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平成31年所沢市議会第1回定例会施政方針・提案説明要旨(平成31年2月21日)

更新日:2019年2月21日

はじめに

 本日ここに、平成31年所沢市議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にて参集賜り、新年度予算をはじめ市政における重要案件につきまして、ご審議いただきますこと、厚く御礼申し上げます。
 さて、市長2期目の就任後、3年と3か月が経過しました。その間、動け! 所沢 紡ごう! 絆 を合言葉に、「人と人との絆を紡いでいこう」「自然と調和した生き方を模索しよう」そして、思うより動く、実践者を大切にするとの思いで、日々市政を運営してまいりました。
 新たに迎える平成31年度の当初予算も、昨年に引き続きマチごとエコタウン所沢構想の理念をすべての施策に反映させて、第6次所沢市総合計画の始まりを意識しながら、その編成に臨ませていただいたところです。
 それでは、平成31年度当初予算をはじめ諸議案の審議をお願いするにあたり、市政運営に関する基本的な考え方と、予算並びに条例その他の議案について、その概要を申し述べ、議員各位並びに市民の皆さまのご理解、ご協力を賜りたいと存じます。

昨年の振り返り

 さて、昨年を振り返りますと、スポーツ界では多くの若者が世界へ羽ばたき、挑戦していった、そんな年であったと感じています。
 メジャーリーグでは、大谷翔平選手が投手と打者の二刀流で最優秀新人賞を獲得、テニス界では、大坂なおみ選手が全米オープン、全豪オープンとグランドスラムで連続優勝を果たし、サッカー界では日本がワールドカップでベスト16に入りました。
 本市ゆかりの選手でいえば、ウィルチェアーラグビーの島川しまかわ慎一しんいち選手が世界選手権で金メダルを獲得し、インドネシア2018アジアパラ競技大会では、田口たぐち侑治ゆうじ選手が男子ゴールボールで、田中たなか愛美まなみ選手が車いすテニスで、小倉おぐら理恵りえ選手が車いすバドミントンで、それぞれ東京2020パラリンピックに向けて、期待が膨らむ活躍を見せてくれました。
 子どもたちに目を向けますと、学校における部活動では、美原中、東中、狭山ケ丘中学校の生徒が陸上競技で、所沢中学校の生徒が水泳でそれぞれ全国大会に出場しましたし、関東合唱コンクールでは、同声の部で向陽中が金賞を、混声の部で所沢中が銀賞、南陵中学校が銅賞を、それぞれ獲得いたしました。そのほか、所沢の子どもたち一人ひとりが、それぞれ何かに努力し、輝かしい青春を過ごしているのだろうと、日々思っているのであります。
 このような若者たちの活躍とそれぞれが思い抱く夢の数々は無限の広がりを見せ、私たち大人に夢と希望を与えてくれます。そして、私たち大人の使命は、その若者たちに誇れる所沢を築き、継承していくことであると改めて思い至り、第6次所沢市総合計画にも、その思いを込めさせていただきましたし、昨年も各分野で、そのための取組を進めてきたのでありました。

施策としての振り返り

 例えば、地域の「絆」づくりへの支援であります。
 本来、子どもたちは家庭や学校はもちろんのこと、地域で育てられるものであります。地域共同体にとってもそれが必要でありましたし、また、大人が幼きものに教えることが好きなようにできていることからもそれは必然でありました。しかし、それができにくくなっている。そんな中、共同体を回復し、子どもたちに善きふるさとを残そうと、額に汗する人々がおられます。
 まず、コミュニティ、共同体に対しましては、自治会・町内会や市民活動団体など、様々な担い手が協働して地域づくりに取り組めるよう、昨年は「所沢市地域コミュニティ推進プラン」の改定に向け作業を進めたところです。
 子育ての分野では、子どもたちの健やかな成長に繋がる様々な事業を推進してまいりました。「所沢市子ども・子育て支援事業計画」は、平成32年度からの「第2期計画」の策定に備え、アンケート調査を実施し、実態把握をいたしました。
 また、子育て支援の拠点、こどもと福祉の未来館にあるこども支援センター「大地」では、平成31年1月末現在で、利用者数延べ96,478人、相談件数3,728件、相談も前年度より大幅に増えるなど、その機能は十分に発揮されております。
 また、放課後児童対策としては、伸栄小、美原小学校区に児童クラブわくわくクラブ、北秋津小、南小学校区に児童クラブ北秋津ゴロニャンクラブをそれぞれ開き、並木児童クラブでは建て替えを行い、また、指定管理者の更新に合わせ、ひばり児童館とさくら児童館の定員を拡大して、児童クラブ、生活クラブの定員を合計155名拡大してまいりました。
 教育分野におきましては、真に子どもを大切にするまちを築くため、行政部局の不退転の覚悟を示す「所沢市教育大綱」を策定し、ふるさとの宝である子どもたちに全力を傾注して施策を展開していくことを誓ったのでありました。
 具体的な施策としては、授業力の伝達の意味も込めた学力向上支援講師を2名、特別支援学級の新設により心身障害児介助員を3名、学校司書を2名増員し、新たに配置いたしました。これでこの8年間でも65名の市採用教育職員が増員され、合計270名が子どもたちに細やかな目を注いでいることとなりました。
 また、経済的な理由で給食費や学用品費の支払いが困難な保護者に対しましては、小学校入学前に学用品費を支給できるよう改めさせていただきました。
 一方、ハード面においても、北中小学校の防音校舎空調改修工事や南陵中学校外壁塗装工事など、教育環境の向上を図るとともに、学校給食センター再整備のため、用地を取得したところです。
 また、「所沢市教育振興基本計画」も、平成31年度から新たに始まる「第2次計画」を現在策定中であり、今後も、子どもたちが社会でたくましく生き抜くための力を育て、市民一人ひとりが健康で豊かな学びを充実できるよう取り組んでまいります。
 さらに、子どもの読書活動に特化した「第3次所沢市子どもの読書活動推進計画」や公立図書館として質を高めていくための「第2次所沢市図書館ビジョン」も、3月中に策定いたします。
 一方、福祉の分野では、昨年の7月に「所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例」を施行し、社会的障壁の除去に取り組む店舗等への補助金交付を開始し、出前講座やシンポジウムを実施して、市全体で障害への理解を深め、誰もが暮らしやすい社会づくりを進めているところです。
 また、高齢者が住み慣れた自宅や地域で暮らしていけるよう、医療職と介護職合同の会議を充実させて、地域包括ケアシステムの推進にも取り組みました。
 また、母子保健の分野では、子育て世代包括支援センター「かるがも」に行かないと手に入らないオリジナル母子健康手帳を作ることで、「かるがも」での交付を前年比214%に増やしました。これにより、妊娠届け出の時から保健師や助産師による丁寧な面談ができるようになり、また、必要に応じて地区担当保健師及び関係機関と連携することで、虐待の防止にも努めました。
 また、地域医療に目を向けますと、市民医療センターでは新たにリハビリ室を設け、理学療法士を採用して、在宅復帰を支援する「地域包括ケア病床」11床を、昨年11月から導入しました。
 また、国民健康保険におけるジェネリック医薬品利用率につきましては、平成30年度の目標75%に対し、11月診療分の時点で75.7%と、すでに目標を超えているところです。
 環境分野では、マチごとエコタウン所沢構想に基づき、一貫して種々の施策を進めてまいりました。
 太陽光発電設備や燃料電池、蓄電池、エコカー等への購入補助を維持、充実してきたのは言わずもがな、平成30年5月には、原発に頼らずエネルギーの自立、地産地消を目指して地域新電力会社「株式会社ところざわ未来電力」を立ち上げ、現在23の公共施設に供給しているところですし、EUが実施するIUCプロジェクトにも選ばれて、ブラチスラバ市をはじめとする環境に頑張る世界の都市と肩を並べてともに学んで、持続可能なまちづくりに努めているところであります。そして、この2月14日には、県内初「世界首長誓約/日本」に署名をいたしたところです。
 その他、低炭素化も図るため、10月には東部クリーンセンターで延命化工事が始まり、3月にはごみ焼却熱で発電した電力を利用する電気式ごみ収集車(EVパッカー車)も導入させていただきます。
 そして、ダイオキシンで揺れた所沢市、自区内処理の原則を果たすため、柳瀬地区のご協力をいただいた上で、平成30年度は最終処分場整備のための用地購入を進めているところです。
 また、農産業の分野では、狭山茶の海外展開へむけ所沢市茶業協会への支援を行い、長野県上田市とは、「産業交流に関するフレンドシップ協定」を結んで、農産物の県外国外への展開を意識して、その振興を図りましたし、「農地サポート事業」では、今年度は約7.7haの農地を担い手に引き継いだところです。
 また、企業立地奨励金につきましては、今回、金属加工の工場が誘致できたわけですが、工場以外にも、新たにオフィス・宿泊施設等や土地提供者についても対象として、積極的な企業誘致活動を行っているところです。
 産業系への土地利用の転換では、まずは「三ケ島工業団地周辺地区」で準備会が結成され、事業を協力して進める業務代行予定者を準備会が選定しているところです。
 なお、これら事業はすべて、平成30年1月に策定した「所沢市産業振興ビジョン」に沿い、進めさせていただいております。
 さて、市民文化に目を向けますと、昨年の2月「ところざわサクラタウン」が着工しました。既にその姿も現れ始め、所沢市民文化センター・ミューズと共に、本市を代表する文化の拠点となることでしょう。そして、一方の所沢市民文化センター・ミューズも、高い評価を得ているホール音響を維持しながら耐震化を進め、また、バリアフリー化するために、昨年12月より工事を着工しております。その際、PFI手法を用いたことで、約10億円の縮減効果も見込んでいるのでありました。
 さて、ハードの街づくりの分野では、まずは市の表玄関である所沢駅周辺の開発が進んでおります。
 所沢駅西口地区では、平成29年10月から市街地再開発事業の建築工事に着手し、組合に対する支援を行っておりますし、土地区画整理事業におきましても道路新設、下水道や宅地造成等の工事を進めるとともに、移転交渉など行ってまいりました。
 また、日東地区では、東町の市街地再開発事業において市道の付替え工事を行い、本年1月には建築工事に着手するなど、組合に対して支援を行うとともに、ファルマン通り交差点改良のための事務手続きを進めさせていただきました。
 旧暫定逆線引き地区の見直しでは、市街化区域編入に向け若松町地区、上安松・下安松西地区、下安松東地区の3地区で準備組合が結成され、また、先行する北秋津・上安松地区は市街化区域に編入され、緑を保全する形で区画整理を進める組合に対し、支援を行ってまいりました。
 また、都市計画道路におきましては、北野下富線の開通に向け工事を進める一方で、松葉道北岩岡線の延長210mの区間を昨年5月に供用開始いたしました。
 また、上藤沢かみふじさわ・林・宮寺間新設道路では、1工区である上藤沢南交差点から浅間山せんげんやま通りまでの約740mについて、平成31年3月の供用開始に向けて工事を進めているところです。
 また、公共交通に関しましては、ところバスのコースの小規模変更と都県境をまたいでの東村山市への乗り入れを果たし、西所沢駅に対しましては、東西自由通路と橋上駅舎の設置に向け、整備計画の変更作業及び鉄道事業者との協議などを現在進めているところです。
 続いて災害対策につきましては、県が治水対策として取り組む東川・柳瀬川のカメラ画像を市ホームページで公開することで、県と共同で治水対策に取り組みましたし、崩壊した山口中学校の擁壁、及び滑落した市道5-993号線の復旧工事に取り組みました。
 また、ライフラインの災害対策としては、老朽化した水道管の布設替えなど水道施設の耐震化と、下水道の地震対策、整備区域の拡大と雨水対策を引き続き進めました。なお、加えて昨年は、企業としての経営基盤を強めるため、宮本町の水道庁舎跡地を民間に貸し付け、契約を結びました。それにより平成31年度より25年間、年1,032万円の賃借料を得ることになりました。また、マンホール蓋を活用し有料で広告に使ってもらう全国初の取組を開始したほか、小学生対象のポスターコンクールを実施し、2点をマンホール蓋のデザインに活用して、下水道事業のイメージアップにも取り組みました。
 ところで、昨年は全国的に自然災害の多い年でありました。そこで、豪雨災害のあった岡山県倉敷市に職員を2名、広島県竹原たけはら市にも職員を1名それぞれ派遣しましたし、もちろん、引き続いて、東日本大震災の被災地、岩手県大槌おおつち町に職員を2名派遣しているところです。
 この他、公共施設マネジメント推進室を設置し、ライフサイクルコストの縮減や施設総量適正化に向け取組を始めたところです。また、第4次所沢市男女共同参画計画では2年の検討を経てこの3月の策定に向け最終段階に入っております。また、埼玉西武ライオンズのパ・リーグ優勝、あわせて所沢に来て40周年のパレードを市民とともに職員みんなで実行できましたし、シティプロモーションの元祖である広報活動につきましても、新たに「ところざわ通信」を発行して、その情報発信に工夫を凝らしたところです。
 以上、昨年を振り返って、進めた事業の、その一部を申し上げさせていただきましたが、もう一つ、加えて申し上げたいこととしては、これら事業を下支えする公正な税収確保に対する職員の踏ん張りがあったことでありました。これは、平成29年度に約9億円市税収入を増やし、その取組が埼玉県から認められ、昨年10月、「収入未済額圧縮率部門」での個人住民税市町村表彰を授かったことからもわかることでありました。
 このように昨年は、持続可能で横断的な市政運営のため、職員皆が力を合わせ、機を見て敏にしっかりと進めることができた1年だったと感じているのであります。

市政運営と予算編成の基本的な考え方

 それでは、平成31年度における「市政運営の基本的な考え方」について、申し上げます。
 東日本大震災と原発事故、それが私の市長を志した原点であります。本日冒頭申し上げさせていただきました通り、あの時感じたあの思いを決して忘れず、人と人との絆を紡いでいこう、自然と調和した生き方を模索しよう、そして、思うより批評をするより自ら動く実践者となろう、実践者を大切にする、そんな所沢、日本でいこう!そうやって、未来の子どもたちに誇れる「善きふるさと」を創り、継承していくことが、我々大人たちの使命である、との思いをもって、引き続き市政を進めてまいります。
 さらに平成31年度は、第6次所沢市総合計画が始まる年。「マチごとエコタウン所沢構想」の理念を基調に第6次所沢市総合計画基本構想の将来都市像を高らかに掲げ、じっくり地道に着実に、気を引き締めて歩みを進めてまいります。
 続きまして、「予算編成の基本的な考え方」について申し上げます。
 日本経済は、企業部門の改善が家計部門に広がり、好循環が進展する中、各種政策の効果もあいまって、雇用・所得環境が改善し、民需を中心とした景気回復が期待されております。
 しかし、市財政はさにあらず。市税収入は収税部門の踏ん張りもあり微増を維持しているものの、経常収支比率は依然として高く、市財政が慢性的な硬直状態にある中で、社会保障や公共施設の老朽化に要する費用は年々増える見込みです。また、将来の持続可能性を図って今やらねばならないさまざまな投資も、そのそれぞれの動きが加速し始め、財政需要は膨らんでおります。
 平成31年度当初予算は、この状況をしっかり踏まえ、未来を創る投資的事業の重要性を認識し、「マチごとエコタウン所沢構想」の精神などを共有して、市民の新たな幸せ実現に向け、既成概念を取り払い、発想の転換はできないか知恵を絞って、予算編成に臨みました。また、一部枠配分の手法を用い、予算の重点化に心がけた次第です。
 それにより編成された一般会計総額は、昨年度の予算を大きく上回り、1,100億円に迫る規模となりました。その約半分を民生費が占め、投資的な事業を盛り込む土木費も大幅な増額となりました。が、同時に教育や衛生費にも厚く配分し、めいっぱいの事業を盛り込む予算編成となりました。
 名付けて、「平成のその先へ『みせます!所沢の未来(あす)のかたち』予算」であります。

平成31年度予算概要

 それでは、平成31年度予算の概要を申し上げます。
 まず歳出としましては、一般会計では総額1,094億8,000万円となり、前年度比9.2%、92億3,000万円の増、また、特別会計、事業会計を加えた全会計の合計は、1,941億2,251万円となり、前年度比3.9%、72億4,615万8千円の増となりました。
 一般会計が昨年度より膨らんだ主な理由といたしましては、まず老朽化した施設を直すための修繕工事の費用として、東部クリーンセンターに約45億円、所沢市民文化センターミューズに約40億円、学校などに約13億円、それぞれ費やすことに加えて、福祉・教育・環境を維持していくための、未来を創る投資的事業(ハードのまちづくり事業など)が本格化したことが挙げられます。さらに、歳出の約半分を占める民生費も、国民健康保険特別会計への繰出金の減や少子化に伴う減額要因もあったのですが、それ以上に社会保障経費や子育て支援の充実に要する費用が増え、民生費全体では4億7,335万2千円の増額となりました。また、全予算を通じましては、10月から消費税率が上がることも要因の一つとなりました。
 次に歳入につきましては、市税や各種交付金を社会情勢などに合わせて見積もるとともに、後年度の負担が過重とならないよう勘案しながら市債や財政調整基金からの繰り入れなどにより対応することといたしました。
 では、議案第11号から第20号までの総予算について、公約に掲げた「6つの柱」に沿って主な施策をご説明申し上げ、続けて、市の成長に向けた施策についてご説明いたします。

1「教育・子ども」日本一、子どもを大切にするマチ所沢

 柱の一つ目は、「教育・子ども 日本一、子どもを大切にするマチ 所沢」であります。
 子どもは市の宝であり、大人は子どもたちのために生きている、と言っても過言ではありません。だからこそ大人の姿勢が問われるのです。「日本一子どもを大切にするマチ所沢」市としてやるべきことは何かを見極め、子どもたちがたくましく、健やかに成長していけるよう市として取り組んでまいります。

学校設備の充実

 学校設備の充実につきましては、厳しい財政状況の中、できる限りその対応に努めました。
 まず、施設修繕では、三ケ島小学校東校舎の外壁塗装改修工事、富岡中学校の屋内運動場、柔剣道場の改修工事などを行い、教育環境の向上を図っていきます。
 また、老朽化が進んでいる学校トイレの洋式化、バリアフリー化は、30年度と同じく継続して行います。平成31年度は、設計が終了している上新井小、牛沼小、林小、宮前小学校、中央中、北野中学校の6校で工事を行い、並木小、中央小、北野小、椿峰小学校、狭山ケ丘中、上山口中学校の6校について、設計を行ってまいります。
 また、山口中学校の擁壁については時間がかかっておりますが、全力を挙げて10月末の完了を目指し、復旧工事を進めます。
 また、平成31年度は小中学校45校への空調設備整備という財政的にも非常に大きな取組を進めていかねばなりません。平成32年3月までの工事完遂に向け、事業を進めていきますが、それと同時に、学校や子どもたちにも自分たちに何ができるのか考えを深めさせ、省エネルギーの活動や行動につなげてまいります。

学習の取組

 学力向上の取組にも、力を入れてまいります。
 昨年は、平成32年度からの小学校での英語教科化をにらみ、大学教授による教員研修や読み聞かせ用の教材購入など行ってまいりましたが、31年度は、中学校英語デジタル教科書を全15校に整備するなど、引き続き英語教育の推進を図ります。
 また、平成30年度の検証結果を踏まえて電子黒板の導入を進めてまいります。
 また、教育は人なり。学校における教育の質の向上を図るべく、これまでも人的な支援を厚く行ってまいりました。平成31年度は、学校司書を2名増員し、配置校を増やします。また、特別支援学級を新たに4校、北秋津小、中富小、宮前小学校、そして、狭山ケ丘中学校でありますが、新たに4校に設置して、地域の中での教育を進めるとともに、心身障害児介助員は1名を増員してまいります。
 また、本市では子どもの生命に関わる不幸な出来事がありました。子どもたち一人ひとりの悩みに向き合い、このようなことが今後起こらぬよう、従前からの心理士や心のふれあい相談員に加え、新たに市としてスクールカウンセラー4名を任用し、小・中学校への派遣を行ってまいります。また、安全安心対策推進員による、学校内外の解決困難な事案に対する指導・助言についても、引き続き行ってまいります。
 このほか、老朽化した学校給食センターの再整備について、平成31年度は、既存施設の解体に向け、アスベスト調査等を行います。

放課後児童対策

 放課後児童対策も喫緊の課題です。平成31年4月には所沢小、南小学校区にまたがる定員40名の民設民営の児童クラブを1か所開設するほか、こばと児童館、つばき児童館、すみれ児童館、わかば児童館の4つの生活クラブについても定員を拡大し、72名の定員増を図ります。

母子保健と安心な子育て

 少子化、晩婚化が課題となるなか、不妊検査に対する費用補助を現在実施しております。平成31年度からは特定不妊治療に係る初回費用につきましても妻が35歳未満の夫婦に対し、最大10万円の助成をしてまいります。
 また、子育ての孤立化もこれを防がねばなりません。まずは、子どもを安心して産み育てられるよう、引き続き子育て世代包括支援センター「かるがも」専門相談員による「妊娠・出産つづけてサポート事業」を実施してまいります。
 また、子どもたちの健やかな育ちと保護者の子育て支援を進めるため、「第2期所沢市子ども・子育て支援事業計画」につきましても、平成32年度からの開始に向け、引き続き策定作業を進めます。

2「環境」エネルギーの自立、マチごとエコタウン所沢

 2つ目の柱は、「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン所沢」であります。
 所沢市は、震災直後から「マチごとエコタウン所沢構想」を掲げ、エネルギーの自立、みどりの保全・創出、「もったいないの心」の実践を通じて、自然との調和した生き方、絆を実感できる社会の実現を目指してまいりました。
 国際的にはSDGsえすでぃーじーず=持続可能な開発目標の達成が世界の共通課題となり、プラスチック容器による海洋汚染を防ぐことも認識が共有され始め、また、COPこっぷ24ではパリ協定の実施のための国際的な気候変動枠組も決められたところです。

スマートエネルギーの推進

 市はこれまで、「とことこソーラー北野」や「フロートソーラー所沢」の設置、学校屋上への「屋根貸しによる太陽光発電設備の設置」、スマートエネルギー補助金の充実、そして、マチエコ応援隊の結成など様々な取組で再生可能エネルギーの普及推進を図ってまいりました。もちろん、地域新電力会社「株式会社ところざわ未来電力」を立ち上げたのも、その一環でありました。
 平成31年度は、農地に太陽光発電設備を設置する、営農型太陽光発電設備(ソーラーシェアリング)などに対する補助を新たに加え、また、従来からの住宅リフォーム補助金を環境に良いように改修するスマートハウス化推進補助事業に変容させて、エコリフォームやゼロ・エネルギーハウスなどを進めることで、より一層の省エネ創エネ環境の普及に努めます。
 また、「所沢市版REあーるいー100」では、市庁舎で使用される電力を全て再生可能エネルギー由来とする「REあーるいー100の日」を設け、見える化、象徴化することで、再生可能エネルギーの利用を実質的に増やせるように努力してまいります。

みどりのまちづくり

 かつて、ミヤコタナゴやホタルがいる柳瀬川や東川で泳いだことのある世代の大人たちが、今、市内各地でその環境を取り戻すために行動を起こしております。生物多様性は、自然体系のバロメータであり、人々の生活基盤と文化の多様性を支えるものでもあります。そこで、市は「生物多様性ところざわ戦略」を策定し、子どもたちがホタルやミヤコタナゴ、カブトムシなどがいる川や里山で子ども時代を過ごしていけるよう、長期の視点で環境を保全、創造してまいります。
 また、三ケ島二丁目里山保全地域の指定範囲を拡大するとともに、旧鎌倉街道沿里山保全地域、所沢市駒ケ原ふるさとの緑の景観地、所沢市北中ふるさとの緑の景観地、そして、ここで範囲を拡大する三ケ島二丁目里山保全地域指定予定地の緑地をそれぞれ公有地化してまいります。
 さらに、このみどりと、狭山丘陵を源とする柳瀬川、東川、砂川堀の水辺を結びつける「水とみどりがつくるネットワーク」を構築して、みどりの恵みを感じながら、歴史・文化に触れ、新たな人の流れを生み出せるよう、その魅力を発信してまいります。
 具体的には、散策路などを整備していくのですが、まずは三ケ島小学校の南側付近の砂川堀について、生物の生息環境に配慮した護岸の整備と散策路整備を進めます。
 また、長期的な水質状況を把握して水質確保を進めるため河川の水生生物を調査してまいります。
 このほか、所沢カルチャーパークでは自然体験や環境教育の場としての活用を視野に入れ、雑木林保全のための下草刈りをはじめ、防火水槽設置、外周道路整備工事、用地取得、実施設計等を行ってまいります。
 また、公園が不足している松井地区におきましては、新たに設置する松戸橋公園の用地取得、築造工事を進めてまいります。

もったいないの心の実践

 「もったいない」という言葉は、世界の共通語になっております。所沢市では、「もったいないの心」を実践に移すため、例えば雑紙や古着古布を資源として新たに回収したり、食品ロスゼロのまち協力店や食べきりタイムを普及したり、粗大ごみとして出された家具を直して頒布したり、「もったいない市」を開いたりして、「もったいないの心」の実践を図っております。さらに昨年12月20日には、海洋ごみに代表されるプラスチックごみの問題に対し、市として真正面から取り組んでいくことを宣言いたしたところです。
 平成31年度は、(仮称)第2一般廃棄物最終処分場の整備を進めるとともに、一般廃棄物処理基本計画を改訂し、また、災害廃棄物処理に関する基本計画も新たに策定してまいります。

3「福祉・自治」人と人との絆を実感できるマチ 所沢

 柱の3つ目は、「福祉・自治 人と人との絆を実感できるマチ 所沢」であります。
 人間は社会的動物であり、困難に陥った時、人々が助け合い支え合うことでそれを乗り越えてまいりました。一方、それにシステムとして対処するのが、自助、共助、公助で言うところの公助としての福祉であります。財政的にも困難が多いのですが、助け合いと福祉と、それぞれの良さ、それぞれの出番を見極めて、まったき社会を目指していかねばなりません。

子育て支援

 子育て支援につきましても、引き続き進めてまいります。先にも述べましたとおり、「こどもと福祉の未来館」の2階にあるこども支援センター「大地」はオープン以来大好評であります。引き続き、子育て支援と発達支援の場として充実させてまいりますとともに、障害のある人もない人も共に生きる社会を謳っているのでありますから、「こどもと福祉の未来館」においてもその趣旨が自然に体現されてしまうよう工夫をしてまいります。

福祉の充実

 まず、福祉分野の計画づくりにつきましては、平成33年度から計画期間が始まる「第3次所沢市地域福祉計画」を作るため、新年度は市民アンケートなどを行い、地域での生活課題やニーズを把握してまいります。また、同じく平成33年度から始まる「第8期所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」につきましても、基礎資料として「高齢者福祉・介護実態調査」を実施してまいります。
 また、住宅を失った生活困窮者に対しましては、新年度より、一時的な宿泊場所や飲食を提供し、自立相談支援員による求職活動や居住先確保の支援を行ってまいります。このようにして誰もが地域で安心して暮らせるまちづくりを目指します。
 次に、障害者施策では、昨年施行した「所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例」に基づき、積極的な啓発活動に努めますとともに、補助制度を厚くしてまいります。
 また、医療的ケアが必要な障害者の生活を支援するため、新年度からは、生活介護施設やグループホームに看護師等を置く場合の補助金を創出し、支援してまいります。
 次に、高齢者施策では、「トコろん元気百歳体操」、「地域サロン」、「お達者倶楽部」事業を引き続き実施して、住民主体の通いの場の充実を図るとともに自主的な活動を支援してまいります。
 また、各地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を新たに位置づけ、地域における支援体制の構築と認知症ケアの向上を図ります。
 また、介護保険では、新年度は、認知症高齢者グループホーム36床の整備が法人により予定されておりますので、補助金を交付してこれを支援してまいります。さらに、平成31年10月に予定される消費税率引き上げに伴い、低所得者に対して介護保険料負担軽減の拡大を図ります。

こころの健康

 「こころの健康」につきましては、引き続き一人ひとりの状況に合わせた支援に取り組んでまいります。
 まず、平成31年度から新たに始まる計画に基づき、自殺対策を進めていきます。また、所沢市では、重い精神障害を持つ人が地域で生活していけるよう、市町村では全国初の「精神障害者アウトリーチ支援事業」を実施してきました。が、昨年10月より受託者となった国立精神・神経医療研究センターにより、これまでの専門職チームにさらに臨床心理士が加わりました。今後も手厚い支援体制で、事業内容の充実を図ってまいります。

自治・「絆」を紡ぐまち

 「絆」の原点は家族であり仲間であり近所であり、そして、地域コミュニティなのでありましょう。みんなが仲良く支え合える、そんな地域を作るため中心となって活動されている自治会、町内会への報償金など支援の仕方を見直すとともに、様々な主体がつながって、地域の絆を元気に紡いでいけるよう「地域づくり協議会」への活動交付金も活動に応じて厚くして、支援を続けてまいります。
 また、コミュニティの充実を願って市制施行30周年目に始まった「所沢市民フェスティバル」は、今年で40回目を迎えます。今まで助成削減を重ねてきたのですが、ここで少し増額して、初期の目的に立ち返るべく工夫を凝らし、実行委員会を応援してまいります。

4「文化・ブランド」文化の風 薫るマチ 所沢

 4つ目の柱は、「文化・ブランド 文化の風 薫るマチ 所沢」であります。
 これからの市政運営は市民のシビックプライドがカギを握る、そう感じているところです。所沢とはなんなのか、私たち市民の一人ひとりが探っていかねばなりません。そんななか、文化の会社、株式会社KADOKAWAは、所沢に拠点を構えるその意義を、江戸を支えた後背地「武蔵野」に見出した、そう私は感じております。
 所沢とはなんなのか、その価値はどこにあるのか、を見きわめて、自然や文化、芸術を大事にした魅力あるまちづくりを進めます。

まちの魅力 

 株式会社KADOKAWAとの共同プロジェクト「COOLくーる JAPANじゃぱん  FORESTふぉれすと構想」につきましては、拠点となる「ところざわサクラタウン」の全容が見え始め、オープンまであと1年半、期待に胸が膨らむのであります。新年度も啓発事業を活発化し、機運を高めてまいります。
 また、周辺環境の整備として、その玄関口となる東所沢公園につきましては、「公募設置管理制度」PARKぱーく-PFIの導入も視野に入れ検討を進めてまいります。さらに、旧コンポストセンター跡地では、昨年解体工事に着手しましたが、今後は、マルシェ棟及び駐車場、東川をまたぐブリッジ建設など、平成32年度オープンに向け整備を進めてまいります。
 また、昨年インバウンド推進室を設置したわけですが、平成31年度は、ホームページやSNSなどにより外国語での情報発信を進め、市の魅力を広く海外に伝えるとともに、外国語やキャッシュレス決済への対応が進むようセミナーを開催し、外国人観光客の受け入れ体制を整備してまいります。
 同様に、昨年10月推進室を設置した東京オリンピック・パラリンピックに関しましては、競技の体験会や周知イベント等を行うとともに、早稲田大学と協働して、イタリアチームの事前キャンプ受け入れに向け、確実に準備を進めてまいります。さらに、イタリア大使館とも連携し、人的・文化的な相互交流を進めます。

スポーツ振興

 スポーツの分野におきましては、市民の誰もが、いつでも、どこでも、いつまでも、スポーツに勤しむ環境づくりに努めるとともに、所沢市民体育館のメインアリーナ、サブアリーナ、卓球室、トレーニング室、また、小手指、三ケ島、柳瀬、新所沢の4つの地区体育館の照明をこれまでの水銀灯からLEDに交換します。
 特に、市民体育館は、ゴールボール競技のナショナルトレーニングセンターとなっております。日本を代表する選手たちが、大活躍をできるよう、全力で選手たちを応援し、サポートをしてまいります。
 また、北野総合運動場のテニスコートのうち損傷の激しい面について人工芝を張り替えます。

歴史・文化の継承

 文化芸術の拠点、所沢市民文化センターミューズは、PFI手法により現在改修中でありますが、来年4月のリニューアルオープン後には、ザ・スクエア(大展示室)をメインの会場に、所沢ゆかりの作家たちの現代美術展を開催する予定です。その準備を進めます。
 また、文化財の分野では、北秋津・上安松土地区画整理事業のスケジュールに影響を及ぼさないよう配慮しながら、県選定の重要遺跡である北秋津きたあきつ横穴おうけつ墓群ぼぐんを含む埋蔵文化財の調査を平成34年度まで実施してまいります。
 このほか、資料の収集、保存、調査、研究を適宜進め、ふるさと所沢に関する研究成果を活かした企画展示を行い、郷土への愛着を深めるための事業を展開してまいります。
 また、今年は日本初の飛行場「所沢飛行場」に、フォール大佐を団長とするフランス航空教育団が来日して100周年の年です。1月にはフランス大使館等と連携し「日仏交流折り紙ヒコーキ所沢大会」を行いましたが、それに続いてこの4月には、先人の偉業を称え、フランスとの親交を深めるため、市民文化フェアと同時開催により記念式典や記念イベントを開催してまいります。

農業の活性化

 農業の活性化に対しましては、引き続き、近いがうまい、の所沢農畜産物の特色を生かし、広めて、ブランド化を目指しますが、そのほかに、担い手が不足する農業経営者と、働く場を求める高齢者や障害者とのマッチングを行い、「農福連携」を進めてまいります。
 また、市街化区域の農業を応援し、かつ、街なかのみどりを確保するため「所沢市生産緑地地区の区域の規模に関する条例」を今議会、提案させていただきました。生産緑地指定の面積要件を300平方メートルまで引き下げ指定対象農地の拡大を図ります。

5「行政」超親切な市役所 所沢

 柱の5つ目は、「行政 超親切な市役所 所沢」であります。
 行政課題は複雑多様化し、財政は厳しさをまぬかれない状況にあって、行政は今まで以上にその取組を計画的かつ効果的に推進していかねばなりません。そして、職員には、公務員は市民のためにあるのプライドを持ち、超親切に、そして、今こそ謙虚に、感謝の気持ちで、市民のために知恵を絞り学んでいこう、と願うのであります。

市民参加としての選挙

 平成31年度は埼玉県議会議員選挙を皮切りに、市議会議員選挙、参議院議員選挙、埼玉県知事選挙、所沢市長選挙と5つの選挙が行われます。選挙は市民参加の一番基本となるもの。前回同様、県議選、市議選のポスター掲示板を併用して経費削減に努めるとともに、今回から適用される議員選挙中のビラを始めとする経費を支出し、適正で公正な選挙の執行に努めます。また、若年層の投票率を上げるため、市内高校の3年生と市内大学の学生を対象に、選挙の重要性について啓発活動を実施します。

効果的な行政経営

 効果的な行政経営のためには、連携が有効です。
 市内の高校、大学、株式会社KADOKAWAや西武鉄道株式会社、日本光電工業株式会社、所沢郵便局など様々な事業者と連携し、所沢市を盛り上げてまいります。
 また、埼玉県西部地域まちづくり協議会、いわゆる「ダイアプラン」では、平成31年度から日高市が加入することが決まりました。イベントの共同開催や公共施設の相互利用連携など進めていますが、よき仲間として5市が組み、観光など様々な分野で連携し魅力アップ、活力アップに努めます。
 また、市民サービスの向上では、個人番号カード(マイナンバーカード)をより活用していただけるよう、市内の会社や学校を訪問してマイナンバーカード申請の出張受付を行います。

健全な財政運営

 もちろん財政運営は計画的であらねばなりません。
 そこで、公共施設のライフサイクルコストを縮減すべく、所沢市公共施設長寿命化計画の策定に着手してまいります。
 また、個人住民税特別徴収分および法人市民税、事業所税の収納について、事業者からの電子納税を可能にするため、地方税共通納税システム(地方税ポータルシステム【eLTAXえるたっくす】)を導入し、手続きの簡素化を図り、引き続き税収確保に努めます。

復興支援

 東日本大震災から丸8年が経とうとしております。が、復興はまだ途上です。国により定められた復興期間もあと2年で終了とされる中、事業進捗ははかどらず、昨年も埼玉県市長会に東北各地の自治体から支援の要請がありました。所沢市は現在岩手県大槌町へ職員2名を派遣しておりますが、これに加え、4月からは宮城県山元やまもと町へ(この山元町は、元健康推進部長 坂本 博典氏が本市を退職後、復興支援のために働いている自治体でありますが)この山元町にも2名の職員を新たに派遣し東北の復興を応援してまいります。

6「健幸長寿」思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢

 そして、6つ目の柱、「健幸けんこう長寿 思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢」であります。
 「元気でいきいき“健幸長寿のまち”の実現」に向け、医療・介護の連携体制をつくり、また、市民の健康意識を向上させて、平成29年現在男性県内5位、女性12位の所沢市民の健康寿命を、県内1位にしていきます。

健康づくり

 「トコろん健幸マイレージ事業」は平成28年度からの参加者の数値によれば、医療費抑制効果が1人年間51,960円と、非常に高い効果がありました。ただ費用が少しかかる。そこで現在のシステムは平成31年度いっぱいまでとし、平成32年度には県の健康マイレージ事業に参画し「歩いて健康、健康でお得」のインセンティブはそのままに、持続可能な事業運営を図るため準備を進めてまいります。
 また、胃がん検診では、市内協力医療機関での個別検診として「胃内視鏡検査」を新たに実施いたします。さらに、生活習慣病の早期発見、早期予防にも取り組んでまいります。
 また、「所沢市保健医療計画」も平成31年度をもって計画期間が終了することから、「第2次計画」の策定を始めます。
 その他、所沢市の特長である、休日や夜間の小児初期救急医療体制の充実につきましても引き続き力を注いでまいります。

7「成長戦略」動き出した街づくりを成功させます!

 以上、今まで申し上げました「6つの柱」に掲げる施策をきちんと漏れなく進めていくには、やはり、確かな財源が必要です。
 そこで、世の中の動きを見定めつつ、はやきこと風の如く、また、動かざること山の如しで、適宜手を打ってまいります。
 まず、まちづくり全体を網羅する基本方針、「所沢市街づくり基本方針」につきましては、平成32年度の改定にむけ、事務を進めてまいります。

土地利用

 産業系への転換を目指す3つの地区のうち、三ケ島工業団地周辺地区では、周辺に及ぼす影響について、環境影響評価制度に基づく調査・予測・評価を実施してまいります。また、他の2地区、松郷工業団地周辺地区と関越自動車道所沢インターチェンジ周辺地区では地権者に事業手法等を理解していただくべく、引き続き情報提供を行ってまいります。
 次に、旧暫定逆線引き地区についてですが、市街化区域編入を目指す3つの地区のうち、まず若松町地区につきましては、関係機関との協議を進めながら都市計画変更手続きを進めていきます。また、上安松・下安松西地区、下安松東地区につきましては、道路、排水計画などの事業計画策定に向け、準備会に対して助言・支援を行ってまいります。
 一方、市街化区域編入を断念した地区につきましては、順次、用途地域の廃止に向け、地権者に対し説明会を行ってまいります。
 また、米軍所沢通信基地を東西に貫く市道3-1114号線(東西連絡道路)では平成31年度中の完成をめざし、あわせてその用地返還を実現します。

市街地整備

 本市の市街化区域では、大きな事業が進んでおります。
 まず、本市の表玄関、所沢駅西口地区につきましては、土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行により、都市基盤整備や計画的な土地利用の誘導による街づくりを進めてまいりました。平成31年度は、引き続き、道路工事や下水道工事、宅地造成工事や移転補償交渉を進めるとともに、市街地再開発組合に対する助言や支援、さらには所沢駅周辺の歩行者ネットワーク形成に向けた整備を進めてまいります。
 日東地区につきましては、所沢東町地区第1種市街地再開発事業について引き続き組合に対して必要な助言・支援を行い、また、ファルマン通り交差点の改良につきましては、用地取得契約に向け権利者交渉及び手続等を行ってまいります。
 また、すでに市街化区域となった北秋津・上安松地区のまちづくりにつきましては、みどりの保全などに配慮しながら、区画整理事業を進めてまいります。

まちの元気

 産業の活性化に対しましては、引き続き企業立地奨励金を使い、企業の誘致・拡張を支援するほか、家賃を補助してアニメ、ICTなどの都市型産業を支援したり、また、所沢の特産品づくりを支援してまいります。
 また、地域産業を引っ張る事業者を発掘し、商品開発や販路開拓などの取組を応援するため、国・県からの専門家を派遣するなど、その活性化を図っていきます。

商業・観光振興

 商業や観光の支援としては、引き続き補助金を交付して各商店街の取組を応援するほか、新たに法人化した所沢市まちづくり観光協会に対し補助金を交付して立ち上げを支えます。また、県の「ヘルスツーリズム産業創出支援事業」として、本市では、みどりを楽しみながら健康増進を図っていこうと、地元商店や飲食店、所沢市医師会、早稲田大学、西武鉄道株式会社等の関係団体から成る埼玉県・所沢市ヘルスツーリズム協議会を立ち上げたところです。平成31年度は、クアオルト健康ウォーキングを活用した観光振興を効果的に実施できるよう支援をしてまいります。

道路の利便性向上

 市の道路も着々と進捗しています。
 都市計画道路北野下富線につきましては、市道3-575号線、立正佼りっしょうこう成会せいかい付近から三商さんしょう団地を横切り主要地方道所沢狭山線までの延長862m(3工区)の平成32年4月の供用開始をめざし、用地取得を進め、道路築造工事、雨水管布設工事を行ってまいります。と同時に、大字北岩岡で交差する松葉道北岩岡線から市道3-5号線までの延長470m(1工区)の道路詳細設計を実施してまいります。
 その他「ところざわサクラタウン」の周辺道路整備事業としては、東川に沿った市道2-572号線に歩道を設ける改良工事を行うとともに、市道2-561号線及び市道2-996号線の交差点の一部について用地を取得し、交差点改良をいたします。また、市道1-544号線北秋津地区内の拡幅と、市道2-210号線日比田地区、市道3-3号線下富地区、市道3-4号線北岩岡地区、および県道所沢青梅線坂之下地区内の歩道整備につきましてもそれぞれ事業を進めてまいります。
 また、下安松は「清流苑せいりゅうえん第ニの橋」につきましては、橋げた架設工事、右岸下流の護岸工事及び取付道路工事を行って、平成31年度中の供用開始を目指します。
 一方、河川の治水対策として県、清瀬市、所沢市が共同して行う清柳橋の架け替えにつきましては、平成31年度は左岸の橋りょう下部工事を行ってまいります。

交通政策

 超高齢社会の到来とともに、健幸長寿の取組としても、公共交通の担う役割はさらに大きくなっていきます。
 まず、駅ホームにおける安全性向上を図るため、所沢駅につきましては平成32年度いっぱいに全てのホームにホームドアをつけ終わるよう、工事主体は西武鉄道でありますが、市もそのための負担をしてまいります。
 また、西所沢駅につきましては、東西自由通路と橋上駅舎を設置するための基本設計を行います。
 また、地域公共交通会議等で、地域公共交通の方向性や具体的な施策について検討を重ね、平成31年度は、ところバスの抜本的な見直しや新しい交通手段の導入に向け、地域と協働での検討を始めてまいります。

地域の防犯と防災対策

 まず、自分の命・財産は自分で守る「自助」の重要性を啓発していくとともに、「共助」としては、自治会・町内会長、民生委員に配布している「避難行動要支援者名簿」を活用し、地域の皆様と実効性ある避難支援体制を構築してまいります。また、防犯意識を高めるために、自主防犯団体へのアンケートや防犯講座を実施して、地域ぐるみの防犯対策を進めます。とともに、防災資機材や非常食を備蓄する防災倉庫の整備を行い、また、消防団の消防ポンプ車(第4分団ですが)の更新と防火衣などの装備を図ってまいります。
 また、空き家の利活用等ワンストップの相談事業も民間事業者に支援いただき引き続き進めてまいります。

住みよい住宅・住環境

 市営住宅の適切な維持管理を図るため、経年劣化の著しい市営住宅泉町団地1号棟の改修工事を実施します。

上水道の整備

 水道事業では、「長期構想」に基づく事業計画が、平成32年度で終了します。よって、次期計画として「水道ビジョン」と「水道事業経営計画」の策定に新たに着手してまいります。
 また、古くなった水道管の布設替えを進めるとともに、第一浄水場浄水池の耐震補強工事を実施します。さらに、広報紙を新たに年2回発行するなど、イメージアップにも努めます。
 また、未利用地の経済的活用を図るとともに、市長部局同様、長期的債券を購入するなど財源確保に努めるほか、国際協力機構債券(JICAじゃいか債)を購入して社会的投資を進めます。

下水道の整備

 下水道事業では、第3期市街化調整区域下水道整備事業を引き続き進めるとともに、「下水道ストックマネジメント実施方針」に基づいて、維持管理や改築などを計画的に進めていきます。
 また、緑町の中央公園調整池ちょうせいちの耐震補強工事を実施するとともに、平成31年度は市内120か所の雨水桝の浸透化を実施して、見える成果を上げていきます。
 また、水道事業同様に未利用地の経済的活用を図るとともに、イルミネーションマンホールを用意するなどして、さらなるマンホール広告事業を進めることで財源確保に努めます。


 以上、平成31年度の主な施策につきましてその概要をご説明いたしました。
 引き続き歳入予算の主なものにつきましてご説明いたします。
 市税につきましては、景気の動向等を踏まえて推計し、522億8,974万1千円を計上いたしました。
 地方交付税につきましては、これまでの実績や収入額などの見込みを踏まえ、普通交付税10億円、特別交付税7,000万円、合わせて10億7,000万円を計上いたしました。
 国・県支出金につきましては、補助制度の活用を積極的に進め、国庫支出金197億7,097万3千円、県支出金68億5,601万5千円を計上いたしました。
 そのほか、市債については、起債対象事業等を十分に勘案して、各種建設事業債を92億5,230万円、臨時財政対策債を20億円、合わせて112億5,230万円を計上いたしました。
 また、歳入歳出の差引きに伴う財源不足を財政調整基金からの繰入れで補ったところであります。
 以上、一般会計歳入について申し上げたところですが、特別会計及び事業会計につきましても、それぞれの事業に応じた事業収入、国・県支出金、繰入金などの収入につきまして、実績を勘案のうえ計上しております。

その他の案件

 次に、ご提案いたしております平成30年度3月補正予算について、ご説明いたします。
 はじめに、議案第1号「平成30年度所沢市一般会計補正予算(第10号)」につきましては、民生費などにおいて不足する事業費の追加、あわせて、国・県などの補助の確定、執行不用額などの調整による減額について計上いたしました。
 この結果、補正額は4億6,651万5千円の減額となり、補正後の予算額は1,072億9,682万9千円となるものです。
 なお、補正予算の財源につきましては、国庫支出金、県支出金、繰入金で調整させていただきました。
 また、予算第2条で繰越明許費、第3条で債務負担行為、第4条で地方債につきまして、それぞれ補正をお願いしております。
 次に議案第2号から議案第6号につきましては、それぞれの特別会計における、国庫補助金等の決定や事業費の確定等に伴い補正を行うものであります。
 続いて、条例その他の議案について、ご説明いたします。
 初めに、条例関係について。
 まず、新規制定といたしましては、議案第22号「所沢市特定教育・保育施設等重大事故再発防止検証委員会条例」及び議案第23号「所沢市生産緑地地区の区域の規模に関する条例」の2件を提案しております。
 次に、一部改正といたしまして、「所沢市一般職の任期付職員の採用等に関する条例等の一部を改正する条例」など、議案第7号、議案第8号及び議案第24号から議案第36号までの15件を提案しております。
 次に、その他の議案でありますが、議案第9号は「狭山丘陵保全配慮地区内の土地(元三ケ島二丁目墓地計画地)の取得」を、議案第10号は「所沢市国民健康保険出産費資金貸付基金条例に基づく貸付金に係る債権の放棄」を、議案第21号は「公の施設の相互利用に関する協議」を、議案第37号及び議案第38号は「市道路線の認定及び廃止」を、それぞれお願いするものであります。
 なお、提案理由等につきましては、それぞれに記載したとおりです。

むすび

 以上、平成31年度における市政運営の基本方針と、提出いたしました諸議案につきまして、その概要を申し上げました。
 今年1月、所沢市は日本経済新聞社による「サステナブル度・SDGsえすでぃーじーず先進度調査」で、全国815市区の中の環境分野で、はからずも第1位の評価をいただきました。この調査は初めてされた調査ですので、まさに「はからずも」いただけたのでありました。
 思い返せば、この8年、「大震災と原発事故、誰もが感じたあの思い」を決して忘れず、人と人の絆、自然との調和を軸に「マチごとエコタウン所沢構想」を作り、それを施策に展開しようと地道に努めてきた、それが評価されたのだと、うれしく思うのであります。マチごとエコタウン所沢構想とSDGsえすでぃーじーずの精神は、きっと通底しているのです。
 紆余曲折がありました。各施策には生みの苦しみがあり、また、生まれないものもありました。
新年度、平成31年度からは、「マチごとエコタウン所沢構想」とSDGsえすでぃーじーずの精神を胸に、多くの皆様に議論していただいた第6次所沢市総合計画が始まります。
 事業の実施に当たっては、職員みんなで力を合わせ、できるための工夫を凝らし、連携をいとわず、市民の力を仰ぎながら、今こそ公務員の実直さと謙虚な気持ちを忘れずに、市民の新たな幸せのため、地道に地道に力を尽くしてまいります。
 その新たな第一歩が、この予算です。
 議員各位におかれましては、何とぞ慎重ご審議のうえ、ご議決賜りますようお願い申し上げ、平成31年度の施政方針及び提案理由の説明とさせていただきます。
 ご清聴ありがとうございました。

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