不動明王三尊

更新日:2020年2月10日

 この仏画は縦86センチメートル、横32センチメートルあり、3幅1対になっています。
 通常、中央に不動明王をおき、向かって右に矜羯羅こんがら童子、左に制た迦せいたか童子を配します。南北朝時代の禅僧である妙沢みょうたくの筆といわれ、所沢市にある仏画の中で最古のものです。用紙は4枚ないし5枚の紙を継いであり、下絵として描かれたものと思われます。
 妙沢みょうたくは、臨済宗夢窓派の僧で、夢窓疎石に師事しました。幼少から画を好み、不動明王の仏画に巧みで、その画は「妙沢みょうたく不動」と称して珍重されました。
※「制た迦せいたか童子」の「た」は、表示できませんが「托」の「てへん」を「くちへん」に変えた文字です。

【指定年月日】昭和51年4月1日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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