滝の城跡

更新日:2026年4月1日

柳瀬の城地区にある、遺構が良好に残されている城跡です。東川と柳瀬川の合流点に築かれており、本郭・二の郭・三の郭などから成る内郭とそれらを囲む外郭・出郭等で構成される平山城です。規模は、東西350m×南北200mほどで、台地の縁辺部を利用しているため城の南側は高さ約25mの急崖となっており、北側は三重の堀や土塁によって守られています。
15世紀後半に築城された可能性が高いのですが、当時の城主については特定できていません。以前は山内上杉氏の家臣である大石氏が築城したという説もありましたが、近年では、享徳の乱の中で扇谷上杉氏が古河公方に対抗して築城した江戸・河越の2城を結ぶ“つなぎの城”として、滝の城が整備・拡充されたという考え方も出てきています。なお、発掘調査では扇谷上杉氏と関連付けられる「ウズマキかわらけ」が出土しています。
また、外郭からは小田原北条氏と関係深い「畝堀」を確認したことから、外郭は後世に同氏によって拡張されたと推測されます。戦国時代には、多摩西部と北関東の諸城を結ぶ「伝えの城」として重要な役割を担っていたようですが、天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原征伐とともに落城し、以降は廃城となりました。
現在、城跡の主要部分は、城山神社の境内地となっています。
【指定年月日】大正14年3月31日
【所在地】所沢市城537番地ほか

折りを多用した中堀の写真
折りを多用した中堀

「滝の城跡」のご案内

所在地

所沢市城537番地ほか

交通アクセス

JR武蔵野線「東所沢駅」下車、徒歩約25分
西武池袋線/新宿線「所沢駅」東口から西武バス(志木駅南口行き)「城」下車、徒歩3分
ところワゴン本郷・坂ノ下ルート「東所沢病院」下車すぐ

この復元模型は、生涯学習推進センター3階「常設展示室」にてご覧いただけます。

『埼玉県指定史跡「滝の城跡」発掘調査概要』を発行しました!

昭和61年以降、計21回にわたり実施した発掘調査結果の要点をまとめた概要パンフレットを令和8年度末に発行しました。
主に文化財保護課、埋蔵文化財調査センターにて配布しておりますが、数に限りがございますので、同内容のファイルを以下からダウンロードしてご利用ください。

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お問い合わせ

所沢市 教育委員会教育総務部 埋蔵文化財調査センター
住所:〒359-1152 所沢市北野二丁目12番地の1
電話:04-2947-0012
FAX:04-2947-0048

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