所沢の狭山茶

更新日:2010年10月1日

所沢は狭山茶の生産地です!

 所沢市は入間市に次ぎ、第二位の狭山茶の生産地です。
 狭山茶摘歌で「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめをさす」と歌われているように、狭山茶は全国的にも有名な特産品です。
 狭山茶は市内全域で栽培されており、特に三ヶ島、富岡地区で栽培面積、収穫量が多く、茶生産者の多くが「自園(栽培)、自製(製造)、自販(販売)」という独自のスタイルをとっており、地元で生産されたものを地元で消費する「地産地消」の先駆けでもあります。また、すべてを直接販売しているわけではなく、問屋や農協にも卸しています。

生産量

 593トン

作付面積

 176ヘクタール

作付世帯数

 622世帯
 ※平成20年作付調査より

狭山茶の特徴

 狭山茶とは埼玉県内及び埼玉県に隣接する東京都の西部地域で生産されるお茶をいい、所沢市・入間市・狭山市が狭山茶生産の中心です。現在、北は宮城県から南は沖縄県まで各地でお茶の木が育てられています。お茶の木にとっては、埼玉県は寒い地域なので、お茶の葉は1年に2回(春と夏)しか摘めません。他の産地よりも寒い気候の中で作られる狭山茶は、葉が厚いため味が甘く濃厚です。また、栄養分が多く含まれていて、おいしいと評判です。

摘採期

  • 一番茶 4月下旬から5月下旬
  • 二番茶 6月下旬から7月下旬

お茶の花は「所沢市の花」です

 皆さんは、お茶の花を見たことがありますか?11月の中旬ごろ、茶畑のあちらこちらに2〜3センチメートルぐらいの白いかわいらしい花を見ることができます。花びらは5枚で優しい香りがします。市では昭和48年に、「市の木・いちょう」、「市の鳥・ひばり」とともに、「お茶の花」を市の花とすることに決めました。これは当時、市民の皆さんに、所沢にちなんだ花・木・鳥を広く募集し、選ばれたものです。

狭山茶の歴史

 日本でお茶の木が育てられるようになったのは、今から約800年前のことです。勉強のために中国に行ったお坊さんが、お茶の木の種を持ち帰り、畑にまいたのが、お茶の始まりと言われています。また、狭山茶は、鎌倉時代に京都のお坊さんが今の川越(当時は河越)にお茶の木を植えたのがその始まりということです。所沢では約300年前、徳川幕府の時代に「三富開拓」が行われたころ、農作物の風よけや、隣の土地との境界をはっきりさせるために植えられたのが始まりと言われています。その当時、お茶はお坊さんが勉強するときの眠気覚ましに飲まれていたそうです。

所沢の狭山茶イメージキャラクター ところ茶ん

狭山茶の産地所沢をPRし、所沢茶業の振興を図ることを目的に、平成10年にイメージキャラクターを作成しました。愛称は、平成11年に広く一般市民から募集し、所沢をイメージできるものとして「ところ茶んところちゃん(ところちゃん)」に決まりました。
 

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お問い合わせ

所沢市 産業経済部 農業振興課
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