てんかんについて

更新日:2023年9月12日

てんかんとはさまざまな原因によって起こる、てんかん発作を特徴とする慢性の脳の病気です。
生後1年未満の発症が多く、ほとんどの人が思春期までに発症すると言われます。
有病率はおよそ0.5~1%と言われますが、「てんかん」という言葉は知られていても、誤った情報も多く、一般の方には正確な情報はあまり知られていません。
ご本人やご家族は病気と向き合う以外に「誤った情報」や「偏見」に対して辛い思いをされています。

てんかん発作とは?

脳には150億個の神経細胞のネットワークがあり、電気信号のリレーが行われています。
脳神経回路のショートによって、コントロールを失った電流の流れが発作症状と言われています。
ショートした脳神経回路の場所によって発作症状が違います。

発作の分類

  意識を無くす 意識がある
けいれんがある 大発作
強直発作
複雑部分発作
ミオクロニ―発作
単純部分発作
けいれんがない 欠神発作
脱力発作
複雑部分発作
単純部分発作

それぞれの発作によって、発作時の様子や時間、処方薬の種類、対応方法が異なります。

発作の起こりやすい時間帯

リラックスしているとき※緊張しているときには起こりにくい。

入浴中※リラックスと体温の上昇がポイント

入眠時※浅い睡眠で生じやすい

起床前後で十分目覚めていないとき

発作は睡眠不足、疲労、発熱、飲酒、低血糖、生活環境の変化等や精神的ストレスや興奮のように精神的要因も発作のきっかけになることがあります

てんかんの治療

抗てんかん薬による薬物療法

  • 最も重要なことは、「てんかん」であることを正確に診断すること。抗てんかん薬の選択は発作型で決まります。
  • てんかんの患者さんのおよそ80%が薬物によって発作を完全にコントロールできます
  • 飲み忘れ、飲み過ぎに注意します。
  • 副作用のうち薬疹が疑われる場合はすぐに臨時受診しましょう。

外科治療

難治性症候性部分てんかんの場合などで行われます。

関連情報

てんかんに対する社会的理解の促進、てんかんに悩む人たちの社会援護活動、てんかん施策の充実をめざした調査研究や全国的な運動を展開しています。

お問い合わせ

所沢市保健センター健康管理課 こころの健康支援室
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1812
FAX:04-2995-1178

b9911812@city.tokorozawa.saitama.jp

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