並木地区

 並木の歴史は所沢飛行場と基地返還の歴史でもあります。
所沢飛行場は、日本で最初の飛行場として明治44年(1911年)に開設されました。昭和20年に米軍に接収されましたが、北側の一部は引揚者や飛行場の離職者によって開拓され、今の中新井、美原町、弥生町などになっています。
 昭和30年代の緑町公団の建設を契機に新所沢駅から住宅化の波が広がり、中新井にも高層マンションやニュータウンが建設されました。折から活発化した基地返還運動が実を結び、昭和46年にはようやく基地の6割が返還されました。跡地には公共施設や公園のほか、公団住宅も建てられています。

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