修繕を行います。
 また、学校給食センターの老朽化に伴い、小学校の調理場を整備し、近隣中学校の分も作る「親子方式調理場」を、南小学校、柳瀬小学校の2校に整備します。また、和田小学校の親子方式調理場ができましたので、調理業務の民間委託を開始します。
 子どもたちの生活の場となる学校の普通教室等については、吸音、吸湿性など健康面、精神面に効果が検証され、環境課題としても地球温暖化防止・山の活性化に寄与する、内装木質化を図ります。新年度は、中央中学校、狭山ヶ丘中学校について進めるべく、設計費を計上させていただきました。
 「安全・安心な学校と地域づくり推進事業」も、学校と地域の連携により危機管理体制を整え、地域の防犯体制の強化・交通安全の推進を引き続き図っていきます。
 さらに、小学校を対象として、各学校に整備しているサーバ及び周辺機器、ならびに教育用40台、教員用1台のパソコンをまずは16校分更新するとともに、アクセスポイントの強化により無線 LANの環境を充実させ、学習活動の幅を広げます。

2 「環境」 エネルギーの自立、エコタウン 所沢

 5つの思いの2つめは、「環境 エネルギーの自立、エコタウン 所沢」であります。
(エコタウンを実現するために)
 市の諸施策を環境の観点から再編する、ライフスタイルをも問うていく「マチごとエコタウン所沢構想」が、多くの実践家のご議論を経て、就任2年目にしてようやく出来上がろうとしています。構想は「エネルギー」「みどり」「資源循環」の3分野からなり、それぞれリーディングプロジェクトを用意していますので、攻めの姿勢でこれに取り組んでまいります。
 まずは「構想」の趣旨に基づき、既存事業を見直し、市民、事業者、団体も対象にし、太陽光発電はもとより太陽熱や地中熱、バイオマスエネルギーの導入にかかる費用の一部を助成する「実践! 創エネ・省エネ」スマートエネルギー推進補助金を新たに設け、自然に寄り添う暮らしづくりを支援します。その際、三世代同居世帯に対する優遇措置も付加します。
 また、公共施設への太陽光発電設備設置は重点事業の一つですが、民間活力を利用した「屋根貸し制度」に取り組みます。具体的には、防災拠点や避難場所となる小中学校などの導入から始めます。
(温暖化対策)
 また、地球温暖化は温室効果ガスの削減に鍵がありますが、排出量が依然として多い家庭部門の対策として、「実践!省エネ エコファミリー大賞事業」を新設し、次代を担う子どもたちに、地球環境の大切さを伝えます。また、優れた実践をした家庭には地場農産物を交付し、地産地消の推進にも取り組んでまいります。さらに、市民が利用するEV(電気自動車)・PHV(プラグインハイブリッド)のための充電設備を市民体育館に設置、市自らも公用車にPHVを導入して、エコタウンづくりの一助とします。
(緑のまちづくり)
 「マチごとエコタウン所沢構想」では、敢えてみどり、自然の継承も取り上げました。みどり・自然は所沢市の魅力であります。みどりのために活動する個人や団体を「みどりのパートナー」として登録し、活動に必要な資材の提供などさらに充実していくとともに、みどりに関する講座を引き続き開いて人材の育成を図ります。
 また、保全している緑地を中心に「みどりのふれあいウォーク」を実施し、ふるさとのみどりを多くの方々に知っていただくとともに、保全活動等への参加を誘っていきます。
 また、景観市民活動クラブへ支援するなど「とことこガーデン」をはじめとする景観まちづくりモデル事業を進め、みどりのまちづくりを市民みんなでやっていく、そんな機運を醸成します。また、東狭山ケ丘周辺保全配慮地区に位置付け「北中ふるさとの緑の景観地」に指定した緑地については、埼玉県と共同で買い取り、公有地化を進めます。さらに、身近な街区公園の整備につきましては、新所沢東地区の「美原中央公園」と山口地区の「岩崎公園」の、平成27年3月開園を目指し進めていきます。
(一般廃棄物の適切な処理)
 「捨てればゴミ 分ければ資源」と言われるように、一般廃棄物の適切な処理には、市民一人ひとりの主体的な行動が求められます。例えば、市民が毎日1人10グラムずつごみを減らせば、1年間に約6,130万円の経費節減になるのです。資源を大切にするという意味も込めて、引き続きごみ減量に向けた取り組みを進めてまいります。
 家庭ごみの収集運搬業務につきましては、「所沢市家庭ごみ収集運搬業務の委託拡大に向けた計画」に基づき、委託の拡大を進めています。これまで市域の約33%を委託していましたが、平成26年度から市域の約40%を委託とし、財政と公衆衛生の向上の両立を図っていきます。
 また、5年ごとに改訂している「所沢市一般廃棄物処理基本計画」の改訂作業に着手し、長期的な展望に立った一般廃棄物処理体制の整備を進めます。
 さらに、老朽化が進む西部クリーンセンターにつきましては、平成26年度から3か年をかけて、焼却施設を整備し延命化を図ります。また、東部クリーンセンターについても、長期的な展望に立ってコストを削減するための技術的体系及び管理手法であるストックマネジメントを用い、長寿命化計画を作成します。一般廃棄物の最終処分場については、候補地のボーリング調査等の結果を踏まえ、適否を判断し、地元住民への説明を行います。

3 「福祉・自治」 人との絆を実感できるマチ 所沢

 私の思いの3つ目は、「福祉・自治 人と人との絆を実感できるマチ 所沢」であります。
 福祉の原点は、互いが助け合い、手を差し伸べ合うこと。公助のみならず共助の力も総動員して、みんなで、笑顔あふれるまちづくりを進めてまいります。
(総合的な福祉施策の実施)
 まず、地域福祉の中心的な役割を担い、子育て支援や子ども発達支援の機能なども併せ持つ「(仮称)所沢市総合福祉センター」につきましては、平成28年4月オープンを目指して整備を進めます。
 「所沢市地域福祉計画」は、誰もが地域で安心して暮らせるまちづくりのための、横断的、総合的な計画です。現行の計画が平成26年度で計画期間が終了となることから、第2次となる計画の策定作業を行います。
 高齢者福祉の取り組みでは、支援や介護が必要となったときの福祉・介護サービスを充実するとともに、楽しく、生きがいを持って暮らせることを目標に、平成27年度から平成29年度の3年間を定める「第6期所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を策定します。また、具体的な事業としましては、地域の高齢者を対象に、会食や交流会等を通じ、閉じこもり予防などの介護予防を実現するとともに、老後の生活を生きがいのある健全で豊かなものにする活動を行う「長生クラブ」や高齢者の居場所を提供している「お達者倶楽部」を、引き続き支援してまいります。また、市内14箇所の地域包括支援センターを中心に、介護、福祉、医療の連携強化を図ります。さらに、平成25年度のみんなのアイデアコンテストで集合住宅の一人暮らし高齢者の見守りを提案いただきましたが、ご提案を活かし、並木地区などの集合住宅において実施し、高齢者みまもり相談員を増員します。また、高齢者福祉施設(広域型特別養護老人ホーム2施設、定期巡回・随時対応型訪問介護看護2事業)を整備するほか、老人ホーム亀鶴園は施設改修工事のための設計を、老人福祉センターうしぬま荘は、施設改修工事をいたします。
 障害者支援の取り組みとしましては、平成27年度からの支援計画、「第3次所沢市障害者支援計画」を策定するとともに、障害者施設である「きぼうの園」や「はばたき」の修繕を行います。
 さらに、成年後見人制度の充実を図るため、法人後見実施のための支援体制の構築を進めていきます。
 また、この4月からの消費税率アップに伴い、低所得世帯及び子育て世帯への影響緩和と消費の下支えを図るため、暫定的・臨時的な措置として一定額を、併せて約13億5,000万円給付します。
(子どもたちの笑顔のために)
 児童福祉といたしましては、まず、平成27年度から子ども・子育て支援新制度の実施が予定されています。すでに行ったニーズ調査の結果を踏まえ、地域の実情に即した子育て関係施設の定員数、需要量の推計、今後の提供体制などについて、子ども・子育て会議で審議を行い、平成26年度中に「所沢市子ども・子育て支援事業計画」を策定します。また、老朽化の著しい富岡保育園は、平成27年度の建替えに向け、設計業務など、所要の準備を進めます。また、昭和56年以前に建築された保育園6園につきましては、2か年計画で耐震診断を実施、平成26年度は三ケ島保育園、さやまが丘保育園及び山口西保育園、平成27年度には北秋津保育園、中新井保育園及び安松保育園の診断を予定しております。なお、平成26年度は新たに60人定員の民間保育園が3園整備される予定であり、それに補助をして参ります。
 また、放課後児童対策として、留守家庭児童対策及び全児童対策を総合的に行うため、「児童クラブ」「生活クラブ」「ほうかごところ」の放課後3事業の連携推進を図ります。そして、新たに、「児童クラブ」と「ほうかごところ」を一体的に運営するモデル事業を実施すべく、中富小学校の施設整備等を行います。
 乳幼児健康診査、健康相談事業等で乳幼児の発育・発達及び育児環境に心配がある母子に対しては、専門スタッフが経過を観察しています。こうした関わりを継続することで、保護者の育児不安の軽減、家庭における育児機能の修復を引き続き図ります。
 また、妊産婦及び乳児(新生児)のいる家庭を保健師等が訪問し、情報提供や養育環境の把握を行い必要なサービス提供につなげることで、子育ての孤立化、児童虐待を未然に防止し、母子の健全な育成を図っていきます。
 さて、子どもに対する医療も、引き続き充実を図ってまいります。
 すでに、所沢市域において1年365日全ての時間帯での小児初期救急医療体制が確立したことから、この体制の安定的な維持と継続に努めていきます。また、県西部保健医療圏におけるNICU(新生児集中管理室)の早期再開に向けて、県及び関係市との連携を図ってまいります。また、学校保健では、従来からの健康診断に加え、思春期に発症する率の高い脊柱側わん症について、客観的に判定出来る機器による検査を市立小学校に通う6年生全員に行い、早期発見に役立てます。
(健康推進の取り組み)
 市民の健康を守る取り組みも進めます。
 まず、本市の地域特性に合わせた保健・医療施策推進の指針となる「所沢市保健医療計画」を策定するため、平成26年度は委員会を設置し検討を開始します。また、精神障害者支援の強化につきましては、昨年4月に「こころの健康支援室」を設け、また12月には「所沢市精神障害者地域生活支援施策研究会」から提言をいただいたところであります。これを受け、新年度はどういう体制で何をするか、具体的な検討を始めます。
 また、保健センターは、地域保健対策を総合的に推進する役割を担っていますが、役割を果たすべく保健センター内の老人デイサービスセンターの跡施設の改修のための設計業務を実施します。
 また、各種予防接種については、予防接種法において定期接種に定められた13種類のワクチン及び高齢者肺炎球菌ワクチンの接種を引き続き進めます。
 また、がん検診についても、国の指針に沿って引き続き、胃がん・子宮頸がん・乳がん・肺がん・大腸がん検診を実施します。
(地域コミュニティの支援)
 次に自治であります。
 東日本大震災は、人と人の支え合い、助け合いの大切さを改めて教えてくれました。また、自助、共助、公助の範囲の見直しを私たちに迫ることにもなりました。
 お互いさま、のゆとりのなかに、人間がきっと持っている善なる本性が発揮され、共助によって、人と人とが支えあい、つながることができる、そんな地域社会を目指してコミュニティ支援に取り組んでまいります。
 まず、まちづくりは総力戦で、様々な地域活動に取り組む諸団体が、互いに連携・協力し合うネットワーク組織「地域づくり協議会」の市内全地域での設立を目指します。また、設立された協議会に対し交付金を交付して、地域の自主的な活動を支援し、住民の参加と協働による地域課題の解決と地域づくりを進めます。
 また、自治会・町内会等が身近な課題を解決するため行う事業に対して、エントリーしていただき、補助金を交付する「紡ごう絆 地域応援事業」も予算を増やして引き続き実施します。
 そして、共助社会のやはり中心に位置していくであろう地縁集団、自治会・町内会を、「自治」というまちづくりの王道から問うて応援していく「(仮称)所沢市自治会等への加入と参加を促進する条例」の制定を、6月議会を目指して進めます。最後に、ボランティア・NPO等の団体に対しては、市民活動支援センターを中心として、引き続き支援をしてまいります。

4 「文化・ブランド」 文化の風 薫るマチ 所沢

 続きまして、「文化・ブランド 文化の風 薫るマチ 所沢」でございます。
 本市の良さを機会あるごとにPRするととともに、素晴らしい資源を有効に活用し、マチを活性化させてまいります。
(所沢ブランドの活用)
 まず、所沢ブランドの効果的な推進を図るため、産学連携による「所沢市地域ブランド推進協議会」を設置し、ブランドの形成や情報発信などを進めます。
 次に、イメージマスコット「トコろん」についてですが、これまでいろいろなイベントに積極的に参加したり、各種グッズの作成・販売などの活動を続けてまいりました。その甲斐あってでしょう、市民の皆さんの力が集まり、昨年のゆるキャラグランプリでは、全国26位、県内では2位と大躍進を果たせました。平成26年度は、アイデアコンテストにおいて最優秀提案となった「トコろん四コマ漫画コンテスト」を事業化させるなど工夫を凝らし、愛着心や関心をさらに高めてまいります。
 また、昨年、旗揚げした庁内横断プロジェクト「音楽のあるまちづくり」については、年末にミニコンサートを開催するなどいたしました。本市には、「市民文化センター ミューズ」もあります。その良さも生かして、ポップスもジャズもクラッシックも・・・「音楽のあるまち・所沢」が、所沢市のブランドとして市内外に定着することを目指し、今後も様々な取り組みを進めてまいります。
 ところで、ブランドづくりにおいて、「食(食べる)」の分野は侮れないものがあります。
 平成25年度に引き続き実行委員会を組織し、「所沢グルメ王座決定戦」で優秀な成績をおさめたグルメメニューの市内外への周知・普及を進めるとともに、手打ちうどんや焼だんごなどの地域の食文化についても、広くPRしてまいります。
 狭山茶は他の地域に誇れる全国的な知名度を持つブランドであります。狭山茶の安定した生産性の確保や品質確保を図るため、防霜ファンの更新・新設などに補助をして支援してまいります。
(ふるさと所沢)
 「文化の風 薫るマチ」の実現に向けては、じっくりと、所沢の持つ、所沢に有る伝統や文化の土壌を醸成していかなければなりません。
 平成26年度は、「所沢市文化財展」を開催して、所沢市に残る文化財を多くの市民に周知し、「ふるさと所沢」の歴史や文化を体感してもらいます。また、三ヶ島葭子資料室開設20周年を機に、冊子「(仮称)三ヶ島葭子3(スリー)」を発行するとともに、生涯学習推進センターにおいて企画展を開催し、葭子の歌や生涯について紹介いたします。
(マチの活性化)
 次に商店街支援について申し上げます。個性的な商店街は地域の「顔」ともなる存在であります。引き続き地域の特性を生かした魅力ある商店街づくり推進のための経費について補助することにより、商店街の振興と活性化を図ってまいります。
 なお、和ケ原商店街におきましては、高齢者等の困りごとをボランティアが手助けする「地域支え合いの仕組み」がスタートしています。この事業の中で、買い物代行や買い物の付き添いなどを実施していきます。また、中心市街地については、昨年、中心市街地活力UP隊が発足しましたが、中心市街地を活性化するための新たな補助金を創設して、マチの魅力を高める事業の実施を促します。また、「所沢観光コンシェルジュ養成事業」として、所沢の歴史や文化を案内していただくガイドボランティアを養成します。

5 「行政」 超親切な市役所 所沢

 私の思いの5つ目は、「行政 超親切な市役所 所沢」です。
 私は、市職員ともども、機を見て敏に動き、自らが実践者になるという気概と勇気を持ち、市政に取り組んでまいります。
(市民との意見交換)
 まず、市民の活動から学んだりご意見を伺うために、2つの事業を昨年途中から始めさせていただきました。
 1つは、市内各地で率先した活動を行っている市民団体や先進的な取り組みを行っている事業者等の現場を訪問する「市長のこんにちは訪問」。2つ目は、テーマを設定し、市民と直接意見交換を行っている「未来(あす)を見つめ、今を動くタウンミーティング」でありますが、この2事業は、平成26年度も引き続き行い、市政に反映させてまいります。
(市政運営体制の整備)
 次に市政運営体制の整備について、です。
 市の目指す方向を実現するためには、大きな方向性を定め、それを実現するにふさわしい体制を整備することが求められます。
 まず、本市の市政運営の基本となる、平成27年度から平成30年度までの4年間を計画期間とする「第5次所沢市総合計画後期基本計画」を策定します。
 そして、職員の人材育成についてです。「人は石垣 人は城」と言われるように職員の質と団結力、実践力は、自助、共助、公助の公助の分野で市民の幸せを作る要となるものです。先進事例を見聞させる「『未来(あす)を見つめ、今を動く』政策形成事業」では総額はそのままですが、旅費の額を増やしましたし、「所沢市人材育成基本方針」等に基づき、全体研修と職場研修を互いに機能させながら組織全体による人材育成に取り組み、職員一人ひとりの意識・能力を向上させ、組織の活性化を図ってまいります。
 一方、経費節減を図るとともに、効率的な市政運営を進めるため、「税系システム」の更新を実施してまいりますし、市税収納率の向上に向けて、新たに「納税推進員事業」を立ち上げるとともに、個人住民税特別徴収未実施事業者に対し、地方税法に規定する特別徴収義務者としての指定を進めてまいります。
(超親切な市役所)
 そして、超親切な市役所についてです。すでに東西クリーンセンターでの家庭ごみの第一土曜日受け入れ、本庁の市民課、国保年金課に加えて、まちづくりセンターでも第2、第4土曜日開庁の試行、1年365日、全ての時間帯での小児初期救急医療体制の整備など、様々な新しい取り組みを進めてまいりました。平成26年度は、新たに財務部市民税課及び収税課も休日開庁に加わり、まちづくりセンターでも税証明の発行、市税等の収納業務を試行するなど、「公務員は市民のためにある」のプライドを持ち、取り組みを一層進めてまいります。
 時間外勤務の削減につきましては、ノー残業デー以外にワークライフバランスデーを設定し、各部主体的に取り組んでおりますほか、時差出勤制度を職員が自発的に活用して柔軟な勤務体制をとることにより、市民サービスを低下させることなく進めています。時差出勤の具体的な例としましては、税の夜間収納や駅サービスコーナーの補助業務、図書館の夜間開館などでの活用、夜間の会議やイベントへの対応、災害対応、夜間のパトロールや立哨、自動車運転手の勤務体制の工夫など、職員自らシステムとして提案、活用しています。
 市民が市政について知りたい情報を迅速にわかりやすくお伝えすることができるホームページは、年間約1,000万件のアクセスがありますが、どなたにも使い易く、より早い情報が提供でき、災害時にも強いように再構築を行います。

6 「所沢成長作戦!」 人を呼び込み 歳入アップでマチの成長を!

 以上「5つの思い」に加えまして、マチを成長させていくために、「所沢成長作戦!」を展開しています。
(地域の企業の活性化)
 まず、マチが活性化するには、地域の企業の元気が求められます。そこで、「設備投資融資利子補給事業」を新たに実施し、設備投資に係る埼玉県の制度融資に利子補給を行い、事業の発展・拡大を目指す事業者を支援いたします。
 また、平成25年度に引き続きとなりますが、市外から事業者を誘致したり、市内事業者の事業拡大するための受け皿となる、工業的な土地利用が可能な地区を確保するための取り組みを進めてまいります。旧所沢浄化センターの跡地利用については、土地の半分以上を産業用に活用するなどの条件で、企業等の案を募集し、その他に障害者雇用の推進や「マチごとエコタウン所沢構想」への貢献、周辺住環境への配慮などを加味して評価のうえ、最もよい提案をした企業等を5月には決定し、売却します。売却にあたっては、既存施設や設備の解体・撤去を条件とすることにより、市が多額の除却費用を捻出せずに跡地利用を可能とし、貴重な準工業地域への産業導入を図ることで地域の活性化につなげます。
 また、本年4月施行の「所沢市企業立地支援条例」により、市外からの企業立地はもとより市内事業者の事業拡大や障害者雇用の推進も図ります。
(新しいマチづくりで人を呼び込む)
さて、主にハードのまちづくり、についてです。
 西武鉄道所沢車輛工場跡地を含む所沢駅西口地区については、市の表玄関にふさわしい魅力と活力ある街を創出するため、都市基盤の整備並びに計画的な土地利用の誘導による街づくりを行ってまいります。平成26年度は、土地区画整理事業の都市計画決定を行うとともに、土地区画整理事業と市街地再開発事業との一体施行に関する調整を進め、路線測量や施行区域内の土地の地歴調査等を行い、事業計画決定の手続きを進めます。
 暫定調整区域の北秋津・上安松地区は、所沢駅近接地区という立地を活かし、土地区画整理事業を基本とし、時代の潮流や立地条件に即した面整備を、地元地権者が中心となり、市とともに民間活力を導入しながら進めてまいります。
 日東地区につきましては、所沢駅近接の商業地という地区の特性を踏まえ、民間活力により都市基盤の整備と街区の再編を一体的に図る事業を支援・誘導するとともに、安全で快適な都市環境への改善並びに計画的な土地利用を誘導する街づくりを進めてまいります。平成26年度は、組合施行による第一種市街地再開発事業の都市計画決定及び事業認可に向けた指導・支援を行うとともに、権利者や地元住民の意向を確認しながら、地区の街づくりの骨格となる東西・南北道路の配置計画の策定に向けた調査等を進めます。
 西所沢駅の西口開設につきましては、平成23年度に「西所沢駅西口開設検討協議会」から提言書を受けた後、関係機関と協議を進めてまいりました。平成26年度は、これまでの協議結果等を踏まえ、様々な実現方策を探ります。
 また、「地域公共交通検討事業」と銘打って、平成25年度に行った市内の交通弱者の意向調査や先進事例等の研究を踏まえ、本市における地域公共交通に関する課題と対策について検討を進めてまいります。
(安心・安全なマチの実現)
 次に、安心・安全なマチの実現について申し上げます。
 防災行政無線の聴こえない地域はまだまだあります。そこで平成26年度は放送塔を11基増設します。さらに、災害情報伝達手段として、新たに臨時災害FM放送局設備の導入を行います。FM局は災害時にも大きな役割を演じました。しかしながら、これを随時運営するとなると莫大な予算が必要になります。そこで臨時FM局を準備することで、安全安心と財政面の両立を図ることとしたものです。さらに、災害時の飲料水の確保のため、平成26年度は伸栄小学校に耐震性貯水槽を整備します。
 また、耐震改善が必要な市営住宅の耐震補強工事の実施及び老朽化が進んでいる設備等の改修工事を実施します。
 災害に強い住環境の整備を促進するため、建築物の所有者等が実施する耐震診断や耐震改修に対しては引き続き補助金を交付して、費用負担の軽減を図ります。さらに、新潟県中越地震等において、大規模に谷を埋めた造成地などで滑動崩落の被害が発生したため、宅地造成前後の地形図や航空写真等の詳細な分析を行い、大規模盛土造成地の位置及び規模を把握します。
 一方、人と人のつながりによって安心・安全は図られるものでもあります。市民の安全で安心な生活を確保するため、防犯意識の高揚を図るとともに、犯罪を起こさせにくい地域環境づくりを行政と地域が一体となって推進しており、平成25年末現在、自主防犯団体は221団体結成されているところです。引き続き、防犯指導者養成講座の開催や防犯パトロール用品の貸し出し等の支援や、街頭キャンペーンや市民大会などの広報活動を実施していきます。
(都市基盤の整備)
 続いて、都市基盤の整備、です。
 まず、道路として「北野下富線道路築造事業」は、本市幹線道路網を形成する重要路線であり、平成26年度は、都市計画道路松葉道北岩岡線からラーク所沢前の市道3-5号線までの延長470m、国道463号小手指陸橋北交差点(島忠のところ)から市道3-575号線(立正佼成会前)までの延長260m、また、市道3-575号線から県道所沢狭山線(西富小へ続く県道)までの延長862mについて事業を進めます。
 下安松地区の清流苑におきましては、生活環境の向上を図るとともに、災害時における避難路確保のため、柳瀬川を渡る通路となる「第二の橋」の整備を進めます。
 また、道路の拡幅や歩道の設置により、安全性・利便性の確保と渋滞の緩和を図ってまいります。具体的には、昨年、柳瀬地区で亀裂が生じた箇所(通称:アカバッケ)の近隣に位置する市道1-139号線の拡幅整備などを進めてまいります。
 東新井町地区で東川に架かる「学校橋」につきましては、幅員が狭く、車や歩行者などが通行しにくい状況であることから、橋の架替え工事を実施します。
 また、入間市との共同事業として実施している、「上藤沢・林・宮寺間新設道路築造事業」につきましては、第一工区である国道463号バイパスから浅間山通りまでの約740m(うち所沢市分約464m)の区間について、早期の開通を目指します。
(上下水道の整備)
 最後に、上下水道について、です。平成25年度に発足した上下水道部によって、より経営的な視点に立った運営を図っております。
 災害に強いライフラインを構築するため、浄水場の配水池を、震度6強程度の大地震にも耐えられるよう耐震化を順次進めます。下水道につきましても、下水道地震対策事業設計業務及び地震対策工事を行い、下水道施設の耐震化を進めていきます。
 また、老朽化した水道管を耐久性、耐震性のあるダクタイル鋳鉄管に布設替えを進めており、平成25年度からは張り巡らした管網のメインであります口径400mm以上の大口径管の布設替も実施しています。さらに、災害時や渇水時にも良質な水を安定供給できるよう自己水源の確保・保全を図るため、取水井戸の点検業務を実施しています。下水道につきましても、既に埋めてある管渠が老朽化して道路陥没が起きてはいけないので、下水道長寿命化対策調査及び計画策定業務を行い、より永くより安くということで下水道管渠の延命化とライフサイクルコストの縮減を図ります。
 なお、平成27年4月からの第3期市街化調整区域下水道整備事業の実施にあたり、下水道受益者負担金システムを新しく定め、効率的な事業運営を図っていきます。
 以上、平成26年度の主な施策につきまして、ご説明を申し上げました。引き続き、歳入予算の主なものにつきまして、ご説明を申し上げます。
 まず、一般会計について、です。
 市税につきましては、景気の動向等を踏まえて推計し、平成25年度当初予算と比べ微増となる504億8,900万円を計上いたしました。
 地方消費税交付金につきましては、消費税率の引き上げに伴う増加を見込み、32億3,000万円を計上いたしました。
 地方交付税につきましてはこれまでの実績を踏まえ、普通交付税17億5,000万円、特別交付税1億7,800万円、合わせて19億2,800万円を計上いたしました。
 国・県支出金につきましては、補助制度や補助対象事業等を十分に検討し、国庫支出金156億5,244万5千円、県支出金54億706万7千円を計上いたしました。
 そのほか、市債につきましては、起債対象事業等を十分に勘案したうえで、各種建設事業債を19億6,280万円、臨時財政対策債を35億円、合わせて54億6,280万円を計上いたしました。
 また、歳入歳出の差し引きに伴う財源不足額を財政調整基金からの繰入れで補ったところであります。
 なお、特別会計及び事業会計につきましても、それぞれの事業に応じた事業収入、国・県支出金、繰入金などの収入につきまして、実績を勘案のうえ計上しております。

その他の案件

 次に、ご提案申し上げております平成25年度3月補正予算の概要につきまして、ご説明申し上げます。
 はじめに、議案第1号「平成25年度所沢市一般会計補正予算(第7号)」につきましては、障害者支援費などの不足する事業費の追加をお願いしております。
 その他、国・県などの補助事業の確定によるものや、事業実施に基づく各費目の執行不用額などを調整するための減額をお願いするものであります。また、先ほど申し述べました様々な取り組みにより削減いたしました時間外勤務手当につきまして、約6,000万円を減額しているものであります。
 この結果、補正額は8億102万円の減額となり、補正後の予算額は900億6,969万7千円となるものであります。
 また、予算第2条で繰越明許費、第3条で債務負担行為、第4条で地方債につきまして、それぞれの補正をお願いしております。
 次に議案第2号から議案第6号につきましては、それぞれの特別会計につきまして、国庫補助金等の決定や事業費の確定等に伴う補正をお願いするものであります。
 続きまして、計画の改定及び条例その他の議案につきまして、ご説明申し上げます。
 はじめに、「計画の改定」といたしまして、議案第8号「所沢市街づくり基本方針の改定について」を提案させていただきました。
 次に、条例関係について申し上げます。
 まず新規制定としましては、「所沢市行政経営推進委員会条例」など、議案第18号から議案第32号までの15件を提案させていただきました。
 次に、一部改正としましては、「所沢市外部監査契約に基づく監査に関する条例」など、議案第33号から議案第45号までの13件を提案させていただきました。
 次に、条例廃止としましては、議案第46号「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例及び公益的法人等に派遣される職員の災害補償に係る処遇の特例に関する条例」並びに議案第47号「所沢市職員公務災害等見舞金支給条例」の2件を提案いたしました。
 次に、その他の議案でありますが、財産の取得といたしまして、議案第7号「駒ケ原特別緑地保全地区内の土地の取得について」、議案第48号「所沢カルチャーパーク用地の取得について」、議案第 49号「所沢カルチャーパーク用地の取得の承認を求めることについて」、議案第50号「所沢カルチャーパーク用地の取得の承認を求めることについて」、議案第51号「下新井桜木神社周辺緑地用地の取得の承認を求めることについて」を、議案第52号では「埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について」を、議案第53号から議案第56号までは「市道路線の認定及び廃止」をそれぞれお願いするものであります。また、利益の処分といたしまして、議案第57号「平成25年度所沢市下水道事業会計資本剰余金の処分について」及び議案第58号「平成25年度所沢市病院事業会計資本剰余金の処分について」、議会の議決をお願いするものであります。
 なお、提案理由につきましては、それぞれに記載したとおりであります。

むすび

 以上、平成26年度における市政運営の基本方針と、提出いたしました諸議案につきまして、その概要を申し上げました。

 ソチオリンピックが行われ、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、日本人は上を向いて歩き始めました。
 希望を胸に、しかし、両足はしっかりと大地に。スクラム組んで一歩一歩前進していきたいものです。
 考えてみれば、仕事をするのも、家庭を持つのも、学ぶのも、喧嘩するのも…人間の営みはすべて、幸せづくり、のために行われているようです。民間の仕事も公務員の仕事もまた、然り。自助も共助もそして公助も、全ては幸せづくりのためにありました。
 ならば、これからの社会、自助、共助、公助、その割合が変わろうとも、総力戦でやればいいじゃないか、2年と3か月市政に携わらせていただいて今、そう感じるようになりました。
 総力戦で、人づくり、まちづくり、すなわち幸せづくりをしていきたいです。まずは2,100有余の市職員と、そして、埼玉西部消防組合の職員と、そして、市民と、また、市職員は各部連携して、市民の幸せづくりに、ともに汗して参ります。そして、未来の子どもたちにどんな日本を残すのか、伝えるのか、継承を意識し、覚悟を持って、少しずつでも前へ歩んでまいります。
 提案いたしました各議案につきましては、市職員の汗の結晶であります。議員各位におかれましては、何とぞ慎重ご審議のうえ、ご議決賜りますようお願い申し上げ、平成26年度の施政方針演説並びに提案理由の説明とさせていただきます。
ご清聴まことにありがとうございました。

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