「所沢市マチごとエコタウン推進計画(第3期所沢市環境基本計画)中間改定版」(2024~2028年度)

更新日:2024年4月12日

 本市では、2019(平成31)年3月に「所沢市マチごとエコタウン推進計画(第3期所沢市環境基本計画)」を策定し、環境保全に関する施策・事業を総合的・計画的に推進してきました。2023(令和5)年度はこの計画の中間年度にあたることから、2024(令和6)年3月に、「所沢市マチごとエコタウン推進計画(第3期所沢市環境基本計画)中間改定版」を策定しました。

環境基本計画とは

 所沢市環境基本計画とは、所沢市環境基本条例第9条第1項に基づき、環境保全に関する目標や施策の基本的方向などを明らかにし、同条例の基本理念を実現するため、総合的かつ計画的に施策の推進を図るものです。
 「所沢市マチごとエコタウン推進計画(第3期所沢市環境基本計画)」では、どのような環境・社会を目指し、どのような施策を進めていくべきかを中・長期的視点に立って示し、実施すべき施策・推進体制等を定めています。

計画の構成

 「所沢市マチごとエコタウン推進計画(第3期所沢市環境基本計画)中間改定版」は、基本理念や将来像などの基本的事項や中長期的な方針をまとめた「基本計画」と、脱炭素社会の実現に向けた方針や施策をまとめた「所沢市脱炭素ロードマップ」からなります。

計画の関係

【基本理念】

1.持続可能な環境づくり

 今日、私たちが営み続けられているのは、先代の人々が自然とともに暮らす知恵と技を伝承してきたからにほかなりません。私たちも未来の世代に継承していくため、エネルギー、みどり、資源などを大切にしていきます。

2.共生を実現する環境づくり

 私たち人間は、大気や水といった自然環境や多くの動植物と共存しています。また、同時に、思いやりや助け合いなど人との絆を大切にしながら多くの人間とも共存しています。
 所沢市は、”人と人”、”人と自然”との絆を大切にする環境を目指します。

3.市民協働による環境づくり

 子どもから大人まで、市民一人ひとりが地球や地域の環境を守ることを自覚し、力を合わせて環境づくりを推進していきます。

【将来像】  ”人と人”、”人と自然”との絆で、子どもたちの未来を紡ぐ エコタウン所沢

  • ”人と人”

私たちは震災を機に、互いを思いやり、助け合う「絆」の大切さを実感しました。この思いを忘れずに、所沢に住み、集う”人と人”が一体となった絆で未来を紡ぐマチを目指します。

  • ”人と自然”

狭山丘陵に代表される本市の豊かな自然は、人と自然が調和した暮らしの中で形作られてきた原風景といえます。この原風景を守り、将来に引き継いでいくため、”人と自然”との関係を紡ぎ直し、自然と共生した社会を目指します。

  • 子どもたちの未来を紡ぐ

自然に対して負担をかけ続けてきたライフスタイルを今一度見つめ直し、次代を担う子どもたちに「善きふるさと所沢」を引き継いでいきます。

  • エコタウン

環境・経済・社会的課題の同時解決を図り、環境に配慮した持続可能な社会の構築に取り組んでいきます。

所沢市気候変動適応計画(基本計画に内包)

 気候変動対策には、気候変動による人間社会や自然への影響を回避するために、温室効果ガスの排出を削減し、気候変動を極力抑制する緩和策と、緩和策を最大限実施しても避けられない気候変動の影響に対して、その被害を軽減しよりよい生活ができるようにしていく適応策があります。
 所沢市気候変動適応計画は、「気候変動適応法」第12条に基づき、所沢市の気候変動適応に関する取り組みを定めています。

所沢市環境教育等に関する行動計画(基本計画に内包)

 私たちが地球に存在する生物やその他の環境等との調和を図りつつ、持続可能な社会を目指すためには、一人ひとりが環境保全に主体的に関わる必要があります。
 そこで、本市の豊かな自然を生かしながら、基本計画に掲げる施策を抽出・体系化し、「所沢市環境教育等に関する行動計画」を策定します。

環境保全活動、環境保全の意欲の増進(主な取り組み)

  • リユースやリサイクルに関する体験講習会等を開催し、市民の「もったいないの心」を醸成します。
  • 環境推進員を中心に、地域の環境美化活動やリサイクル活動等を推進します。
  • 幼少期から環境意識を高めるため小学生用副読本等の教材を作成します。

環境教育の推進(主な取り組み)

  • 小・中学校において、学校ファーム・ビオトープ・学習林等の活用により、環境教育を推進します。
  • 「地球にやさしい学校の手引き」を作成し、学校での環境保全・創出の取り組みを推進します。
  • 市職員の環境保全・創出に関する意識の向上を図るため、職員研修を実施します。

協働取り組みの推進(主な取り組み)

  • 町中における憩いの場などを創出するため、「みどりのパートナー(緑化団体)」の活動を推進します。
  • 市民との協働により、河川の保全活動や清掃活動等を行い、水辺環境を保全します。

所沢市脱炭素ロードマップ

 「所沢市脱炭素ロードマップ」は、基本計画で示す施策のうち、2050年のゼロカーボンシティ実現を見据え、脱炭素化の方針や実施すべき取り組みをまとめた計画です。
 当計画では、「省エネの推進」「再エネの推進」「みどりの保全・創出」「協働、学習、行動変容関連」の4つの柱で、下図の削減イメージ図のように、ゼロカーボンシティの実現を目指していきます。また、取組の推進を通じて、脱炭素の実現のみならず、「レジリエントで、安心安全な地域社会」「エネルギーの地産地消による活力ある地域社会」の実現を図ります。

2050年までの削減イメージ

所沢市地球温暖化対策実行計画

 地球規模で深刻な問題となっている地球温暖化に対して、地域から温室効果ガスの排出量の削減を推進するためには、地域の特性を考慮した取組みが必要となります。
 そこで、本市の地球温暖化対策を具体的に推進するために、「所沢市地球温暖化対策実行計画」を環境基本計画に内包し、より実効的な取組みを市民・事業者との協働により推進し、市全域から排出される温室効果ガス排出量の削減を図っていきます。

区域施策編

 市民生活や事業活動等、市域における温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みです。
【削減目標】

  • 短期目標:2030年度までに2013年度比で51.0%削減

  155.2万t-CO2(2013年度) ⇒ 76万t-CO2(2030年度)

  • 長期目標:2050年度までに二酸化炭素排出量実質ゼロ

事務事業編

 市の事務及び事業における温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みです。
【削減目標】 

  • 短期目標:2030年度までに2013年度比で78.6%削減

  約3.2万t-CO2(2013年度) ⇒ 約0.7万t-CO2(2030年度)

  • 長期目標:2050年度までに二酸化炭素排出量実質ゼロ

計画のダウンロードはこちら

基本計画

所沢市脱炭素ロードマップ

概要版

過去の環境の構想、計画

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

所沢市 環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9133
FAX:04-2998-9394

a9133@city.tokorozawa.lg.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから