高齢者の皆さまへ~フレイルと感染症予防について~
更新日:2025年10月24日
冬場に気をつけたい感染症
フレイルだとインフルエンザになりやすい!?
2023年日本老年学会的評価研究(JAGES)の調査結果によるとフレイル状態の方は、健康的な高齢者に比べ、インフルエンザに1.4倍かかりやすく、3.2倍重症化しやすいと言われています。そのため、冬場の健康管理には、インフルエンザ予防にプラスして、フレイル予防と改善も重要となります。
感染症予防のポイント

基本的な感染症対策は、インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も同じです。
5つのポイントを参考に日常生活の中で感染症予防を心掛けましょう。
- 人ごみをさける
- マスクを着用する
- 手あらいうがいをする
- 加湿と換気を上手におこなう
(湿度は50~60%を目安にして時々窓を開けて換気をしましょう)
- 予防接種を受ける
(免疫ができるまでに約2週間かかるため、早めの接種がおすすめです)
予防接種についてはコチラ
厚生労働省:高齢者のインフルエンザワクチンリーフレット(PDF:593KB)
フレイルをご存知ですか?
フレイルとは

医療用語である「Frailty(フレイルティ)」が語源の日本語訳です。
年齢とともに体やこころのはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態を指し、そのまま放置すると、要介護状態となる可能性があります。
しかし、フレイルであることを早めに気づいて適切な取り組みをすれば、フレイルの進行を防ぎ、元の状態にもどることが期待できます。
フレイル予防の5つのポイント!
ポイント1 食事の摂り方を工夫しましょう

高齢期は体の変化により、低栄養状態になりやすいと言われています。
健康長寿につながる効果的な食事の摂り方を4つご紹介します。
- 1日3食食べる
- エネルギー源とたんぱく質を意識してとる
- こまめに水分補給
- いろいろな食品をバランスよく食べる
レシピや配食サービスについてはコチラ
ポイント2 お口の健康を保ちましょう

口の体操
年齢を重ねると、「食べ物がかみづらい」「飲み込みにくい」など歯や口のトラブルが起こりやすくなります。口腔機能の衰えは健康への悪影響を招き、フレイルにつながりやすくなります。
- 食べる力・飲み込む力を保つために、口の体操を習慣にする
(ちょっとした体操で舌・唇・のどが鍛えられます)
- 毎食後、寝る前に歯磨きを(義歯・舌の清掃も忘れずに)
- かかりつけ歯科医をもち、定期的に歯と口の健康をチェックする
歯科衛生士による「歯と口の健康づくり」はコチラ
ポイント3 体を動かしましょう

日頃から体を動かす習慣づくりが大切です。まずは続けられることを見つけましょう。
「ペットボトルが開けにくくなった」「青信号の間に横断歩道が渡れなくなった」など思い当たる方は、筋力低下の可能性があります。
筋肉量を維持させ、「転ばないからだづくり」をすることで、骨折予防にもつながります。
- 歩くなど1日40分以上、体を動かましょう。週に3回以上を目安に
- 筋肉量や筋力の維持のために、筋力トレーニングを週に2~3日実施しましょう。
ウォーキングや筋トレ・体操についての情報はコチラ
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ポイント4 人と交流しましょう
外出の機会が多く、人づきあいが豊かな人はいくつになっても若々しさを保ちます。
- 買い物や散歩などこまめに外出する用事をつくりましょう。
- 近所の知り合いや趣味が一緒の仲間などを見つけましょう。
- ボランティアなどに参加して、自分の役割をもちましょう。
自宅近くの交流の場や助け合い活動の情報はコチラ
ポイント5 健康診査を受診しましょう

年に1回の健康診査を受診することで健康の保持増進につながります。
市内の協力医療機関で、令和8年2月28日までに受診してください。
また、日頃からかかりつけ医に相談することで健診や持病の治療、予防接種などの健康管理がしやすくなります。
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お問い合わせ
所沢市 健康推進部 国民健康保険課 後期高齢者医療担当
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 低層棟1階
電話:04-2998-9218
FAX:04-2998-9061


