やめられない?タバコの問題

更新日:2024年3月1日

タバコの健康被害

タバコには5,300種類以上の化学物質と、70種類以上の発がん物質が含まれ、様々な病気の要因になります。

  • がん

喫煙者は非喫煙者に比べ、肺がんで死亡するリスクが、男性では4.5倍、女性では2.3倍。男性の場合は、喉頭がんで死亡するリスクが32.5倍という結果が出ています。ほかにも様々ながんになりやすいのです。

  • 呼吸器疾患

よく咳ばらいをしている方は慢性気管支炎といわれる状態にあり、進行すると肺の組織を壊す慢性閉塞性肺疾患(COPD)になり、呼吸困難になります。

  • 動脈硬化(生活習慣病)

動脈硬化による虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、脳梗塞など重大な病気に繋がるリスクがあります。また胃や十二指腸潰瘍、歯周病になりやすく、妊娠中に喫煙すると流産、早産、新生児死亡などの確率が高いのです。

たばこの三大有害物質

ニコチン:やめたくてもやめられない強い依存性がある
タール:発がん性物質が含まれる
一酸化炭素:血液の流れを悪くして酸欠状態になる、息切れしやすくなる、疲れやすくなる

日常生活へのデメリット

1日1箱500円とすると、1か月なら1万5000円、1年間なら20万円近くもの経済的負担になります。喫煙することは、お金かけて病気になるようなものです。
また、1本吸うのに5分、1箱吸えば1時間以上の時間を取られ、外出時には喫煙場所を探す時間も取られます。趣味に当てる時間や家族との時間を奪われることになります。

受動喫煙の問題

非喫煙者が喫煙室にはいると、短時間のうちに目やのどの痛み、息苦しさ、動悸、めまい、頭痛、寒気などの症状が現れます。受動喫煙は、非喫煙者の肺がんや虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群に確実に関連しており、明らかな健康被害があることが分かっています。
妊婦や子どもへの影響も大きく、喘息、う歯(虫歯)、低出生体重、胎児発育遅延、中耳炎といった病気も、受動喫煙と関係があります。
※受動喫煙防止のため、2020年4月、健康増進法の一部を改正する法律が全面施行され、原則屋内禁煙となり基準を満たした喫煙室のみ喫煙可となりました。受動喫煙を防ぐことが国民の配慮義務とされています。

ニコチン依存テスト

からだに悪いことは分かっている、やめたい、けどやめられない
その状態は「ニコチン依存症」ではないですか?
タバコに含まれるニコチンは、一定以上摂取されないと、イライラや集中力低下など離脱症状があらわれ、吸うことで快楽を起こさせます。ニコチン依存症は薬物依存の一種とされ、本人の努力や我慢で禁煙することが非常に難しいのです。

新型タバコは本当に大丈夫?

「煙が出ない」「匂いが少ない」「健康への害が少ない」などと、加熱式非燃焼タバコ(新型タバコ)に切り替える人が急増しています。
新型タバコは販売されて間もないこともあり、長期的な健康への影響についての明確なデータはありません。しかし、新型たばこにも有害物質が含まれていること、喫煙者の呼気から受動喫煙が発生していることなどが報告されています。
日本ではニコチンを含むリキッドタイプの電子タバコは販売が禁止されているため、新型タバコは一般的に「加熱式タバコ」を指していることが多いです。

タバコに関する誤解

Q.換気扇の下やベランダで吸えば大丈夫?

A.タバコの煙は広範囲に漂い、受動喫煙は防げません。
 目に見えていないタバコの煙は半径7m以上広がり、換気扇の下で換気しきれなかった煙は室内に漂い、壁や家具に染み付きます。また喫煙者の呼気煙、髪や衣類などを介して周囲の人へ影響します。

Q.禁煙のために健康被害が少ない加熱式タバコに切り替えても大丈夫?

A.有害成分は含まれており、健康のためには完全な禁煙をお勧めします。
 加熱式タバコは従来の紙巻タバコに比べて満足感が得られにくく、深く吸ったり、本数が増えたりする傾向にあり、ニコチン依存症には逆効果になることがあります。

Q.加熱式タバコは煙が出ないから受動喫煙は起こらない?

A.喫煙者の呼気煙(はき出した息)や衣類に付着した有害物質から受動喫煙が起こります。
 加熱式タバコは煙や匂いが少ないですが、目に見えていない呼気煙などから周囲に影響を与えています。

禁煙しよう

禁煙のコツ

  1. 禁煙開始日を決める

カレンダーに印をつけたり、周囲に禁煙宣言したりすると禁煙開始への意欲が高まります。

  1. 吸いたい気持ちへの対処法を考える

禁煙開始後2~3日をピークに吸いたい強い欲求やイライラなどの離脱症状が現れ、10~14日頃には概ね消失します。たばこの代わりに、顔を洗う、歯磨きをする、ガムを噛む、飲み物を飲むなど、気分がスッキリする方法を考えておきましょう。

  1. 禁煙外来を活用しましょう

ニコチン依存症は病気です。禁煙外来では、禁断症状を和らげる飲み薬やニコチンパッチのような禁煙補助薬を処方してもらえるほか、医療スタッフによるサポートがあり、無理なく禁煙成功につながります。
自力で禁煙した場合に比べて4~6倍も禁煙成功率が高く、治療終了時点で7~8割の人が禁煙に成功しています。
保険適応の禁煙治療用アプリ及びCOチェッカーや、民間の禁煙サポートアプリもあります。自分に合ったサポーターを見つけ、喫煙者自身、周囲の健康的な生活のため、禁煙を目指しましょう。

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