乳幼児期の予防接種について
更新日:2022年11月1日
お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。
子どもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。予防接種に対する正しい理解の下で、予防接種を受けましょう。
目次
1.予防接種の種類
- BCG
- ヒブ
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)
- 麻しん風しん混合(MR) 第1期
- 麻しん風しん混合(MR) 第2期
- 水痘(みずぼうそう)
- 日本脳炎 第1期
- 不活化ポリオ(単独)
※乳幼児期以外の予防接種は、小学校就学以降の予防接種についてをご確認ください。
2.接種場所
市内協力医療機関
- 事前に予約が必要な場合がありますので、受ける際はあらかじめ医療機関にご確認ください。
- 定期予防接種以外(おたふくかぜ・インフルエンザ等)は任意接種となりますので、接種を希望される場合は医療機関にお問い合わせください。
3.予診票送付時期
対象年齢になる頃、保健センターよりお送りします。
BCG、ヒブ、小児肺炎球菌、四種混合、B型肝炎、ロタウイルス、麻しん風しん混合(MR)第1期、水痘 | 生後1、2か月頃 |
---|---|
日本脳炎第1期 | 3歳の誕生月 |
麻しん風しん混合(MR)第2期 | 小学校就学1年前の3月下旬 (幼稚園年中クラス年度末) |
※MR1期、水痘の予診票については、従来、生後11か月ごろにお送りしていましたが、令和4年2月送付分から上記のとおり変更しました。
なお、転入や紛失等で、予診票をお持ちでない方は、保健センター健康管理課(電話:04-2991-1811)までお問い合わせください。または、こちらから電子申請で「予防接種の予診票の交付申請」(外部サイト)ができます。
4.ご注意とお願い
- 予防接種はお子さんの健康状態のよい時に受けましょう。
- 接種当日は、母子健康手帳、予診票を忘れずにお持ちください。
- 新型コロナウイルスワクチンを接種済の場合は、接種済証もお持ちください。
- 対象年齢でない方は、法定外接種(自己負担)となります。
- 予防接種はワクチンの種類により、対象年齢や回数、間隔などが異なります。受ける前に必ず、「予防接種と子どもの健康」(予診票に同封)をよくお読みください。
BCG
対象年齢
1歳に至る(1歳の誕生日の前日)まで
標準的な接種期間
生後5か月から8か月に達するまでの間
接種回数
1回
ヒブ
対象年齢
生後2か月から60か月に至る(5歳の誕生日の前日)まで
接種回数、間隔
初回接種開始時の年齢により異なります。
接種開始年齢:生後2か月から7か月に至るまで
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
4回 | ・初回接種:27日から標準的には56日までの間隔をおいて3回 ・追加接種:初回接種終了後、7か月から標準的には13か月までの間隔をおいて1回 |
注意:2回目、3回目の接種は生後12か月に至る(1歳の誕生日の前日)までに接種してください。
その期間内に接種ができなかった場合は、2回目、3回目の接種は省略し、27日以上の間隔をおいて追加接種を1回行ってください。
接種開始年齢:生後7か月から1歳に至るまで
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
3回 | ・初回接種:27日から標準的には56日までの間隔をおいて2回 ・追加接種:初回接種終了後、7か月から標準的には13か月までの間隔をおいて1回 |
注意:2回目の接種は生後12か月に至る(1歳の誕生日の前日)までに接種してください。
その期間内に接種ができなかった場合は、2回目の接種は省略し、27日以上の間隔をおいて追加接種を1回行ってください。
接種開始年齢:1歳から5歳に至るまで
接種回数:1回のみ
小児用肺炎球菌
対象年齢
生後2か月から60か月に至る(5歳の誕生日の前日)まで
接種回数、間隔
初回接種開始時の年齢により異なります。
接種開始年齢:生後2か月から7か月に至るまで
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
4回 | ・初回接種:27日以上の間隔をおいて3回 ・追加接種:初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、生後12か月以降に1回 |
注意1:2回目の接種は生後12か月に至る(1歳の誕生日の前日)までに接種してください。
その期間内に接種ができなかった場合は、3回目の接種を省略し、追加接種を行ってください。
注意2:2回目、3回目の接種は生後24か月に至る(2歳の誕生日の前日)までに接種してください。
その期間内に接種ができなかった場合は、2回目、3回目の接種は省略し、追加接種を行ってください。
接種開始年齢:生後7か月から1歳に至るまで
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
3回 | ・初回接種:27日以上の間隔をおいて2回 ・追加接種:初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、生後12か月以降に1回 |
注意:2回目の接種は生後24か月に至る(2歳の誕生日の前日)までに接種してください。
その期間内に接種ができなかった場合は、2回目の接種は省略し、追加接種を行ってください。
接種開始年齢:1歳から2歳に至るまで
接種回数、間隔:60日以上の間隔をおいて2回
接種開始年齢:2歳から5歳に至るまで
接種回数:1回のみ
B型肝炎
対象年齢
1歳に至る(1歳の誕生日の前日)まで
※3回目の接種を終えるまで、約半年間かかります。1歳を超えると法定外接種(自己負担)となりますので、スケジュールをよく確認して接種してください。
接種回数、間隔
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
3回 | ・27日以上の間隔をおいて2回 ・1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回 |
注意:母子感染防止事業により出生直後にワクチンの接種を受けた方は、定期予防接種の対象外となります。
ロタウイルス
対象年齢
生後6週0日後からロタリックスは生後24週0日後、ロタテックは生後32週0日後まで
接種回数、間隔
ワクチン名 ※どちらか一方を接種 |
1回の接種量 | 対象年齢 | 回数 | 接種間隔 | |
---|---|---|---|---|---|
ロタリックス (経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン (1価)) |
1.5ml(ミリリットル) | 出生6週0日後から 24週0日後まで |
2回 | 27日以上の間隔をおいて2回 | |
ロタテック (5価経口弱毒性ロタウイルスワクチン (5価)) |
2.0ml(ミリリットル) | 出生6週0日後から 32週0日後まで |
3回 | 27日以上の間隔をおいて3回 | |
注意1:初回は生後14週6日までに接種してください。
注意2:初回と同一のワクチンを接種してください。
四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)
対象年齢
生後3か月から90か月に至る(7歳半になる前日)まで
接種回数、間隔
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
4回 | ・初回接種:20日から標準的には56日までの間隔をおいて3回 ・追加接種:初回接種終了後6か月以上、標準的には1年から1年半後に1回 |
麻しん風しん混合(MR) 第1期
対象年齢
生後12か月から24か月に至る(2歳の誕生日の前日)まで
接種回数
1回
麻しん風しん混合(MR) 第2期
水痘(みずぼうそう)
対象年齢
1歳から3歳に至る(3歳の誕生日の前日)まで
接種回数、間隔
3か月以上、標準的には6か月から12か月の間隔をおいて2回
日本脳炎 第1期
対象年齢
生後6か月から90か月に至る(7歳半になる前日)まで
接種回数、間隔
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
3回 | ・初回接種:6日から標準的には28日までの間隔をおいて2回 ・追加接種:初回接種終了後6か月以上、標準的にはおおむね1年後に1回 |
不活化ポリオ(単独)
対象年齢
生後3か月から90か月に至る(7歳半になる前日)まで
接種回数、間隔
接種回数 | 接種間隔 |
---|---|
4回 | ・初回接種:20日から標準的には56日までの間隔をおいて3回 ・追加接種:初回接種終了後6か月以上、標準的には1年から1年半後に1回 |
注意:四種混合を接種する方は、単独の不活化ポリオワクチンを接種する必要はありません。
関連リンク
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール【簡易版】(日本小児科学会)(外部サイト)
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール【詳細版】(日本小児科学会)(外部サイト)
予防接種については、16ページから18ページまでになります。
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お問い合わせ
所沢市 健康推進部 保健センター健康管理課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1811
FAX:04-2995-1178
