住宅都市所沢へ

更新日:2022年12月21日

『ところざわ歴史物語』
138から139ページ(5章7節「公団の進出」)/148ページ(5章付図 市域の主要な開発事業)に掲載

住宅都市所沢へ

現在の所沢市は、首都圏近郊に位置する住宅都市として発展を続けています。
しかし市制が施行されたばかりの時期には、工場の誘致や農業振興などを基盤とする「生産都市」や、狭山湖や周辺の狭山自然公園を核とする「観光都市」を考えたこともありました。

住宅都市としての方向性を決定付けたのは、日本住宅公団(当時)による北所沢駅(当時・昭和34年に「新所沢」と改称)周辺の開発です。
新所沢地区では、最初に開発された現在の緑町を中心に住宅は周囲へと広がっていき、榎町、向陽町、松葉町など新しい街が次々に生まれます。
新駅を核としたこのような新しい街の建設は、後の小手指駅(北野土地区画整理事業)や東所沢駅(東所沢土地区画整理事業)などでも実施されました。

一方で、住宅開発の波は椿峰や松が丘など狭山丘陵の一端へも達し、これらは自然保護や環境を見つめ直すきっかけともなりました。住宅都市所沢には、街の利便性だけにとらわれることのない、成熟した街づくりの視点が求められています。

もうすこしくわしく

『所沢市史 下』588ページから 6編2章「高度成長下の所沢」
『所沢市史研究 第19号』95ページ 「所沢再発見その2 ところざわ地名散歩(上)」新所沢地区・新所沢東地区

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