令和7年12月号 今池翔大さん(さいたまブロンコス所属)
更新日:2025年11月26日
プロフィール

さいたまブロンコス所属 今池翔大さん
今池 翔大さん
(市内出身)
市内出身の今池さん。大学時代は航空記念公園のバスケコートでシュート練習をしたり、狭山湖でランニングをよくしていたそう。
現在は、練習のない日はサウナや銭湯、映画館などで1人の時間をつくりリラックスするよう心がけている。
一生懸命やるから落ち込む。だから強くなる。
プロバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」に所属し、ゲームの司令塔であるPG(ポイントガード)として活躍。正確なボールさばきと冷静な判断力、ときには自ら攻め込み得点を奪いに行くスタイルでチームに貢献するのが、プロバスケットプレーヤーの今池翔大選手だ。
小学生時代は家族の影響で野球を楽しんだり、休み時間は友だちとバスケやサッカーを楽しんだりと、とにかく体を動かすことが大好きだったという今池さん。特にバスケが一番楽しく、小学3年生のころに小手指のミニバスクラブに入部し、バスケにのめり込んでいった。
ある日のこと。ブロンコスの選手が市内の小学校を回りバスケを教えてくれるバスケ教室が開かれた。プロのバスケ選手と触れ合ったことで、「いつか俺もプロになってみたいな」と、そんな淡い夢を持ち始めた。
中学生になると、抜群のセンスでめきめきと頭角を現す。次第に「もっと上を目指したい」と思うようになり、卒業後は毎日片道2時間をかけ、神奈川県内にあるバスケ強豪校に通うことを決断した。
そしてこの決断が、今池さんのターニングポイントとなる。
強豪校なだけあって、個々のレベルが中学とは各段に違い、さっそく壁にぶつかる。思い通りのプレーができない。パスが通らない。モヤモヤしたまま家に着くのは夜10時過ぎで、その日のプレーの振り返りもできないまま、朝6時の電車に乗る毎日の繰り返し。順調だったバスケ人生だが、初めて挫折を味わった。
しかし、絶対に諦めなかった。往復4時間かけて通学することに対して優しく背中を押してくれた家族のため、毎朝自分よりも早く起きてお弁当を作ってくれる母のため、必死に食らいつき、見事スタメンでの試合出場を果たした。
「もし近場の高校を選んで、挫折することもなく、試合にも勝ってバスケに満足していたら、今の自分はいなかった。厳しい道を選んで悔しい日々があったから今がある」と今池さんは言う。
大学でもバスケで活躍し、卒業後は憧れだったさいたまブロンコスの練習に毎日参加させてもらえるようになった。そして2024年11月、さいたまブロンコスへの入団が決まった。
今後の目標を聞くと「まずは今年のリーグチャンピオンになること。もう一つの目標は、所沢で出歩けなくなるくらい有名になって、所沢と言えば今池翔大!みたいになれたら嬉しいです。ちなみにライバルは同じ観光大使の春日さんです!」と、冗談を交えながらも、熱い思いを語ってくれた。
今シーズンの所沢市での試合は残すところ来年1月と2月のあと2回。所沢市出身のプロバスケ選手今池翔大さんを、市全体で応援しましょう! (取材:関)
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