北野南二丁目里山保全地域

　本市では、平成26年1月30日付、所沢市告示第33号により、所沢市北野南二丁目地内の一部を「ふるさと所沢のみどりを守り育てる条例第10条」に基づく「里山保全地域」に指定しました。
　

北野南二丁目里山保全地域

約6.2ヘクタール

　狭山丘陵の東部に位置し、雑木林、畑、湿地といった豊かな自然環境が形成され、多くの動植物が生息・生育しています。
　また、長年の湧水等による浸食により、谷戸が形成され、低地には水田が復元されており、それを取り囲む雑木林や畑などが一体となった貴重な里山の原風景が残っています。

　本市では、第5次所沢市総合計画において、総合的に取り組む重点課題の一つとして、「環境に配慮したまちづくり」を掲げ、貴重な自然環境を次世代につなぐことを取り組み方針としています。
　また、平成23年9月に、みどりに関する総合的な計画である「所沢市みどりの基本計画」を策定し、その中で、この地区は、重点的に緑地の保全に配慮を加えるべき地区（保全配慮地区）の一つとして設定しています。
　こうしたことから、都市近郊に残された数少ない里山の原風景が残るこの区域について、みどりの保全とともに、様々な主体による適正な維持管理を進めることにより、みどりの質を高め、貴重な里山景観を将来に継承していくため、里山保全地域の指定をするものである。

　里山保全地域等、様々な緑地保全制度を検討・実施することにより、その担保性の向上を図るとともに、自然の生態系に配慮したみどりの保全に努めます。
　また、みどりの公開性を高め、多くの人との関わりにより適正な維持管理を進めます。

　里山保全地域内では、以下の行為をする場合、あらかじめ市長に届け出なければなりません。

• 建築物その他の工作物の新築、改築又は増築
• 宅地の造成、土地の開墾、土石の採取、鉱物の掘採その他の土地の形質の変更
• 木竹の伐採
• 水面の埋立て又は干拓
• 屋外における土石、廃棄物又は再生資源の堆積