地下水調査結果(PFOS及びPFOA)
更新日:2025年12月15日
PFOS・PFOAとは
有機フッ素化合物のうち、PFOSはペルフルオロオクタンスルホン酸、PFOAはペルフルオロオクタン酸のことです。
撥水性、撥油性、熱・化学的安定性等から、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤、金属メッキ処理剤、半導体用反射防止剤などに使用されてきました。
現在は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性があることから、国際的に廃絶等の対策が採られています。日本ではPFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止しています。
埼玉県測定計画及び所沢市測定計画に基づく地下水調査結果
市では令和3年度からPFOS及びPFOAの調査を行っています。
- 令和6年度は超過ありません。(1地点調査)
- 令和5年度は超過ありません。(2地点調査)
- 令和4年度は超過ありません。(2地点調査)
- 令和3年度は超過ありません。(2地点調査)
【令和7年10月】最終処分場稼働開始前の地下水におけるPFOS及びPFOAの指針値超過について
概要
「所沢市第2一般廃棄物最終処分場(やなせみどりの丘)」において、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、埋立開始前に埋立地周縁の地下水水質検査(27項目及びダイオキシン類)に加え、自主的な検査として有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)についての水質検査を令和7年9月に実施いたしました。
法定の検査項目(27項目及びダイオキシン類)についてはいずれも基準値内の結果となりました。
一方で、有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)についても自主的に地下水水質検査を実施したところ、検査した5箇所のうち3箇所で、国が定める指針値(PFOS及びPFOAの合算値として50ng/L以下)を超える数値が検出されました。
所沢市第2一般廃棄物採取処分場における埋立開始前の水質検査結果について
令和7年9月の水質検査結果概要については、一般廃棄物最終処分場整備室のホームページをご覧ください。
井戸の飲用について
所沢市第2一般廃棄物最終処分場(やなせみどりの丘)周辺の方は、念のため井戸水の飲用はお控えください。
なお、所沢市の水道水において、暫定目標値を超える有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)は検出されておりません。
【令和7年12月】追加の地下水水質検査結果について
追加の検査を行った結果、周辺井戸5地点のうち1地点で指針値の超過を確認しました。
(表1参照)
超過した井戸は飲み水には利用されていませんので、健康への影響はありません。
| 測定地点番号 | 採水地点 | 井戸区分 | PFOS+PFOA |
指針値 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 所沢市坂之下 | 深井戸 | 0.3未満 | 50以下 |
| 2 | 所沢市坂之下 | 深井戸 | 9.4 | 50以下 |
| 3 | 新座市中野 | 浅井戸 | 10 | 50以下 |
| 4 | 新座市南永井 | 浅井戸 | 10 | 50以下 |
| 5 | 所沢市坂之下 | 浅井戸 | 51 | 50以下 |
測定地点は、すべて所沢市第2一般廃棄物最終処分場周辺から概ね500m以内になります。
今後の対応方針
地下水の継続的な監視調査を実施していきます。
関連リンク
有機フッ素化合物(PFAS)について(環境省ホームページ)(外部サイト)
お問い合わせ
所沢市 環境クリーン部 環境対策課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9230
FAX:04-2998-9195


