特定外来生物のアライグマにご注意ください

更新日:2022年5月26日

アライグマとは

アライグマは北アメリカ原産の動物で、ペットとして輸入され飼育されていたものが、逃げたり、捨てられたりして野生化したものが、国内各地で急増して問題となっており、特定外来生物に指定されております。
近年、市内でも出没するようになり、家屋への浸入や農作物の食害などの被害が発生しており、市では埼玉県や近隣市町村と協力し、防除を行っております。
見かけた場合は、生活環境課(04-2998-9370)までご連絡ください。

アライグマの特徴

外見はタヌキに似ていますが、目の周りがはっきりと黒く、長くて縞模様のあるしっぽが特徴です。体調は40センチメートルから60センチメートルほど、体重は4キログラムから10キログラムほどの中型の哺乳類です。
前足・後足ともに5本指で木登りがうまいため、雨どいや柱などを伝い、家屋の屋根裏などへ侵入し住み着いてしまうことがあり、特に神社仏閣や物置、空き家等人気がない建物を中心に糞尿や騒音等の被害が発生しています。
また、雑食性で、カエルやネズミなどの小動物、魚やカメ、野鳥やそれらの卵、昆虫、野菜や果物、穀物、ペットの餌やお菓子まで食べてしまうなど幅広い食性を持っており、農作物や生態系への被害が報告されています。日本国内には天敵がおらず、繁殖力も高いため、日本各地で増加しています。
基本的には夜行性で、学習能力が高く、手先が器用で、力が強く、気性が荒いです。また、動物由来の感染症を持っている可能もあります。むやみに近づくと大変危険ですので、見かけた場合にはご注意ください。

アライグマ画像
目の周りの黒い部分としっぽの縞模様が特徴

アライグマ画像
グレーや茶など毛色には個体差がある

被害を防ぐには

家屋への浸入を防ぐには、庭木を剪定し、屋根等にのぼれなくすること、軒下や床下の浸入口を塞ぐこと。
農作物への食害を防ぐには、電気柵を設置すること、野菜や果物を屋外に放置・廃棄しないこと。
池や水槽の魚・カメ等への被害を防ぐには、水面を金網等で覆うこと。
などの対策が有効とされております。
基本的には住処と餌を求めていますので、空き家の手入れをすること、ごみ集積所の管理をきちんと行うこと、庭の果樹や家庭菜園等をきちんと収穫することなども対策の一つとなります。

アライグマ以外(タヌキ・ハクビシン)の対応について

タヌキやハクビシン、アナグマ等は昔から生息している野生動物であり、市では防除を行っておりません。アライグマへの対策が有効となる場合が多いので、参考にしてください。

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お問い合わせ

所沢市 環境クリーン部 生活環境課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9370
FAX:04-2998-9195

a9370@city.tokorozawa.lg.jp

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