両界曼荼羅

更新日:2019年3月7日

 この曼荼羅は、ともに絹地で着色されており、縦約146センチメートル、横約98センチメートルあります。
 寺の記録によると、室町時代の永禄12年(1569年)に造られ、江戸時代の宝暦10年(1760年)と弘化3年(1846年)の2回、そして昭和32年(1957年)に3回目の表具修理が行われ、今日に至っていることがわかります。上部に煙による損傷が見られるほかは全体的に色調もよく、保存状態も極めて良好です。
 両界曼荼羅とは、金剛界こんごうかい曼荼羅と胎蔵界たいぞうかい曼荼羅の2幅1対からなり、真言密教の教理や世界観を大日如来を中心として幾何学的構図で表現したものです。常時、本堂内にかけられてきたため、古いもので今日に伝わるものは少なくなっています。
【指定年月日】昭和60年1月25日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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