岩崎簓獅子舞

更新日:2020年12月22日

 岩崎ささら獅子舞は、所沢市山口の岩崎地区に伝承されており、毎年10月の第2土曜日に瑞岩寺ずいがんじ境内で行われます。
 江戸時代初期に岩崎村を知行した地頭(旗本)の宇佐美助右衛門長元うさみすけえもんながもとが、慶長19年(1614年)の大坂冬の陣に出陣し戦功を立て、その帰途に京都へ立寄り3頭の獅子頭を買い求めて、獅子舞の師匠を伴って凱旋し、村の若者たちに稽古をさせたのが始まりと伝わります。現在は、昭和44年に結成された「岩崎獅子舞保存会」の皆さんによって保存伝承されています。
 この獅子舞の特徴は、3人の舞手がそれぞれ頭上に獅子頭をかぶり、腹に太鼓をくくりつけて、これを撥で打ちながら舞い踊る1人立ちの獅子にあります。また、獅子の周囲にはササラッコ(簓子)と呼ばれる伴奏者が立ち、彩り鮮やかな花笠をかぶって、左右の手に持ったささら(竹の先を細かく割って束ねた楽器)をすり合わせて音を出します。この他に山伏・棒使い・蝿追い・笛の役があり、20名前後の人たちで演じられます。
【指定年月日】昭和44年6月27日
【所在地】所沢市山口400番地(瑞岩寺) 

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