エコ・モビリティのすすめ(環境にやさしい移動へ)

更新日:2020年2月28日

自動車は移動手段として大変便利です。しかし、環境に対しては、課題もあります。
これらの課題解決のために、環境にやさしい移動、すなわち「エコ・モビリティ」について考え、できることから実践しましょう。

自動車による環境上の課題

地球温暖化

地球温暖化の抑制は待ったなしの状況です。温室効果ガスの継続的な排出は、人々や生態系にとって深刻で広範囲にわたる、取り返しのつかない影響を生じる可能性があります。

【私たちの暮らしでは】

図1は、環境省のうちエコ診断事業(※1)の結果に基づく、一世帯当たりの項目別のCO2排出量になります。この図のとおり、私たちの暮らしから排出されるCO2のうち、自家用車からの排出が最も多く、約3割を占めています。自家用車からの排出削減に取り組むことは、暮らしから排出されるCO2を効果的に減らすことにつながります

※1 うちエコ診断とは、暮らしにおけるエネルギー使用量で診断し、気候・ライフスタイルに合わせた省エネ、省CO2対策を提言する、環境省による事業です。


図1 令和2年度うちエコ診断実施結果による世帯あたりCO2排出量と分野別排出量割合(※「令和2年度一般社団法人地球温暖化防止全国ネット事業報告書」より作図)

【所沢市域では】

所沢市域から排出される二酸化炭素(CO2)のうち、運輸部門からの排出量は、全体の3割を占めています。運輸部門のうち、94%が自動車から、残り6%が鉄道から排出されています。
従って、市域から見ても、地球温暖化防止のためには、自動車利用の削減や地球にやさしい交通手段の利用等が重要となっているのです。

ヒートアイランド現象

都市の中心部の温度が郊外に比べて島状に高くなる現象をヒートアイランド現象といい、高温化に伴い、熱中症の発症や、冷房に利用するエネルギー量の増加、短時間豪雨の発生などの影響があります。
また、この原因は、主に次の3つになります。
(1)人口排熱の増加
(2)地表面被膜の人口化
(3)都市形態の高密度化

上記の(1)の原因の一つに、車からの排熱があります。
車の利用を控えることは、ヒートアイランド現象の抑制につながります

大気汚染

ガソリン、軽油等が燃料の車からの排ガスには、窒素酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)等の大気汚染物質が含まれています。
ガソリン、軽油などの燃料の車の利用を控えることは、大気の環境の向上につながります

※所沢市の大気汚染の状況は、所沢市環境データブックに記載されています。

環境にやさしい移動をしましょう

・移動の際は、できるだけ鉄道やバスなどの公共交通機関を利用し、近距離の場合には、徒歩や自転車で移動にしましょう。(※所沢市では、現在シェアサイクルの実証実験を行っています。)
・車を使用する場合は、エコカー(電気自動車、プラグインハイブリッド車等)の利用や、相乗り等によって、省エネ化を図りましょう。
・車を運転する場合は、ふんわりアクセル、加速・減速の少ない運転などのエコドライブをしましょう。

<副次的な効果も期待できます>
・徒歩や自転車利用で、健康にもプラスになります。
・車の使用を控えた場合、市域の渋滞解消の一助になります。
・マイカー移動に比べ、自転車・徒歩、公共交通機関による移動は、所要時間の見通しがききやすいです。

ところバスもぜひ利用してください!

市では、地球温暖化や大気汚染の防止・抑制の取り組みの一環として、毎月22日を、マイカー利用を控える「エコ・モビリティの日」としています。毎月22日は、ところバス・ところワゴンの1回の乗車料を100円としていますので、ぜひご利用ください。

関連リンク

お問い合わせ

所沢市 環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9133
FAX:04-2998-9394

a9133@city.tokorozawa.lg.jp

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