妙善院五輪塔

更新日:2019年3月7日

 妙善院五輪塔は、安山岩製で高さ117センチメートル、地輪と火輪は高く重量感があり、空・風輪は大きく全体にバランスがとれ、鎌倉時代から南北朝時代にかけての特色をよく残しています。各輪の四方には梵字が陰刻されており、一番下の地輪には梵字の右に「嘉暦四年三月二日」、左に「了存順寂六十二才」と刻まれています。これは、嘉暦4年(1329年)に了存という僧侶が62歳で亡くなったことを示しています。
 五輪塔は、平安時代末頃からつくられた供養塔または墓塔であり、仏教の五大思想の教えによる宇宙観を表したものといわれます。宇宙を構成する五つの元素である、空・風・火・水・地を表し、各部は上から空輪(宝珠形)・風輪(半球形)・火輪(三角形)・水輪(球形)・地輪(方形)と呼ばれています。
【指定年月日】平成11年3月19日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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