星空を見上げてみよう

更新日:2023年5月31日

「星空を見上げてみよう」では、宇宙や星についてのコラムや、楽しく学べる講座などの情報発信をとおして市内で楽しめる星空の魅力をお伝えしていきます。



宇宙と星の魅力~夜空を見上げてみよう~

広い宇宙を想像すると心が躍ります。でも、街の灯りがある都会では星はあまり見えないと思っていませんか?いいえ、そんなことはありません。窓を開けて目を凝らしてみると、少し街灯りがある所沢でも意外にたくさんの星を楽しむことができます。天気の良い日におうちで夜空を見上げてみませんか?

2023年の天体イベント

日程 天体イベント
6月2日 火星がM44プレセぺ星団に接近
6月4日 金星が東方最大離角:宵の明星が観望好機です。
6月13日 金星がM44プレセぺ星団に接近
7月7日 金星が最大光度:宵の明星がひときわ輝く時期です。
8月13日 ペルセウス座流星群が極大
8月27日 土星が衝
8月31日 本年最近(最大)の満月
9月19日 金星が最大光度:明けの明星がひときわ輝く時期です。
9月21日 さそり座アンタレスの食
9月29日 中秋の名月
10月24日 金星が西方最大離角:明けの明星が観望好機です。
10月29日 部分月食
11月3日 木星が衝
12月15日 ふたご座流星群が極大


  • 標記事項は、特別な記述がない限り、観測点を旧東京天文台(東京都港区麻布台)、観測時刻を観測点での現象時刻(日本標準時、UT+09h)として算出しております。
  • 掲載内容は、天象計算時点での各種情報に基づいて算出しております。


衝(しょう)とは
地球から見てその惑星が太陽とちょうど反対の方向にある状態のこと。(太陽-地球-惑星)ほぼ一晩中観察できることに加え、その惑星が最も地球に近づく日でもあります。ぜひこの日に惑星を観察してみましょう!


季節の星のおはなし

夏の星空

<「夏の大三角」と夏の星座について>
夏の夜空を見上げると、街灯にも負けず明るく輝く「ベガ」、「デネブ」、「アルタイル」と呼ばれる3つの星があります。これらを結ぶとできるのが「夏の大三角」です。
ベガとアルタイルは、それぞれ織姫星、彦星として七夕物語のモデルとなっていることは、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
夏の夜空では、この大三角を目印に、星座を探していくのがおすすめです。例えば、デネブを尾と見立てて、大きな十字の形をつくる、「はくちょう座」や、ベガの近くで小さなひし形をつくる「こと座」など、夏の大三角の付近には多くの星座があります。また大三角から南西の方に目を向けると、赤い星「アンタレス」とS字形で有名な、「さそり座」も見つかることでしょう。
ぜひ星に関する本や図鑑、アプリを使って、夏の星座を探してみましょう!


<ペルセウス座流星群>
三大流星群のひとつであるペルセウス座流星群の今年の極大(流星群が最も活発になるとき)は、8月13日の午後5時頃
極大日付近の8月11日から14日頃は流れ星を見つけられるかもしれません。
特に14日の夜明け近くには、最も多くの流星が観察できると予想されています。
また今年は、月明りの影響も少ないため、かなりの好条件です。
シートに寝転がったりイスにゆったり座りながら、じっくりと流れ星を探してみましょう。


<見ごろの惑星>
今年の夏は「土星」が見ごろです。
7月下旬では午後10時以降8月下旬では午後8時頃以降に、黄色っぽく輝く土星を肉眼でも見つけることができるでしょう。
土星は、環(わ)のある姿が特徴的ですが、年々環の見え方が変化していることはご存じでしょうか?
土星の環は、おおよそ15年の周期で傾きが変わります。
2年後の2025年は、土星の環を真横から見る位置関係になるため、一時的に環が見えなくなります。
天体望遠鏡をお持ちの方は、年々変化する土星の姿を楽しむのもおすすめです。

秋の星空(2022年)

<秋の四辺形>
9月中旬であれば午後8時頃10月中旬では午後6時頃に、東の空から四角形が昇ってくるのを確認できます。この四角形は、「秋の四辺形」と呼ばれていて、翼を持つ天馬、ペガスス座の胴体を形作っています。また、他にも秋の夜空には、古代エチオピア王家の物語のひとつ、『英雄ペルセウスのアンドロメダ姫救出物語』の登場人物たちが星座となって空いっぱいに現れます。娘を自慢しすぎてしまった妃「カシオペヤ」、その夫「ケフェウス」、怪物の生贄にされてしまった妃の娘「アンドロメダ」、海の怪物「くじら」、そして英雄「ペルセウス」。ぜひそれぞれの星座を探しながら、秋の夜空を楽しんでみてください。


秋の四辺形 (C)Satoru Hirai

<11月8日「皆既月食」>
11月8日には、皆既月食が起こります。
月食とは、月が地球の影に入り、欠けたように見える現象のことをいいます。肉眼でも満月が徐々に欠けていく様子、元の丸い満月に戻っていく様子を観察することができます。
また今回は、月食の中でも、月の全体が本影(暗い影)にすっぽりと入り込むため、「皆既食」と呼ばれます。
月の全体が影に隠れた皆既食中は、満月の全体が”赤銅色”という赤黒い色に見えます。
ぜひ11月8日は、月の様子を眺めてみましょう!


月の様子 時刻
部分食の始め 午後6時8分

皆既食の始め

午後7時16分
皆既食の最大 午後7時59分
皆既食の終わり 午後8時42分
部分食の終わり 午後9時49分

また、今回の皆既月食は、天王星が月に隠される「天王星食」も同時に起こることが特徴です。天王星食を肉眼で観察することはできませんが、天体望遠鏡や双眼鏡を使用すると、条件次第では見ることができるかもしれません。
天文ファン釘付けの天王星食。みなさまもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


11月8日 皆既月食

  • 標記事項は、特別な記述がない限り、観測点を旧東京天文台(東京都港区麻布台)、観測時刻を観測点での現象時刻(日本標準時、UT+09h)として算出しております。
  • 掲載内容は、天象計算時点での各種情報に基づいて算出しております。

冬の星空(2022年)

<ふたご座流星群>
三大流星群のひとつ、ふたご座流星群が、12月4日から12月17日ごろにかけて見られます。極大(流星群が多く流れる時期)は12月14日。街明かりがない暗い場所では、1時間あたり45個程度の流れ星が見られると予想されています。流星群の観察には、天体望遠鏡や双眼鏡などは必要なく、ご自身の目で流れ星を探すのがおすすめです。イスに座ったり、シートに寝ころんだりして、のんびりと流れ星が現れるのを待ちましょう。なお、この日は、午後10頃から月が昇ってきます。月の明かりは、流れ星を見えづらくしてしまうので、月明かりを手で遮る、月に背を向けるなどして、月が視界に入らないように観察しましょう。



<冬のダイヤモンド>
冬は、明るい星が多く、星を見つけるのがとっても楽しい季節です。今回は、冬の夜空のなかでも特に目立つ「冬のダイヤモンド」についてご紹介します。冬のダイヤモンドは、6つの1等星(AからF)を結んでできる六角形で、その美しい星の並びから「冬のダイヤモンド」と呼ばれています。色の違いや明るさの違いに注目して、楽しみながら探してみましょう!まずは、わかりやすいオリオン座から見つけるのがおすすめです。

  • A:ふたご座のポルックス。隣で白色に光る兄のカストルとは対照的に、オレンジ色に輝きます。
  • B:こいぬ座のプロキオン。白色やクリーム色に見えます。
  • C:おおいぬ座のシリウス。星座を作る星の中で最も明るい星です。
  • D:オリオン座のリゲル。青白い星で、ベテルギウス(三つ横に並んでいる星のさらに上にあるオレンジ色の星)との違いを見るのも楽しいです。
  • E:おうし座のアルデバラン。オレンジ色に光っていて、牡牛の眼が充血しているように見えるかも。
  • F:ぎょしゃ座のカペラ。黄色く輝いて見えます。


冬に昇る星座にも、多くのお話があります。ふたご座には、兄カストルと弟ポルックスの兄弟の絆の話があり、オリオン座には、夏に昇るさそり座との関係がわかる面白い話があります。詳しいお話や、おうし座・おおいぬ座など他の星座の話は、ぜひ図書館の本やインターネットで調べてみてください。そして暖かい服を着こんで、美しい冬の夜空を楽しみましょう。



<プレアデス星団(すばる)>
澄んだ冬の夜空では、「すばる」の名で親しまれる「プレアデス星団」も見頃です。上でご紹介した「E:アルデバラン」があるおうし座の近くに、いくつかの星が密集している部分を観察できます。この星の集まりを「プレアデス星団」といいます。この星団にある星々はおよそ6000万年前に生まれましたが、宇宙のスケールでは生まれたばかりの若い星々です。肉眼で見えるのは6つと言われていますが、視力の良い人は6つ以上の星が見えるかもしれません。また、双眼鏡を使うとさらに多くの星を観察できます。家族みんなで何個の星が見えるか試してみるのもおすすめです。


プレデアス星団

春の星空

<春の大曲線>

明るくカラフルに冬の夜空を飾ってくれた星々が西の空に傾く頃、やさしく輝く春の星々がやってきます。今回はそんな春の星空をたどる目印となる「春の大曲線」をご紹介します。3月では夜遅くに、4月では午後8時から9時頃、だんだんと春の星座が空へと昇り始めます。北の空にあるひしゃくの形で有名な、「北斗七星」。その柄のカーブに沿って東から南に伸ばしていくと、オレンジ色の星「アルクトゥルス」、そして白い星「スピカ」を見つけることができます。この北斗七星からスピカを結ぶカーブを「春の大曲線」といいます。スピカはおとめ座をつくっている星の1つで、その美しい白色から「真珠星」とも呼ばれています。


春の大曲線

街明かりが明るいところでは少し見えづらいのですが、春の大曲線の西側にはしし座、かに座、ふたご座があります。また、アルクトゥルスの東側には小さくて愛らしい「かんむり座」も見えるかもしれません。夏や冬とはまた違う、やさしい春の星座をぜひお楽しみください。


<かに座とプレセぺ星団(M44)>
月明かりがない夜や、暗い場所へ行ったときには、ぜひ「かに座」を探してみましょう。春の大曲線のさらに西側に、しし座の一等星「レグルス」とふたご座の一等星「ポルックス」を見つけたら、その間をじっくりと観察します。雲のようにぼんやりとした光が見えてきたら、それはかに座をつくる「プレセぺ星団」という星の集団です。まるで、蟹が背負った甲羅のように見えるかもしれません。


かに座

この星団は、肉眼で見ると雲のようにぼんやりとしていますが、双眼鏡で覗いてみると細かな星々が観察できます。冬の星のおはなしでご紹介した「すばる(M45)」は、青白い星が多いのに対し、この「プレセぺ星団」では赤色、オレンジ色などの星々も見えるのが特徴です。また、この星団は、英語では「Beehive(ハチの巣)」と呼ばれています。他の国々で、星や星団がどのように呼ばれているのか調べてみるのも楽しいかもしれません。

おうちでできる上手な星空観察のポイント

おうち時間に星空観察をしてみませんか?お家で簡単に星空を観察できるポイントをご紹介いたします!


星空観察をするときに用意すると便利なもの

赤色LEDライト、星座早見盤(星座アプリ)、防寒具/虫よけ、コンパス、双眼鏡/天体望遠鏡、椅子やシート

星空観察のポイント

其の一、ベランダやお庭の方角を調べましょう

まずはご自身のベランダやお庭など、見上げる空の方角を調べましょう。自由に見渡すことが難しいおうちでの星空観察では、実際に空が見える方角を知ることが大切です。本格的にコンパスを使うのも良いですし、スマートフォンのアプリを使っても簡単に調べることができます。

其の二、暗闇に目を慣らしましょう

部屋の電気はもちろん、スマートフォンなどの明るい光をできるだけ避け、目を暗闇に慣らしていきましょう。だんだんと見える星が増えていきます。明かりが欲しいときには、目への刺激が少ない赤色ライト、または赤いセロファンをまいた懐中電灯を使用しましょう。

其の三、見たい星を探しましょう

星座早見盤や、専用アプリを用いて見たい星を探しましょう。其の一で調べた方角と照らし合わせて。都会でも見えやすい1~2等星の星々を目印に、握りこぶしを使って探していくと見つけやすいです。(星座などの大きさや場所を調べるときには距離ではなく角度を使います。また、握りこぶしの親指から小指までの角度が約10度といわれています。)



情報及び写真提供:株式会社ビクセン

市内の星空観察スポットの紹介

市内の星空観察スポットを紹介します。写真は過去の星空フェスティバルで行った天体写真展「所沢の星空」の優秀作品です。

星空観察スポットの紹介

航空記念公園

比良の丘


第4回 所沢市長賞「比良の丘の日周運動」中村一孝さん

本の中の星空

所沢図書館おすすめの星や宇宙についてのブックリストです。星空をより楽しむためにぜひ読んでみてください。ブックリストの本は所沢図書館でご利用いただけます。

星や宇宙のおすすめ本~夏のおすすめ本~

星や宇宙に関するおすすめの本などを紹介します

所沢図書館で星や宇宙に関する本を探してみましょう。

提供・協力

・情報及び写真の提供:株式会社ビクセン

上記ホームページから、より詳しい星空観察の情報をお調べいただくことができます。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

所沢市 教育委員会教育総務部 文化財保護課 ふるさと研究グループ
住所:〒359-0042 所沢市並木六丁目4番地の1
電話:04-2991-0308
FAX:04-2991-0309

b29910308@city.tokorozawa.lg.jp

本文ここまで