武蔵野の落ち葉堆肥農法が世界農業遺産への認定申請承認
更新日:2022年11月8日
武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会 令和2年度世界農業遺産への認定申請に係る承認
武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会(川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町、JAいるま野、川越農林振興センターにより構成される協議会)は、本地域の伝統的農法である「武蔵野の落ち葉堆肥農法」について世界農業遺産にかかる承認申請を行いました。一次審査(書類審査)を通過し、二次審査を経て、世界農業遺産等専門家会議の評価結果を踏まえ『世界農業遺産への認定申請に係る承認』を得ました。
1)今までの歩み
・平成26年度 世界農業遺産承認申請
・平成28年度 世界農業遺産承認及び日本農業遺産への認定申請
・平成29年3月14日 日本農業遺産に認定
・平成30年度 世界農業遺産承認申請
・令和2年度 世界農業遺産承認申請、世界農業遺産への認定申請に係る承認
令和2年度世界農業遺産への認定申請に係る承認及び日本農業遺産の認定を行う地域の決定について(農林水産省ホームページ)(外部サイト)
2)今後について
今後武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会は、FAOによる世界農業遺産への認定を目指すとともに、日本における大都市近郊の農業遺産として、本地域の農法の発展・発信に努めてまいります。
武蔵野の落ち葉堆肥農法とは
武蔵野台地に位置する川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町は火山灰土に厚く覆われ作物が育ちにくい土地でしたが、江戸時代から多くの木を植えて平地林(ヤマ)として育て、木々の落ち葉を掃き集め、堆肥として畑に入れて土壌改良を行ってきました。
こうした360年にわたり続けられてきた伝統農法を「落ち葉堆肥農法」とよびます。この「落ち葉堆肥農法」は今も受け継がれ、それにより平地林は各市町全域にその面影を多く残し、育成・管理されて景観や生物の多様性を育むシステムが作られています。
世界農業遺産と日本農業遺産
世界農業遺産とは
世界農業遺産は、グローバル化、環境悪化、人口増加の影響により衰退の途にある伝統的な農業や文化、土地景観の保全と持続的な利用を図ることを目的に、国際連合食糧農業機関(FAO)が2002年に開始したプロジェクトです。
伝統的な農業や土地利用のみならず、生態系や土地景観、習慣、伝統文化など農業に関連する文化的な要素も含め、世界的に重要な農業地域を次世代へ継承していくことを目的とするもので、「過去の遺産」ではなく、様々な環境の変化に適応しながら進化し続ける「生きている遺産」と言われています。
日本農業遺産とは
多様な伝統的農林水産業が営まれている国内の地域の価値を評価し、認知度を高め、地域の活性化につなげるため農林水産省で平成28年度に創設されました。世界及び日本における重要性、並びに歴史的及び現代的重要性を有するものを農林水産大臣が認定する仕組です。
※世界農業遺産と日本農業遺産の詳細は、農林水産省のホームページ(外部サイト)をご覧ください。
賛助会員の申込み
武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会では、より多くの方に協議会の趣旨にご賛同のうえ、賛助会員として参加いただきたいと思っております。
今後の協議会による講演会やシンポジウムにご参加いただき、世界もしくは日本農業遺産認定後には「落ち葉堆肥農法」の維持に関するご意見・ご協力を賜りたくお願い申し上げます。なお、賛助会員としての費用負担はございません。
ご参加いただける方は、下記申込書より、FAXでお申し込みください。
申込先
武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会 事務局
所沢市役所 農業振興課(FAX:04-2998-9162)
落ち葉堆肥サポーターの募集について
「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会」では落ち葉掃きに参加してくださるサポーターを随時募集しております。
詳細は下記URLより協議会ホームページにてご確認ください。
http://giahs-musashino.jp/?p=479(外部サイト)
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お問い合わせ
所沢市 産業経済部 農業振興課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 市役所別館
電話:04-2998-9158
FAX:04-2998-9162
