橋りょうの維持管理

所沢市では、平成26年3月に策定した橋梁長寿命化修繕計画において、橋長15ｍ以上の橋梁や緊急輸送道路に位置づけられている橋梁などの主要な橋梁35橋について、また、令和2年3月に行った計画見直し後からは、橋長15m未満の橋梁を含めた184橋について、予防保全の考え方に基づき定期点検や維持修繕を実施してきました。

所沢市が管理する184橋には、2022年度（令和4年度）時点で建設後50年を経過している橋梁もあり、20年後には所沢市が管理する橋梁全体のうち約8割が建設後50年を超えるものとなり、橋梁の老朽化は更に進んでいきます。これらの橋梁に対して適切な補修を行わず、損傷が顕在化した場合、大規模修繕や架け替えを行うための莫大な費用が発生することや、交通に大きな影響が生じることなどが予想されます。

そのため、本計画改定では、令和2年度に策定した橋梁長寿命化修繕計画を基に、道路ネットワークの安全性と信頼性の確保や維持管理費の縮減、および修繕費用の平準化を図ることに加え、新技術の活用検討及び費用の縮減に関する方針策定を目的に、「所沢市橋梁長寿命化修繕計画」の改定を行いました。