子供も大人も共に学び続けるマチへ <学び創造アクティブPLUS>学力向上推進事業

更新日:2024年1月29日

 所沢市教育委員会では、本市の児童生徒の学力向上を目指した「<学び創造アクティブPLUS>学力向上推進事業(以下「学び創造アクティブPLUS」)」に令和2年度より取り組んでいます。
 この学び創造アクティブPLUSでは、これまでの「学び創造アクティブプラン」の成果と課題を踏まえ、学校・家庭・地域が一体となり、「学力向上に向けた3つの柱」を踏まえた取組を推進し、児童生徒の学力向上を図ります。
 また、「所沢市学び創造アクティブPLUS推進委員会(以下「推進委員会」)」を立ち上げ、学力向上に向けて意見をいただき、事業の充実を図ってまいります。

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基本方針

1 『学び創造アクティブPLUS』の目的

 所沢市教育委員会では、これまで、『学び改善プロジェクト』、『学び創造プラン』『学び創造アクティブプラン』と3年毎の学力向上推進事業に取り組んでまいりました。この事業は、学校・家庭・地域が総がかりで、子供たちの学力向上のための取組を推進していくもので、これまでの9年間で確実な成果をあげてきました。

 令和2年度からスタートしている『学び創造アクティブPLUS』の『PLUS』には、「さらに・前向きに」という思いを込めています。市内約1,300人の先生方が、「児童・生徒一人一人の学力向上」に向かって、共に取り組まれてきた授業改善を、更に前に進め、市内で学ぶすべての小・中学生約24,000人が主体的に学び、互いに高め合う学習者として、夢をもって未来へ前向きに歩んでいくことを支援していきます。

2 子供たちの『必要感・達成感』を大切にします

 
 変化の激しい社会を生き抜く子供たちが、「自分自身の力で未来へ歩んでいく」ためには、(1)生きて働く「知識・技能の習得」(2)未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等の育成」(3)学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等の涵養」の3つの柱による資質・能力の育成が必要です。これらの資質・能力を「主体的・対話的で深い学び」を通して、身に付けることが重要です。そのためには、子供たち自らが「知りたい、やってみたい」と思える『必要感』と、「できた・わかった」と喜びを実感する『達成感』をもつことが大切です。

3 一人一人に寄り添い『自己肯定感』を高めます

 「子供たちは誰もが『できるようになりたい。よりよくなりたい。』と願っている」という、能動的な学習者としての子供観は、この『学び創造アクティブPLUS』でも継承していきます。
 学力の向上と自己肯定感には相関関係があることがわかってきました。学力向上には、子供たち一人一人が、自己の存在感を実感しながら、有意義で充実した生活を送ることが重要です。子供たちに関わる全ての大人が一人一人に寄り添い、自他を尊重し合う、温かな人間関係の中で、『自己肯定感』を高めることを目指します。

4 学校・家庭・地域が手をつなぎ、『未来を切り拓く力』を育成します

 予測困難な社会の中で、持続可能な社会の創り手となる子供たちには、主体的に社会に関わり、多様な人々との交流を通じて、新たな価値を創造する力、『未来を切り拓く力』の育成が必要です。この育成には、学校・家庭・地域が連携協働し、それぞれの教育的機能を生かした取組を行うことが重要です。

学校・家庭・地域の三つの柱

1 行動方針3つの柱


柱1 児童・生徒の『必要感・達成感』を大切にします。

柱2 児童・生徒の『自己肯定感』を高めます。

柱3 児童・生徒の『未来を切り拓く力』を育成します。

2 学校では

「主体的・対話的で深い学び」による授業と、自分の居場所となる温かな学級での一人一人に寄り添った指導・支援は、学力向上の両輪となります。
児童・生徒が「やってみたい」「できた・わかった」と、学ぶことの意義を感じられる授業づくりと、児童・生徒にとって安全で安心できる学級・学校づくりに向けて、教職員の資質向上を目指します。

1 主体的・対話的で深い学びの充実を図ります。
2 児童・生徒の心に寄り添い、自己肯定感を高める指導・支援を行います。
3 授業の質の向上を図ります。

3 家庭では

 家庭における学習・読書の習慣が身に付いていたり、SNS・ゲーム等について家庭内で話し合って約束を決めていたりする児童・生徒は、学力が高い傾向にあることがわかってきました。

そのため、家庭学習の定着を図り、家族との語らいの中で、メディアとの付き合い方等の生活習慣について考えることを推奨します。

そして、児童・生徒の「努力」や「伸び」が認められることによって、児童・生徒の学習への意欲が高まることを目指します。

1 家庭学習の定着を図ります。
2 家族で語らう時間づくり

4 地域では

 社会の変化を正確に予測することが困難なこれからの時代においては、主体的に社会に関わり、個性を生かし多様な人々との協働を促す教育の充実が求められます。
体験活動などを通して、一人一人が自らの課題を乗り越え、他者と協働して取り組み、やり遂げる力を育てます。
また、幼児教育と学校教育の滑らかな接続と小・中学校9年間を見据えた教育の推進を目指します。

1 持続可能な社会の創り手の育成を図ります。
2 異校種間連携を推進します。                

参考

注釈1 思考ツールとは、KJ法的手法や、ランキング法など、情報を可視化し、思考を方向づける道具のこと。

注釈2 子どもの読書活動の推進に関する法律で、4月23日が「子ども読書の日」に定められていることから、毎月23日を「家読」の日としたもの。

学校では、こんな研究をしています

学校アクティブ研究

 3年間で全ての学校が研究委託校として授業改善を行い、教師の授業力のUPを目指します。

学校クリエイト研究

 自校の特色を生かした先進的な研究を進めます。市内全校から募集し、5校を指定します。

所沢市学び創造アクティブPLUS推進委員会とは?

 所沢市教育委員会が委嘱及び指名した15名の委員で組織されています。教育に関する学識経験を有する者や市内小・中学校の校長、保護者会、地域、行政各課の代表等がいます。この委員会では、本市児童生徒の学力向上に関すること等について協議を行い、その内容を教育委員会事務局に報告します。

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お問い合わせ

所沢市 教育委員会学校教育部 学校教育課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟6階
電話:04-2998-9238
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