「環境講演会」を開催しました
更新日:2026年2月24日
所沢市では市内11地区から選出された環境推進員が、健康で快適な潤いのある生活環境を作ることを目的に、行政と市民をつなぐ地域のリーダーとして、様々な活動をしています。今回も昨年に引き続き『人と地球の未来のために~次世代からの提言~』と題し、所沢市と所沢市環境推進員連絡協議会共催による環境講演会を開催しました。
概要
日時
令和8年2月8日(日曜)午後1時から午後3時30分
開場:午後0時30分
場所
所沢まちづくりセンターホール
主催
所沢市・所沢市環境推進員連絡協議会

プログラム
講演
テーマ 気候変動の時代に、私たちはどう生きるのか
杉山 範子 先生
東海学園大学 教育学部 教授
名古屋大学 大学院環境学研究科 特任教授
気候変動に取組む地方自治体の世界最大の連合「世界気候エネルギー首長誓約」の日本事務局長として活躍。



気候変動の現状
近年、世界各地で記録的な高温や豪雨・干ばつなどが相次いでおり、地球の平均気温は長期的に上昇しています。気温が上がると大気に含まれる水蒸気量が増え、強い雨が降りやすくなる一方、降らない地域では乾燥が深刻化するなど、極端な現象が起こりやすくなります。
科学的な情報
日本でも2023年、2024年、2025年が、統計開始以降、最も気温が高い3年間となりました。みなさんがそれを経験しています。1991年から2020年の30年間の平均値をゼロとした場合、年平均気温偏差が1.48℃も上昇しています。日本では、2025年に地球温暖化対策計画を閣議決定、2050年を目標として二酸化炭素排出量と植物の光合成等による二酸化炭素吸収量で「プラスマイナス0」とするネットゼロ(カーボンニュートラル)を目指す。
私たちにできること
国連広報センターの気候キャンペーン「1.5℃の約束」では、暮らしの中で取り組める行動が示されています。講演では、所沢市の皆さんが日頃から実践されている取組と重ねながら、次のような例を紹介しました。
1)省エネ(特にエアコンや冷蔵庫などの選び方・使い方)
2)移動手段を見直す(歩く・自転車・公共交通の活用など)
3)食と資源のムダを減らす(食品ロス削減等)
4)買い方・選び方を変える(長く使う/修理する/再生可能な選択肢を選ぶ)(→地域の電力会社「ところざわ未来電力」)
5)リユース・リペア・リサイクルを進める(→所沢市の「もったいない市」)
6)地域の取組に参加し、周囲と共有する
7)声を上げる(→選挙で投票する)
一緒に実践しましょう。
「緩和策」と「適応策」
気候変動対策には「緩和策」(温室効果ガスの排出を減らす対策)と「適応策」(すでに起きつつある影響に備える対策)の両方が必要です。特に「適応策」は、災害や熱中症など、地域ごとに違う弱点やリスクを把握し、それに備えていかなければいけません。皆さんも出来るところから確認してみてください。
地域からの取組
都市部では、アスファルトや建物、車、空調などの影響で気温が上がりやすいヒートアイランド現象が起こり、暑さが増幅されることがあります。暑さへの対策として、街路樹や緑地、日陰づくり、風の通り道の確保など、まちづくりの視点が重要です。ヨーロッパの都市では、人工排熱を減らす(Heat Detox)キャンペーンを展開しています。一例として、ドイツのマンハイムではまちづくりを工夫し、冷気を都市へ流せるような自然の力を利用したヒートアイランド現象対策を実施しています。所沢市でも地域の実情に合わせた工夫が求められます。
世界首長誓約/日本
「世界気候エネルギー首長誓約」は、気候変動対策を進める地方自治体の国際的な連合で、13,800超の自治体が参加しています。日本では、50の自治体が署名、持続可能なエネルギーの推進、国の温室効果ガスの削減目標以上の削減、気候変動の影響への適応の取組を進めています。所沢市は、取組状況を報告し、2021年に世界事務局からコンプライアントバッジを取得して維持しています。また、2026年2月に所沢市長(小野塚勝俊)世界首長誓約/日本運営委員会の運営委員長に就任し、活動を牽引していきます。
「気候変動の時代に、私たちはどう生きるのか」スライド(PDF:6,433KB)
次世代からの提言
登壇
所沢高校の生徒と卒業生が環境問題について自身の活動やその思いなどを発表しました。
県立所沢高校 秋山さん 渥美さん 佐渡屋さん 中野さん




発表概要
私たちは、ボランティアや国際交流、環境、被災地支援など幅広い活動をしています。活動を通して、皆で協力して取り組むと成果を出せることが分かりました。特に、環境問題は日常の小さな行動と深くつながっていることを実感しています。私たち若者は、環境問題を未来の誰かに任せるのではなく、今を生きる自分たちの課題として向き合う必要があります。 一人一人の小さな行動を大切にし、学びと行動を結びつけることで、環境を守る社会をつくっていきたいです。
所沢高校生徒の環境講演会発表スライド(PDF:9,249KB)
県立所沢高校卒業生 小林さん


発表概要
色々な場所で正しい地球環境の知識を身に付けるためのカードゲームを高校生時代に考案し、楽しみながら自然に環境を学べる活動を行っています。所沢市や日高市など自治体との協働による環境活動(イベント)をしたり、地方へ赴き環境に関わるワークショップに参加するなど様々な活動をしております。楽しさから始められる学び(カードゲーム等)として、色々な人との価値観を共有し、後世の若者(小中学校生徒)に活動を広げていきたいです。
講評


学生の発表を受けて、杉山先生が講評しました。
学生それぞれの発表に対するコメントに加え、LCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方(「モノを選ぶときは、作る・使う・捨てるまでを通して考える」)に触れながら)、「学び続けるというのは大事であり、学びのアップデートが必要」、「これから自分たちが作っていく未来の社会を今の大人と違う新しい価値観を持って社会の仕組みを変えてほしい」というお言葉をいただきました。
西武線沿線寄席
たすけ亭汨茗(たすけていこつめ)さん あつい家雑炊(あついやぞうすい)さん


最後に、西武線沿線寄席による環境をモチーフにした「落語」を披露していただきました。
当日の様子をYouTubeにアップしました!
当日の様子をまとめた動画をYouTubeに掲載しています。ぜひご覧ください。
動画は画像ををクリック!
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お問い合わせ
所沢市 環境クリーン部 生活環境課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9370
FAX:04-2998-9195



