朝鮮式銅鐘

更新日:2015年2月19日

 この銅鐘は、総高86センチメートル、口径54.5センチメートルあり、乳頭は64個、撞座は2個あります。
 伝説によると、霊亀2年(716年)に高麗国の王辰爾が武蔵国に移住の折、自国から持参したもの、あるいは隣接する大鐘おおがね(現在の所沢市上山口の一部)の地で土中から掘り起こされたものと伝えられています。しかし、その作風や形からみると、朝鮮から渡来したものではなく、江戸時代の中期頃、わが国で鋳造されたものと推察されます。
 表面には、「許由巣父の図」と「郭巨金釜を得る図」の中国故事を画題とした図が配されています。鐘の表面に図柄を配する例は、日本の梵鐘では類例も少なく、また仏像彫刻ではなく、中国故事などの画題的図柄を配した例としても貴重です。
【指定年月日】昭和47年11月4日
【所在地】所沢市上山口2203番地(金乗院)

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所在地

所沢市上山口2203番地

交通アクセス

西武狭山線/山口線「西武球場前」駅下車 徒歩約7分

お問い合わせ

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