東の上遺跡

更新日:2019年10月16日

 東の上あずまのうえ遺跡は、狭山丘陵を南に望む柳瀬川左岸の武蔵野台地縁辺に立地し、面積は約30万平方メートルを擁します。これまでの発掘調査によって、縄文時代から中世・近世にかけて各時代の遺構が検出されていますが、とりわけ奈良・平安時代には大規模な集落が営まれており、入間地区でも屈指と言われています。
 特に南陵中学校の校庭から検出された幅約12メートルの道路跡は、古代国家の幹線道路「東山道武蔵路とうさんどうむさしみち」として埼玉県内で初めて確認されました。また、墨書土器や漆紙文書うるしがみもんじょ、炭化した大量の米、帯金具や馬具などを出土していることから、役所の働きをする集落であったと推測されます。
 出土遺物は、所沢市立埋蔵文化財調査センターに展示及び収蔵されています。
【指定年月日】平成21年4月1日
【所在地】所沢市久米1470番地の1

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