所沢市有形文化財に1件の新指定(5月2日発表)

更新日:2023年5月2日

概要

令和5年4月25日、所沢市有形文化財として、新たに「木造千手観音及び両脇侍像」(彫刻)を指定しました。「木造千手観音及び両脇侍像」は、製作年代は3躯とも平安時代と推定され、所沢市域では最古級の仏像であり、平安時代の地方的な三尊像として埼玉県内でも貴重な仏像です。

木造千手観音立像(秘仏本尊)


金乗院本堂(観音堂)の秘仏本尊として伝来。後世の補修等が見られるが、様式表現等に藤原彫刻の特徴が認められ、造像時期は平安時代後半、12世紀代の製作と推定される(非公開のため写真はありません)。

木造毘沙門天立像(右脇侍像)

秘仏本尊の右脇侍像。厨子入り。様式・形制に藤原彫刻の特色がよく表れており、平安時代後期、12世紀頃の製作と推定される。

木造不動明王立像(左脇侍像)

秘仏本尊の左脇侍像。厨子入り。様式・形制に藤原彫刻の特色がよく表れており、平安時代後期、12世紀頃の製作と推定される。

なお、木造千手観音立像(秘仏本尊)については33年に一度の公開という秘仏であるため非公開となります。所蔵する山口観音金乗院(所沢市上山口2203番地)では、平成29年(2017年)4月29日から5月1日の3日間にご開帳を行っています。
今回の指定により、所沢市指定文化財の総数は計93件となります。
木造千手観音及び両脇侍像の紹介ページ

問い合わせ

教育総務部文化財保護課
電話 04-2991-0308 

本文ここまで

サブナビゲーションここから