山口城跡出土木製塔婆

更新日:2022年10月1日

山口城跡出土木製塔婆について

山口城跡出土木製塔婆やまぐちじょうあとしゅつどもくせいとうば」は、埼玉県指定記念物(旧跡)である「山口城跡」の第8次発掘調査において、第1号堀跡から出土した2点の塔婆です。木製塔婆1は全長208.3センチメートル、厚さ最大5.4センチメートルで、木製塔婆2は、全長184.9センチメートル、厚さ最大4.8センチメートルあります。いずれもスギの自然木の上端部を山形二条の塔形状に、中央部の表面を平坦に、下端部は円錐状に尖らせる加工を施しています。平面部に一部墨痕はあったものの、文字は確認できません。
時代が特定できる出土資料であり、中世の塔婆資料としては、石造塔婆が主流を占める中で類例が少ない木製塔婆として貴重な資料です。
【指定年月日】令和4年5月2日
【所在地】所沢市北野二丁目12番地の1(所沢市立埋蔵文化財調査センター)
令和4年8月1日から8月31日に所沢市立埋蔵文化財調査センターでの特別公開をいたしました。

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