学校でもない家でもない、子ども達の居場所があります『富岡ゴロ寝読書プロジェクト』

『富岡ゴロ寝読書プロジェクト』では、純粋に読書を目的とした参加も大歓迎ですが、「和室×本×遊び」を融合させた子ども達の居場所づくりを標榜しているため、主催者だけでなく、参加児童・生徒も含めて、一緒にリラックスできる楽しい空間を作り上げたいと考えております。
たとえば、参加児童・生徒に面白かった本の紹介を書いてもらったり、本のしおりを作ってもらったり、また図書館職員が読み聞かせを行ったり、子どものニーズに応じた遊びをしたりと、主催者だけでなく、参加児童・生徒も含めた協働によって、子ども達の居場所の創造ができればと考えております。

《対象者》富岡地区の小学生・中学生、その保護者（未就学児を連れての参加可）
《会場》富岡まちづくりセンター（公民館）和室
《開催日時》令和6年1月26日(金曜)、2月2日(金曜)、2月16日(金曜)、3月8日(金曜)、3月22日(金曜)
　　　　　午後3時から午後5時　※入退室自由　　※年間事業ですが、開催日時は3か月ごとに決定

《よくある質問》
Ｑ．この事業のきっかけは？
Ａ．地域課題への対応として、この事業を企画しました。地域課題として、富岡地区に子どもの遊び場が少ないと地域の方から伺っており、また令和4年版「所沢市民意識調査」でも同様のご意見をいただいておりました。
Ｑ．特に「読書」という要素を入れなくても、「居場所づくり」になるのでは？
Ａ．まちづくりセンターには、社会教育施設としての公民館機能があります。「子どもの居場所づくり」を考えた場合に、単に子どもが和室で遊べるスペースを提供するだけの「箱貸し事業」は、学びに乏しく想定しておりませんでした。連携する図書館も社会教育施設ですので、2つの社会教育施設が「子どもの居場所づくりのあり方」を考えた場合に、「読書」をキーワードにすることで、「まなぶ」要素が明確になる共通のメリットがありましたので、「読書」を特色としたものです。
Ｑ．「非営利活動法人みんなのひろば」との連携理由は？
Ａ．さらに非営利活動法人みんなのひろばと連携することによりまして、「和室×読書」という要素に「子どもの遊び支援」という3つの要素（和室×本（読書）×遊び）を融合させた事業展開が可能となります。※非営利活動法人みんなのひろばは、富岡公民館の登録団体です。
Ｑ．「3者連携」ということですが、それぞれの役割は？
Ａ．富岡まちづくりセンターは、主に会場提供及び活動支援を行います。活動支援とは、3者の連絡調整や参加者からの問い合わせ、今後進めていきたいボランティアの受け入れ調整など、「つどう・まなぶ・むすぶ」場としての役割を果たしていきます。所沢図書館富岡分館は、主に図書の貸出及び読み聞かせを行います。参加児童・生徒にゴロ寝しながら読む図書の貸出や、和室の一部で読み聞かせを行うなど、子ども達が読書に親しむ環境醸成を図っていきます。特定非営利活動法人みんなのひろばは、主に会場運営を行います。当法人が目的としている「育児に携わる親と子ども及び居場所を必要とする人々に対し、居場所づくり事業等の子育て支援を行う」事業として、会場運営等の支援を行います。※埼玉県に令和5年6月7日に設立認証された団体です。
Ｑ．本は図書館から借りるのか？本の貸出方法は？
Ａ．参加児童・生徒への本の貸出ですが、富岡分館から団体貸出を利用しまして、専用のワゴンを使用して100冊程度を和室に搬入して、展示・貸出する予定です。
Ｑ．どんな本を選ぶのか？
Ａ．本のセレクトは、図書館分館が行いますが、季節に合った絵本や読み物だけでなく、スポーツや工作、言葉遊び、植物、虫、動物などの生き物の本も含めて提供する予定です。乳幼児の参加の可能性もあるので、小さいお子さん向けの本も入れつつ、小学生から中学生まで幅広い年齢層の本を選書だけでなく、参加者からのリクエスト本も提供していく予定です。
Ｑ．会場のレイアウトは？
Ａ．現時点では、低いテーブルや座布団を出す予定ですが、子ども達が自由に読書などを楽しめる空間にしたいため、固定したレイアウトではなく、活動を見ながら逐次考えていく予定です。
Ｑ．富岡地区以外の子どもも参加できるのか？
Ａ．子ども達が自分で通える範囲を想定しており、また富岡地区における居場所づくりを目的としているため、富岡地区の児童・生徒を対象としておりますが、もちろん地区外であっても参加できます。