岩崎簓獅子舞(いわさきささらししまい)

更新日:2019年10月16日

 所沢市ところざわし南西部なんせいぶ山口やまぐち岩崎地区いわさきちくでおこなわれている獅子舞ししまいは、今からおよそ400年前に、岩崎村をおさめていた宇佐美長元うさみながもとという人が、大坂城おおさかじょうでのいくさのかえりに京都きょうと獅子頭ししがしらを買って、獅子舞の先生を連れて、村の若いひとたちにおしえたと伝わっています。
 「ささら(簓)」というのは、竹などで作ったおとをだすどうぐで、「ささらっこ」とよばれるこどもたちが、左右さゆうの手にもってすりあわせて音をだします。
 この獅子舞にはものがたりがあって、さいしょは2ひきのおすの獅子がめすの獅子とあそんでいますが、めすの獅子をめぐっておすの獅子があらそい、さいごは3びきでなかよくおどってあそぶ、というものです。この獅子舞には、わるい病気びょうきをはらうちからがあるといわれていて、ささらっこがかぶっている花笠はながさについている「ヨシノバナ」は、よけのおまもりとされ、むかしは獅子舞のあとにもらってかえり、いえの入り口にさげたといいます。
 いまも岩崎地区の人びとにうけつがれている獅子舞は、所沢市の無形民俗文化財むけいみんぞくぶんかざい指定していされており、まいとし10がつだい2土曜日どようび瑞岩寺ずいがんじで行われています。
 また、瑞岩寺には、獅子舞を伝えたとされる宇佐美長元のおはかもあって、このおはかも所沢市の指定文化財していぶんかざいです。

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