星空を見上げてみよう

更新日:2022年9月28日

「星空を見上げてみよう」では、宇宙や星についてのコラムや、楽しく学べる講座などの情報発信をとおして市内で楽しめる星空の魅力をお伝えしていきます。
今年度は、新型コロナウイルスの感染症の影響により、例年7月に行っている「ところざわ星空フェスティバル」の開催は見合わせましたが、こんな時期だからこそ、おうちで星空を楽しんでいただければと思います。


※「ところざわ星空フェスティバル」とは市内の総合光学機器メーカーの株式会社ビクセンの協力のもと、星空や宇宙を身近に感じるための学習の場として、子供から大人まで幅広い世代の市民の方を対象としたイベントです。

宇宙と星の魅力~夜空を見上げてみよう~

広い宇宙を想像すると心が躍ります。でも、街の灯りがある都会では星はあまり見えないと思っていませんか?いいえ、そんなことはありません。窓を開けて目を凝らしてみると、少し街灯りがある所沢でも意外にたくさんの星を楽しむことができます。天気の良い日におうちで夜空を見上げてみませんか?

2022年の天体イベント

日程 天体イベント
2月13日 金星が最大光度:明の明星がひときわ明るく輝きます
4月~5月 明け方の東低空に5惑星(金星、火星、木星、土星、海王星)が集合
5月1日 金星と木星が接近:明け方の東低空
5月29日 火星と木星が接近:明け方の東低空
7月14日 本年最大の満月
7月21日 火星食:出たばかりの月に火星が隠されます。
8月13日 ペルセウス座流星群が極大
8月15日 土星が衝※
9月10日 中秋の名月:満月の日にあたります。
9月27日 木星が衝
11月8日 皆既月食&天王星食:皆既月食中の月に天王星が隠されます。
12月1日 火星が地球に最接近
12月8日 火星が衝
12月14日 ふたご座流星群が極大
12月22日 火星がアルデバランに接近


〇標記事項は、特別な記述がない限り、観測点を旧東京天文台(東京都港区麻布台)、観測時刻を観測点での現象時刻(日本標準時、UT+09h)として算出しております。
〇掲載内容は、天象計算時点での各種情報に基づいて算出しております。



※衝(しょう)とは
地球から見てその惑星が太陽とちょうど反対の方向にある状態のこと。(太陽-地球-惑星)ほぼ一晩中観察できることに加え、その惑星が最も地球に近づく日でもあります。ぜひこの日に惑星を観察してみましょう!



季節の星のおはなし

秋の星空

<秋の四辺形>
9月中旬であれば20時頃10月中旬では18時頃に、東の空から四角形が昇ってくるのを確認できます。この四角形は、「秋の四辺形」と呼ばれていて、翼を持つ天馬、ペガスス座の胴体を形作っています。また、他にも秋の夜空には、古代エチオピア王家の物語のひとつ、『英雄ペルセウスのアンドロメダ姫救出物語』の登場人物たちが星座となって空いっぱいに現れます。娘を自慢しすぎてしまった妃「カシオペヤ」、その夫「ケフェウス」、怪物の生贄にされてしまった妃の娘「アンドロメダ」、海の怪物「くじら」、そして英雄「ペルセウス」。ぜひそれぞれの星座を探しながら、秋の夜空を楽しんでみてください。


秋の四辺形 (C)Satoru Hirai

<11月8日「皆既月食」>
11月8日には、皆既月食が起こります。
月食とは、月が地球の影に入り、欠けたように見える現象のことをいいます。肉眼でも満月が徐々に欠けていく様子、元の丸い満月に戻っていく様子を観察することができます。
また今回は、月食の中でも、月の全体が本影(暗い影)にすっぽりと入り込むため、「皆既食」と呼ばれます。
月の全体が影に隠れた皆既食中は、満月の全体が”赤銅色”という赤黒い色に見えます。
ぜひ11月8日は、月の様子を眺めてみましょう!


月の様子 時刻
部分食の始め 18:08

皆既食の始め

19:16
皆既食の最大 19:59
皆既食の終わり 20:42
部分食の終わり 21:49

また、今回の皆既月食は、天王星が月に隠される「天王星食」も同時に起こることが特徴です。天王星食を肉眼で観察することはできませんが、天体望遠鏡や双眼鏡を使用すると、条件次第では見ることができるかもしれません。
天文ファン釘付けの天王星食。みなさまもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


11月8日 皆既月食

〇標記事項は、特別な記述がない限り、観測点を旧東京天文台(東京都港区麻布台)、観測時刻を観測点での現象時刻(日本標準時、UT+09h)として算出しております。
〇掲載内容は、天象計算時点での各種情報に基づいて算出しております。

冬の星空

<冬のダイヤモンド>
夏は大三角形、秋は四辺形をご紹介しました。そして、今回は冬の夜空に光り輝く「ダイヤモンド」をご紹介します。冬のダイヤモンドは、6つの1等星(A~F)を結んでできる六角形です。その美しい星の並びから「冬のダイヤモンド」と呼ばれています。冬の夜空は明るい星が多いため、街明かりがある地域でも多くの星が観察できます。色の違いや明るさの違いに注目して、楽しみながら探してみましょう!まずは、わかりやすいオリオン座から見つけるのがおすすめです。


  • A:ふたご座のポルックス。隣で白色に光る兄のカストルとは対照的に、オレンジ色に輝きます。
  • B:こいぬ座のプロキオン。白色やクリーム色に見えます。
  • C:おおいぬ座のシリウス。星座を作る星の中で最も明るい星です。
  • D:オリオン座のリゲル。青白い星で、ベテルギウス(三つ横に並んでいる星のさらに上にあるオレンジ色の星)との違いを見るのも楽しいです。
  • E:おうし座のアルデバラン。オレンジ色に光っていて、牡牛の眼が充血しているように見えるかも。
  • F:ぎょしゃ座のカペラ。黄色く輝いて見えます。

「プレアデス星団(すばる)」


冬に昇る星座にも、多くの神話があります。ふたご座には、兄カストルと弟ポルックスの兄弟の絆の神話があり、オリオン座には、夏に昇るさそり座との関係がわかる面白い神話があります。詳しい神話や、おうし座・おおいぬ座など他の星座の神話は、ぜひ図書館の本やインターネットで調べてみてください。そして暖かい服を着こんで、美しい冬の夜空を楽しみましょう。

澄んだ冬の夜空では、「すばる」の名で親しまれる「プレアデス星団」も見頃です。上でご紹介した「E:アルデバラン」があるおうし座の近くに、いくつかの星が密集している部分を観察できます。この星の集まりを「プレアデス星団」といいます。この星団にある星々はおよそ6000万年前に生まれましたが、宇宙のスケールでは生まれたばかりの若い星々です。肉眼で見えるのは6つと言われていますが、視力の良い人は6つ以上の星が見えるかもしれません。また、双眼鏡を使うとさらに多くの星を観察できます。家族みんなで何個の星が見えるか試してみるのもおすすめです。



プレデアス星団

春の星空

<春の大曲線>

明るくカラフルに冬の夜空を飾ってくれた星々が西の空に傾く頃、やさしく輝く春の星々がやってきます。今回はそんな春の星空をたどる目印となる「春の大曲線」をご紹介します。3月では夜遅くに、4月では20:00から21:00頃、だんだんと春の星座が空へと昇り始めます。北の空にあるひしゃくの形で有名な、「北斗七星」。その柄のカーブに沿って東から南に伸ばしていくと、オレンジ色の星「アルクトゥルス」、そして白い星「スピカ」を見つけることができます。この北斗七星からスピカを結ぶカーブを「春の大曲線」といいます。スピカはおとめ座をつくっている星の1つで、その美しい白色から「真珠星」とも呼ばれています。


春の大曲線

街明かりが明るいところでは少し見えづらいのですが、春の大曲線の西側にはしし座、かに座、ふたご座があります。また、アルクトゥルスの東側には小さくて愛らしい「かんむり座」も見えるかもしれません。夏や冬とはまた違う、やさしい春の星座をぜひお楽しみください。


<かに座とプレセぺ星団(M44)>
月明かりがない夜や、暗い場所へ行ったときには、ぜひ「かに座」を探してみましょう。春の大曲線のさらに西側に、しし座の一等星「レグルス」とふたご座の一等星「ポルックス」を見つけたら、その間をじっくりと観察します。雲のようにぼんやりとした光が見えてきたら、それはかに座をつくる「プレセぺ星団」という星の集団です。まるで、蟹が背負った甲羅のように見えるかもしれません。


かに座

この星団は、肉眼で見ると雲のようにぼんやりとしていますが、双眼鏡で覗いてみると細かな星々が観察できます。冬の星のおはなしでご紹介した「すばる(M45)」は、青白い星が多いのに対し、この「プレセぺ星団」では赤色、オレンジ色などの星々も見えるのが特徴です。また、この星団は、英語では「Beehive(ハチの巣)」と呼ばれています。他の国々で、星や星団がどのように呼ばれているのか調べてみるのも楽しいかもしれません。

夏の星空

<「夏の大三角」と夏の星座について>
夏の夜空を見上げると、街灯にも負けず、明るく輝く「ベガ」、「デネブ」、「アルタイル」と呼ばれる3つの星があります。これらを結ぶとできるのが「夏の大三角」です。
ちなみに、ベガとアルタイルは、それぞれ織姫星、彦星として、七夕の物語のモデルとなっています。
夏の夜空では、この大三角を目印に、星座を探していくのがおすすめです。例えば、デネブを尾と見立てて、大きな十字の形をつくる、「はくちょう座」や、ベガの近くで小さなひし形をつくる「こと座」など、夏の大三角の付近には多くの星座があります。また大三角から南西の方に目を向けると、赤い星「アンタレス」とS字形で有名な、「さそり座」も見つかることでしょう。
ぜひ星に関する本や図鑑、アプリを使って、夏の星座を探してみましょう!


<ペルセウス座流星群>
三大流星群のひとつであるペルセウス座流星群の、今年の極大(流星群が多く流れる時期)は、8月12日夜から13日の夜明け。極大日付近で夜空を眺めていると、流れ星を見つけられるかもしれません。
ただし、今年の極大日の夜空には満月近くの月があるため、できるだけ月明かりがない方向を向いたり、手で月を隠したりしながら観察するようにしましょう。


<見ごろの惑星>
今年の夏から秋にかけては、「土星」と「木星」が見ごろです。
土星は「やぎ座」の方向に、木星は「うお座」の方向にあり、どちらも明るく輝いているため、肉眼でもすぐに見つけられます。
土星8月15日木星9月27日に「衝」という、最も観察に適した日を迎えます。衝の前後3か月は、この見やすい時期が続くため、ぜひ夜空を見上げて、惑星を探してみましょう。
また、天体望遠鏡をお持ちの方は、この期間に土星の環や、木星の縞模様を観察してみましょう!

おうちでできる上手な星空観察のポイント

おうち時間に星空観察をしてみませんか?お家で簡単に星空を観察できるポイントをご紹介いたします!


星空観察をするときに用意すると便利なもの

・赤色LEDライト・星座早見盤(星座アプリ)・防寒具/虫よけ・コンパス・双眼鏡/天体望遠鏡・椅子やシート

星空観察のポイント

其の一、ベランダやお庭の方角を調べましょう

まずはご自身のベランダやお庭など、見上げる空の方角を調べましょう。自由に見渡すことが難しいおうちでの星空観察では、実際に空が見える方角を知ることが大切です。本格的にコンパスを使うのも良いですし、スマートフォンのアプリを使っても簡単に調べることができます。

其の二、暗闇に目を慣らしましょう

部屋の電気はもちろん、スマートフォンなどの明るい光をできるだけ避け、目を暗闇に慣らしていきましょう。だんだんと見える星が増えていきます。明かりが欲しいときには、目への刺激が少ない赤色ライト、または赤いセロファンをまいた懐中電灯を使用しましょう。

其の三、見たい星を探しましょう

星座早見盤や、専用アプリを用いて見たい星を探しましょう。其の一で調べた方角と照らし合わせて。都会でも見えやすい1~2等星の星々を目印に、握りこぶしを使って探していくと見つけやすいです。(星座などの大きさや場所を調べるときには距離ではなく角度を使います。また、握りこぶしの親指から小指までの角度が約10度といわれています。)



情報及び写真提供:株式会社ビクセン

市内の星空観察スポットの紹介

市内の星空観察スポットを紹介します。写真は過去の星空フェスティバルで行った天体写真展「所沢の星空」の優秀作品です。

星空観察スポットの紹介

航空記念公園

比良の丘


第4回 所沢市長賞「比良の丘の日周運動」中村一孝さん

本の中の星空

所沢図書館おすすめの星や宇宙についてのブックリストです。星空をより楽しむためにぜひ読んでみてください。ブックリストの本は所沢図書館でご利用いただけます。

星や宇宙のおすすめ本~秋のおすすめ本~

星や宇宙に関するおすすめの本などを紹介します

所沢図書館で星や宇宙に関する本を探してみましょう。

提供・協力

・情報及び写真の提供:株式会社ビクセン

上記ホームページから、より詳しい星空観察の情報をお調べいただくことができます。

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お問い合わせ

所沢市 教育委員会教育総務部 文化財保護課 ふるさと研究グループ
住所:〒359-0042 所沢市並木六丁目4番地の1
電話:04-2991-0308
FAX:04-2991-0309

b29910308@city.tokorozawa.lg.jp

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