大規模盛土造成地マップについて

更新日:2023年7月25日

阪神・淡路大震災や東日本大震災などの際に、谷や沢を埋めた造成宅地又は傾斜地盤上に腹付けした大規模な造成宅地において、盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動(滑動崩落かつどうほうらく)が生じ、造成宅地における崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しています。
このような被害を軽減し、造成宅地の耐震化を推進するため、所沢市では平成24年度から平成26年度にかけて市内全域を対象に調査を進め、大規模盛土造成地のおおむねの位置と範囲を示したマップを作成し、公表することとしました。なお、このマップは、市民の皆様の防災意識を高めて災害の未然防止や被害の軽減につなげていただくことを目的にしており、地震時に滑動崩落かつどうほうらくする箇所を示したものではありません。

大規模盛土造成地とは

大規模もりど造成地は谷埋め型、腹付け型に分けられます。谷埋め型はもりどの面積が3000平方メートル以上、腹付け型はもりどする前の地盤面の水平面に対する角度が20°以上で、かつ、もりどの高さが5m以上です。谷埋め型イメージ図と腹付け型イメージ図です。
出典 国土交通省

大規模盛土造成地が危険な理由

人が滑り台で滑るイメージと非常に似ています。人が滑り出そうとする力に対し、抵抗する力が大きい場合は止まっているが、背中を押す力が加わると滑り落ちてしまいます。人をもりど、背中を押す力を地震に置き換えて考えると、イメージしやすいです。さらに、地下水を含むと抵抗力が弱く、滑り台が濡れているときのように滑るため危険です。イメージ図です。

市民の皆様に出来る事

宅地の所有者、管理者または占有者の皆様に大規模もりど造成地を知ってもらい、防災意識を高めて頂くことが目的です。代表的な例を紹介します。近隣の擁へき状況を確認すれば、危険の早期発見につながります。チェック1、変形、亀裂、膨らみ。擁へきの強度が低下し、ど圧を抑えられなくなり、地震や豪雨によって壊れる可能性があります。イメージ図です。

チェック2、地下水、湧水跡、植生。地下水が存在する場所で、豪雨等により、地下水位が高くなると、ど圧に加えて水圧もかかるため、かつどう崩落が発生する可能性が高くなります。イメージ図です。このような被害はあらかじめ宅地の点検などを行って必要な対策をしておくことで、宅地への被害を防ぐことのできるものも多くあります。大切な我が家の宅地を守るために、市民の皆様ご自身で点検を実施しましょう。

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所沢市 街づくり計画部 開発指導課
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