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令和2年3月号 若山 巌さん(令和2年「宮中歌会始」入選者)

更新日:2020年2月25日

プロフィール

若山 巌さん

(中富在住/農業)

中富で江戸時代から続く農家の8代目。
20年ほど前から短歌を作るようになり、昨年は、短歌の雑誌で年間ベスト20作品の上位にも。
令和2年の「宮中歌会始」で、国内外から1万6千以上の応募作品の中で10人の入選者に選ばれ、皇居の「歌会始の儀」に招待された。

毎朝の一首から 「宮中歌会始」の入選歌に

令和最初の華やかなお正月気分が残る1月16日、皇居宮殿の「松の間」にて。
天皇皇后両陛下をはじめ皇族方と向き合い座に着く10人の入選者の中、若山 巌さんは、緊張で震えながら自分の短歌が詠み上げられるのを待っていた。

百アールの 田圃アートの出来映えを
眺望するに 櫓を組みぬ

松の間の高い天井に、若山さんの作品を披露する披講所役の声が響いた。

宮中歌会始は、例年お題として漢字一文字が指定される。
令和2年のお題は「望」。国内外から集まった1万6千を超える作品から選ばれた入選者は、わずか10人。
若山さんはその1人となったのだ。
選歌(入選作)の作者として「宮中歌会始の儀」に招かれた若山さん。
当日は天皇皇后両陛下や選者との懇談の機会もあり、天皇陛下とは、農家で野菜を作っている話などをすることができたという。「夢のような一日でした」。その日を振り返る若山さんの口元がほころぶ。

中富で8代続く農家の生まれ。
15歳の時に亡くなった父親の後を継いで、何の迷いもなく農業に就いた。
40代のある日。金融機関の窓口の順番を待つ間、待合ロビーにあった雑誌の川柳の募集記事に目が留まった。
軽い気持ちで応募した作品が入選。
これを励みに文芸の道へ。
当初は川柳を詠んでいたが、短歌の方が性に合って、ここ20年ほどは短歌1本。
毎朝1首、歌を作ることが生活の一部になっている。
「ことばを探す過程が、苦しいけれど楽しいんです」と、魅力を語る。「若い人たちにも気楽に親しんでもらえたらいいですね」
今回の入選歌は、8月のある日、目にした越谷の田んぼアートを伝える新聞記事から生まれた。
人々の思いが込められた田んぼアートと、それを見晴らす人たちの心境。若山さんの中でイメージが膨らんでいった。
「若い頃に、庭の柿の木に登って畑を見渡したときの気持ちを思い出しました」
完成した歌の出だし、「百アールの」は、実は何回も推敲してこだわった部分。
歌の冒頭から、具体的なスケール感や独特のリズムを生み出している。
選者からもこの部分を高く評価する選評をもらったという。

「出不精で、人前に出るのは苦手」という若山さん。
農業の仕事を愛し、作る歌も農にまつわる題材が多い。
「これからも、マイペースに長く歌を詠み続けていきたい。それが一番の願いです」
と控えめな笑顔を見せた。
暖かくなり、農作業が本格的に始まるこれからの季節。
中富に広がる若山さんの畑では、時折手を休めて、その朝の歌を静かに推敲する姿が、この春もきっと見られることだろう。
(取材:加賀谷)

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