令和8年度からの水道料金・下水道使用料の改定を検討しています
更新日:2025年8月28日
将来にわたり安心して水道・下水道をご利用いただくために、料金改定を検討しています。
改定の理由は、令和8年度中に事業運営に必要な資金が不足する見込みとなったためです。
資金不足になると、老朽化した施設の更新・耐震化工事ができなくなり、水道管の破損や漏水などのリスクが高まります。
自主財源の確保にも努めていますが、それでも経営状況が厳しいため、改定に向けた検討を進めています。
改定の理由
事業運営費用の増大
埼玉県へ支払う費用の値上げ
所沢市では、水道水の9割を県から購入しており、汚水は県の処理場で処理しています。
埼玉県は、県水購入費用と汚水処理費用のそれぞれの値上げを発表し、これにより年間約7.5億円の費用が増加する見込みです。
施設維持費の増加
水道管などの施設の多くは、高度経済成長期に整備されたもので、現在更新の時期を迎えています。
迅速に施設の更新・耐震化を進める必要がありますが、物価高騰の影響もあり、費用が増大しています。
料金収入の減少
節水機器の普及により水の使用量が減少しており、料金収入が減少しています。
今後の人口減少を踏まえると、更に収入の減少は続く見込みです。
料金改定に向けた検討の状況
令和6年度より、知識経験者や関係団体の代表者、公募による市民委員等で構成される「所沢市上下水道事業運営審議会」にて、料金改定に向けた検討を重ねてきました。
令和7年5月22日には、審議会より水道料金・下水道使用料の改定は妥当である旨の答申を受理しました。今後は、この答申の内容を踏まえながら改定に向けて進めていきます。
答申書(所沢市水道事業経営計画改定について)(PDF:124KB)
答申書(下水道使用料のあり方について)(PDF:121KB)
他市との比較
所沢市は、県内他市と比較しても安い料金設定を維持してきました。
口径13ミリメートルで1月あたり10立方メートル使用した場合、現行の水道料金では安い方から7番目(令和6年4月1日時点)、現行の下水道使用料では安い方から7番目(令和5年4月1日時点)の金額となっています。
口径13mmで1月あたり10立方メートル使用した場合の水道料金
1月あたり10立方メートル使用した場合の下水道使用料
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お問い合わせ
所沢市 上下水道局 経営課
住所:〒359-1143 所沢市宮本町二丁目21番4号
電話:04‐2921‐1087
FAX:04‐2921‐1094
