「クビアカツヤカミキリ」にご注意ください。
更新日:2025年11月4日
平成25年に埼玉県で初めて「クビアカツヤカミキリ(別名クロジャコウカミキリ)」が発見されて以降、埼玉県北部や東部の
複数の地域において発見が相次いでおります。
クビアカツヤカミキリは、老樹や衰弱したサクラ等に寄生して樹木を弱らせ、落枝や倒木等の被害を引き起こすということで
平成27年3月に環境省及び農林水産省が作成した「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」に総合対策
外来種として記載されておりましたが、平成30年1月15日より環境省において特定外来生物に指定されました。
これを受け埼玉県では被害防止の手引きを作成し、「クビアカツヤカミキリ被害防止作戦」を開始しました。
埼玉県内で既に被害が確認されており、今後も被害の拡大が予想されます。
所沢市では令和7年9月に初めて被害が確認されました。
クビアカツヤカミキリの幼虫に浸食されたサクラやモモ・スモモ・ウメなどのバラ科樹木は、枯死や倒木等被害の危険があります。
生態
成虫の体長は2.5~4センチメートルで、体全体は光沢のある黒色で胸部(首部)が明赤色。成虫の寿命は1ヶ月程度で、
越冬はしません。
幼虫は、樹木内で生木を摂食してフラス(糞と木くずが混ざったもの)を排出しながら2から3年かけてサナギに成長します。
このフラスが寄生の目印となります。サナギは6月から8月にかけて成虫に羽化して樹木外に出ます。
画像提供:埼玉県環境科学国際センター

クビアカツヤカミキリ成虫
クビアカツヤカミキリの被害が疑われる樹木を発見した場合
クビアカツヤカミキリの成虫やクビアカツヤカミキリが寄生していると思われる樹木を発見した場合は、
可能な範囲で写真等の記録をとり、生活環境課までご連絡ください。
また、成虫を捕獲した場合には、その場で処分をお願いします。
画像提供:埼玉県環境科学国際センター

フラス

桜の根元に散乱したフラス
関連リンク
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お問い合わせ
所沢市 環境クリーン部 生活環境課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9370
FAX:04-2998-9195


