学校給食での有機栽培された農産物の活用
更新日:2025年8月27日
学校給食での有機栽培された農産物の活用
令和7年度の取組
今年度の年間モデル校は、小手指小学校になりました。
今後、随時更新をしていきます!
年間モデル校での試験的導入
月2回程度の活用とともに、給食だよりでの紹介もしています。
農家さんと栄養教諭が協力し、形の変わった人参を展示して名前を募集したり、
ピーマンが育つ過程の種や苗を展示したり、子どもたちの食育につながる取組にも励んでいます。
令和6年度の取組
6月から9月にかけて、夏野菜を活用するモデル校6校での活用を行いました。
11月から翌年2月にかけては、「冬のとことこオーガニック大作戦」として、全小中学校での活用にも取り組みました。
また、1年間を通して活用する年間モデル校(南小学校)では、継続して月2回程度の提供を行いました。
学校給食での取組を発信中!「とことこオーガニック給食通信」
- 令和6年7月に開催した栄養士向けの研修会の様子です。有機栽培を行う農家を訪問した後、プロの料理人から調理法も学びました。
- 栄養士が人参の種まきをお手伝いしました。学校給食用の畑に看板も設置されました。
年間モデル校での試験的導入
月2回程度の活用とともに、「食べレター」という子どもたちが書いた給食お知らせでの紹介もしました。
また、農家さんと一緒に給食を食べる交流会も行いました。
とことこオーガニック
とことこオーガニックとは?
所沢市内において有機JAS認証を受けている農産物・加工食品もしくは、
環境保全型農業直接支払交付金の有機農業の取組対象となっている所沢市内の農地で収穫された農産物のことです。
注記:環境保全型農業直接支払交付金
化学的に合成された農薬や肥料の使用を5割低減する取組や、有機農業に取り組む農業者が活用できる交付金です。
この交付金における有機農業の取組の要件は、「国際水準の有機農業」をもとにしています。
有機農産物との違いは?
農林水産省では、有機農産物は「有機農産物の日本農林規格(JAS)」の基準に従って生産されたものを指すとしています。
国際的な有機農業の基準に適合した生産が行われていることを第三者機関が検査し、認証された事業者は、「有機JASマーク」を使用し、「有機農産物」「有機〇〇」「オーガニック○○」等と表示することができます。
よって、認証を受けていない農産物はこれらの表示を行うことはできないとされています。
しかしながら、この認証を取得・継続するための費用や、毎年度の更新手続などは、農業者の負担となっています。
そこで、「とことこオーガニック」として市独自の表記を試行的に行うことにより、有機農業の取組拡大を支援します。
有機食品の検査認証制度(農林水産省ホームページ)(外部サイト)
「国際水準の有機農業」とは?
有機農産物の日本農林規格(JAS)では、下記のような要件があります。
化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させると
ともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において、
- 周辺から使用禁止資材が飛来し又は流入しないように必要な措置を講じていること
- 播種又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しないこと
- 組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わないこと
など
注記:多年生の植物から収穫される農産物はその最初の収穫前3年以上、
それ以外の農産物は播種種又は植付け前2年以上、使用禁止資材を使用しないこととされています。
お問い合わせ
所沢市 産業経済部 農業振興課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 市役所別館
電話:04-2998-9158
FAX:04-2998-9162
