新生児・乳幼児の検査等に関する情報

更新日:2016年8月23日

先天性代謝異常等検査

埼玉県では、生まれてまもないすべての赤ちゃんを対象に、先天性の病気を早期に発見するための検査「先天性代謝異常等検査」を行っております。
これまで、6つの病気を対象に検査を実施していましたが、平成24年10月1日から、より多くの病気を一度に検査できる「タンデムマス法」を導入しています。これまで発見できなかった病気を検査し、早期発見することで、19の病気を治療につなげることができるようになりました。
詳しくは、埼玉県ホームページをご覧ください。

新生児聴覚スクリーニング検査

生まれてまもない赤ちゃんを対象に行う「耳のきこえ」の検査です。
「きこえ」の障害を早く見つけ、適切な指導を受けることで、赤ちゃんの能力を十分に発揮させ、ことばの発達を促すことができます。
ことばの発達には個人差がありますので、ご不明な点があれば、保健センターまたはかかりつけの病院へご相談ください。
詳しくは、埼玉県ホームページやリーフレット(PDF)をご覧ください。

乳幼児突然死症候群(SIDS)

乳幼児突然死症候群は、それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう病気です。(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)
原因は分かっていませんが、以下のポイントに注意することで、発症の可能性を低くすることがこれまでの研究で明らかになっています。
ただし、これらはいずれも直接の原因ではありません。必要以上に不安にならず、日頃の子育てを再確認しながら、おおらかな気持ちで子育てをしましょう。

1.うつぶせ寝は避けましょう
うつぶせ寝があおむけ寝に比べて、SIDSの発症率が高いという研究結果が出ています。
医学上の理由で必要なとき以外は、赤ちゃんの顔が見えるように、あおむけに寝かせるようにしましょう。

2.たばこはやめましょう
両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合よりSIDS発症率が約4.7倍高くなるというデータがあります。
妊婦自身が禁煙することはもちろん、妊婦や乳児の近くでの喫煙も避けるよう、身近な人の協力を求めましょう。

3.できるだけ母乳で育てましょう
母乳で育てられている乳児は、人工乳の乳児と比べSIDSの発症率が低いと報告されています。
人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、できるだけ母乳を与えるようにしましょう。

詳しくは、厚生労働省ホームページまたはリーフレットをご覧ください。

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)

赤ちゃんは揺さぶられると、頭が重たくて首の筋肉が弱いために、頭を自分の力で支えることができません。
そのため、激しく揺さぶられると、脳が衝撃を受けやすく、脳の損傷による重大な障害(※1)を負うことや、場合によっては命を落とすことがあります。
これを、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS=Shaken Baby Syndrome)といいます。
※1:言語障害、学習障害、視力障害等

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の症状
赤ちゃんが激しく揺さぶられると、脳細胞が破壊され、脳は低酸素状態となります。その結果、次のような症状が現れます。
・元気がなくなる、機嫌が悪くなる
・傾眠傾向
・嘔吐
・けいれん
・意識障害(呼んでも応えない)
・昏睡(強く刺激しても目を覚まさない状態)

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)を防ぐために
・無理に泣きやませようと激しく揺さぶらないでください
・泣き声が周囲に聞こえないようにと赤ちゃんの口をふさがないでください
・赤ちゃんのお世話をする全ての人に揺さぶりの危険性を知ってもらいましょう

揺さぶられてしまったら・・・
赤ちゃんが激しく揺さぶられたのではないかと思ったら、できるだけ早く病院へ連れて行くか、かかりつけの病院へ相談しましょう。

赤ちゃんの泣きの特徴・対処法
これまでの研究の中で、子育ての仕方によらず生後1~2か月に泣きのピークがあることがわかりました。
そのときは、何をやっても泣きやまないことが多いこともわかっています。
また、色々と試しても泣きやまないときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、その場を離れて、自分がリラックスしましょう。少ししたら、戻って赤ちゃんの様子を確認しましょう。
ご不安なことなどは、保健センターへご相談ください。

詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。

お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健センター健康づくり支援課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1813
FAX:04-2995-1178

b9911813@city.tokorozawa.lg.jp

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