武蔵野 MUSIC JAM 2026 を開催します
更新日:2025年11月26日


こまっちゃクレズマ

原マスミ
井上園子

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民謡クルセイダーズ

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開催に向けたメッセージ(令和7年10月30日)
「音楽のあるまちづくり」を掲げている所沢市。しかし、市外の方からみて、渋谷や下北沢や高円寺のように、即座に「音楽」「ライブ」を想起するような街ではないかもしれません。
市外からだとなかなか見えづらいことですが、現在の所沢市は、音楽をはじめ様々な文化芸術活動を、市民の皆さんが主体的に行っている街だという特徴があります。例えば、約200名の市民が練習を重ねて演奏する「所沢で第九を」は40年以上続いていますし、まちづくりセンターの多くに音響ホールが備わっていることを背景に、「松井クラシックのつどい」等様々な自主事業が市民により運営されています。
所沢市は、普段から市民が気軽に音楽に触れられる街でもあります。例えば、2014年から延べ70回以上開催している「まちなかコンサート」では、商業施設等に買い物・遊びにいらした方が、ふと音楽に触れられる機会を提供しています。
さらに、地元アーティストやアマチュアアーティストを応援する取組もあります。所沢航空記念公園で開催された「空飛ぶ音楽祭」はこのような発想から生まれたものですし、先ほどの「まちなかコンサート」でも、一部のステージで出演者を公募し、市民の応援を受けながら音楽を表現しています。ちなみに、所沢市が誇る本格的な文化拠点施設「所沢市民文化センター ミューズ」も、当時の市民の声の高まりにより建設に歩みを進めたという経緯があります。
このように、所沢は市民文化が発展している街だといえますが、そこまで至った経緯は果たして何でしょうか。
1970年代、所沢をはじめとする「武蔵野地区」において、米軍基地に由来するロック・ポップス・ジャズ文化が芽生えたこと。そこに土壌があると考えられます。例えば、狭山アメリカ村に、日本のロックの草分け的存在となったミュージシャンが多数移り住んだのが有名な例です。
所沢市ゆかりのアーティストとしては、日本のR&B界の至宝・小坂忠氏、日本のロックの元祖と評される頭脳警察のPANTA氏、ジャズの領域に留まらずRCサクセションのサポートメンバーとして忌野清志郎氏の信頼を得ていたサックス奏者・梅津和時氏など。彼らはミュージシャンからリスペクトされる「ミュージシャンズ・ミュージシャン」として、現在の日本のロック・ポップスの土台になったと言っても過言ではありません。
このようなルーツミュージックが出現する武蔵野地区の土壌。ここから紡がれた物語が、現在の所沢の市民文化を形成したと考えられます。「武蔵野 MUSIC JAM」は、この物語に着目し、ルーツミュージックを基本とした音楽ステージをつくります。ブッキングに関しても、そんな土壌と親和性のある、ミュージシャンからも一目置かれるような方にお声がけする予定です。
そして、音楽ステージで展開される最高な音楽を通じて、所沢市民の皆さんには、どうか所沢に対する誇りを感じていただきたいですし、市外の皆さんには、そんな所沢の「面白さ」「突き抜け感」を楽しんでいただきたいです。そして、このイベントの先には、市民の皆さんが、もっともっと音楽を心から楽しめる、そのような将来に繋げたいと考えております。
音楽以外にも、所沢のおいしい食べ物・ドリンクをご用意して、お腹いっぱい所沢の魅力を楽しんでいただきたいと思います。
2026年3月15日、「武蔵野 MUSIC JAM」初開催。所沢航空記念公園 野外ステージにて、所沢市民の皆さんも、市外全国の皆さんもお越しいただくことを、心よりお待ちしております!
お問い合わせ
所沢市 市民部 文化芸術振興課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9211
FAX:04-2998-9491


