第2一般廃棄物最終処分場(やなせみどりの丘)の整備について

更新日:2023年1月25日

計画図
(仮称)第2一般廃棄物最終処分場基本設計 パース案

所沢市では、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」のもと、廃棄物排出の抑制、適正な分別・保管・収集・運搬・再生・処分等の処理、生活環境の保全を目指すとともに、ごみ減量、リサイクルの推進等により、循環型社会の形成を進めています。
一方で、循環できない廃棄物については、最終処分場にて埋め立てを行うこととなりますが、所沢市では平成17年度以降最終処分場がなかったため、新たな一般廃棄物最終処分場を整備する必要がありました。新たな最終処分場の整備に向けて、平成11年度より建設予定地等について検討を開始し、令和5年度からは本格的な建設工事が始まります。
今後も引き続き、地元の皆様や土地所有者の皆様の理解を得ながら、安全で環境に配慮した施設の整備に向け事業を進めてまいります。

基本設計を策定しました

「(仮称)第2一般廃棄物最終処分場基本設計」を、平成31年3月に策定しました。
この基本設計では、平成29年3月に策定した「(仮称)第2一般廃棄物最終処分場基本計画」を基に、必要埋立容量の設定、施設配置計画の見直し、処分場各施設の基本検討及び構造検討を行いました。
また、施設整備を進める上で必要な手続きや準拠する基準等を、関係機関と協議、確認し、この基本設計に反映しています。
さらに、本処分場が地域に受け入れられ、安全・安心な最終処分場となるよう、

○周辺の豊かな自然環境と調和した施設とします。
○現況地形を活かし、みどり豊かな施設とします。
○信頼の高い技術による安全、安心な施設とします。

以上の3つの項目に配慮し、基本設計を策定しました。

最終処分場建設の必要性について

最終処分場とは

家庭などから出る一般廃棄物の大半は、焼却、または資源化されます。全ての廃棄物を循環、資源化することは難しく、焼却により発生した「灰(焼却残渣)」や破砕ごみ類等の「不燃残渣」の一部は、「埋め立て」により最終的に処理をされます。それら不要廃棄物を適切に貯留し、安定化を図る施設を最終処分場と言います。

所沢市における最終処分の方法

所沢市では、平成元年4月から所沢市北野一般廃棄物最終処分場(総面積約33,000平方メートル、埋立容量約204,000立方メートル)にて埋め立てを行ってきましたが、平成17年3月末で埋め立て終了となり、現在は、県営処分場(埼玉県環境整備センター)や民間処分場(山形県米沢市、群馬県草津町)に埋め立てをお願いしています。

最終処分場建設の必要性

上記の通り、現在は市外の最終処分場にて埋め立てをお願いし、関係自治体にご負担をかけている状況です。平成28年度の「一般廃棄物の排出及び処理状況等について」によると、一般廃棄物最終処分場の埋立残余年数の全国平均は、平成28年度末現在で20.5年とされており、このまま依存中心の埋め立てを行った場合、最終処分先の確保ができなくなる恐れがあります。
また、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」においては、一般廃棄物は市町村に処理責任があり、自分の区で排出したごみは自分の区で処理をする「自区内処理」が原則とされています。
これらのことから、長期にわたる安定した廃棄物の処理体系を構築するためにも、本市内における最終処分場の建設が必要とされています。

最終処分場建設に係るこれまでの経過

平成11年度実施の「所沢市一般廃棄物第2処分場施設整備基本構想策定基礎資料調査」による市内86か所の最終処分場建設候補地抽出をはじめとし、下記経過概要の通り、最終処分場建設について検討を重ねてきました。
平成22年度に、候補地選定において総合評価点が高かった「プロペラ北」を第一候補地とし、その後、平成26年度の政策会議で建設予定地として決定がなされました。

経過概要

年度

内容
平成11年度 「所沢市一般廃棄物第2処分場施設整備基本構想策定基礎資料調査」にて、市内86か所の候補地を抽出

平成13年度

「仮称所沢市第2一般廃棄物最終処分場基本構想等検討委員会」を設置。構成員は、市議会議員、学識経験者、各地区の代表者、公募市民等
平成15年度 検討委員会より、基本構想、候補地選定条件が市長へ提言される。
平成16から18年度 提言された選定条件を踏まえ、候補地選定調査を実施し、候補地86か所からの絞り込みを行う。
平成19年度

関係各課で組織した「所沢市仮称第二一般廃棄物最終処分場に関する庁内連絡会議」を設置。候補地を下記4か所に絞り込む。
・小手指ヶ原公園内  ・下富調整池西側
・卸売市場北側    ・プロペラ北側

平成20年度

「広報ところざわ」7月号にて、候補地の選定についてお知らせを行う。

平成22・23年度

候補地を2か所に絞り込み、さらに平成15年に提言された候補地選定条件を踏まえ比較評価を実施。その結果、「プロペラ北」を第一候補地とすることとした。

平成24年度から 地元説明会、意見交換会、個別訪問、先進地処分場視察等を実施。
平成26年度 政策会議にて、「プロペラ北」が建設予定地として決定される。
平成27年度 処分場の建設をお願いしている「南永井下組自治会」「坂之下自治会」の2自治会にて協議会が発足。
平成28年度 2自治会と建設に向けた覚書を締結。基本計画を策定。
平成29年度 測量、土地鑑定等を実施。
平成30年度 2自治会から処分場建設に伴う地元要望書が提出される。基本設計を策定。
令和元年度 PFI導入可能性調査、生活環境影響調査を実施。
令和2年度 搬出入道路に係る詳細設計等を実施。
令和3年度 設計及び建設を一括して行う事業者を選定。

第2一般廃棄物最終処分場の概要

位置図

場所…プロペラ北(南永井字井頭の一部、坂之下字大和田街道の一部)
敷地面積…約6.0ha
埋立容量…約130,000立方メートル
計画埋立対象物…焼却残渣、不燃残渣、資源ごみ残渣

最終処分場内の必要施設

建設予定地に配置する主な施設は以下の施設となります。 ※ページ上部のパース案参照
・埋立地(廃棄物を埋め立てる施設)
・浸出水処理施設(廃棄物から発生する浸出水を処理する施設)
・管理棟・会議室
・防災調整池(雨水を一時的に貯めて、放流量を調整する施設)
・搬入、管理道路(廃棄物運搬車両及び施設管理車両用道路)
・駐車場
・緑地等エリア

今後について

今後につきましては、令和5年度より本格的な建設工事を進めながら、並行して第2一般廃棄物最終処分場供用開始後の維持管理・運営事業者の検討を行ってまいります。

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お問い合わせ

所沢市 環境クリーン部 資源循環推進課 一般廃棄物最終処分場整備室
住所:〒359-0015 所沢市大字日比田895-1
電話:04-2998-5533
FAX:04-2998-5523

a9146@city.tokorozawa.lg.jp

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