高齢期のお口の健康(オーラルフレイル予防)

更新日:2023年3月24日

歯や口の機能(口腔機能)を保つことは全身の健康を守ることにつながります。口腔機能が衰えると栄養をとりにくくなる、誤嚥性肺炎を起こしやすくなる、人と会うのがおっくうになるなどからフレイル(虚弱)を招きやすくなることがわかっています。「口腔ケア」で口の健康を守り、はつらつとした毎日を送りましょう。

こんなことはありませんか?(オーラルフレイルセルフチェック)

□硬い食べ物をたべなくなってきた
□食べた後も口に食べ物が残る
□歯が抜けたままのところがある
□いつも片方の歯でかんでいる
□食べ物が飲み込みにくくなった
□食事中にむせやすくなった

※ひとつでもチェックが入った方は注意が必要です。
オーラルフレイルは「口腔機能の衰え」のことで、始まりは些細な症状のため、見逃しやすく気が付きにくいという特徴があります。早めに気付き適切な対応をすることにより、回復が可能となります。

今日から口腔ケアを始めましょう!

1.毎食後、歯みがきをしましょう
  特に歯周病菌が繁殖しやすい歯と歯肉の境目、歯ブラシが届きにくい奥歯は特に丁寧にみがきましょう。
  歯間ブラシや糸ようじを併用するのがおすすめです。
  舌の上についた汚れ(舌苔)の清掃は口臭予防に効果的です。

2.歯を失ったらそのままにせず、義歯を入れましょう
  かむ力を低下させないことは、オーラルフレイルを予防し、全身の健康維持に効果があります。

3.義歯ははずして丁寧にみがくようにしましょう
  歯みがき剤は使わず、水を張った洗面器の上などで水を流しながらみがきます。
  クラスプ(留め金)の内側は汚れが付きやすいので、丁寧にみがきます。
  就寝前は、きれいに洗ったあとに専用のケースで一晩水に浸しておき、清潔を保ちます。

4.定期的な歯科検診を受けましょう
  かかりつけ歯科医院で歯石をとってもらったり、義歯や口の中の状態をチェックしてもらいましょう。

動画で見るオーラルフレイル予防

健口体操でお口の機能を維持しましょう

頬の体操

・口の中を空気でいっぱいに膨らませます。
・左右それぞれ順番に空気を送り込みます。

パタカラ体操

・「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することで、食べ物をのどの奥まで運ぶ筋肉を鍛えます。
・「パ」「パ」「パ」「タ」「タ」「タ」・・・と繰り返したり、「パ」「タ」「カ」「ラ」を繰り返したりなど
 工夫しましょう。
・歌の歌詞を「パ」「タ」「カ」「ラ」に変えて歌っても楽しくトレーニングができます。

外へ出て地域の活動に参加しましょう!

歯と口の健康を守り、外へ出て人と会話を楽しむことや、積極的に地域活動に参加することなどにより、心身の機能が保たれ、好循環が生まれるため、活動的に過ごすことが大切です。

お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健センター健康づくり支援課
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